【学生の人数】1人【面接官の人数】3人【面接官の肩書】人事部役職なし/技術職役職あり2人【面接の雰囲気】web面談だった。厳しくはないが和やかでもなかった。人事部の方がにこやかに進行してくれてスムーズだった。【研究内容について(スライドA4、8枚要提出)】人工知能を用いた絵画の視覚特徴についての研究をしています。絵画において、新しい流派が生まれるとき、既存の流派との変化は一部分で全てが大きく変わることはないという仮説を検証するためです。 具体的な研究内容としては、画像識別ネットワーク「VGGNet」を用いて流派間の違いを解明する研究をしています。VGGNetからの出力をどう検証するかという問題に対して、絵画の視覚特徴についての研究で、目的は異なりますが人工知能を用いた研究を参考にしました。VGGNetの各層の出力を平均することで流派間の比較を行いました。結果として、VGGNet各層の出力パターンは流派間で違いが見られました。 また、画像生成ネットワーク「style-based GAN」を用いて絵画画像の生成が出来るかどうかの検証を行いました。このネットワークは、入力ベクトルと出力画像が1対1に対応しており、また、入力ベクトルは線形性があるため、絵画画像が生成できた場合、入力ベクトルの空間内で流派間の比較が出来ると考えました。結果として、画像生成は出来ましたが、生成精度はネットワーク学習に使う画像の枚数に依存することが分かりました。質問は、「VGGNetの各層の出力を平均する」点について詳しく説明しました。研究目的よりも手法についてよく聞かれました。【将来の夢は何ですか。】志望動機と内容が被る。(志望動機は聞かれなかったが、これが志望動機のようなものだと思い答えた)私は、画像認識の技術を発展させて、目で見る仕事を減らし、働く人の負担を軽減したいと考えています。人が無駄だと感じるような仕事は、やりたくないと思っている仕事だと思います。そういった仕事をテクノロジーが担うことで、やっていて楽しいと思える仕事や、クリエイティブな仕事に時間を費やすことが出来るからです。目視確認が必要な仕事はどこにでもあり、画像認識の技術を発展させることが最も人間の仕事を担うシステムの普及に貢献できると考えます。 御社は、画像認識の高い技術を持っています。その技術を向上させるためのカメラや、画像処理の高い技術を持っており、ソリューションを生み出す基盤があります。これらの技術を使うことによって新たな画像認識のソリューションを生み出すことが出来ると考えます。御社に入社した際には、私の画像処理技術とAI技術の専門知識と、知的探求心の強さを活かして、この未来を実現させます。今ある知識をベースに、新しい技術分野を身につけ、画像認識技術を発展させます。特に、工場のロボットを支援する画像認識等に関わっていきたいと思っています。【評価されたと感じたポイントや注意したこと】研究内容について、質問にひとつづつ丁寧に答えていった。口ごもることもなく面接官が納得してくれるように何度か言葉を言い換えたりしながら説明した。その結果、「筋の通った話だ」と言われた。
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