【21卒】大京の総合職の面接の質問がわかる本選考体験記 No.11364（大阪大学/男性）（2021/1/21公開）

学生時代に力を入れたことについて、具体的に書いてください。

ガクチカの内容を丁寧に精査していきました。「周囲を巻き込んで何かを達成した経験」を最大限アピールできるよう、話の流れを整理しました。

市販のSPIの参考書を解いておきました。

言語、非言語、性格診断

この面接では、人柄が重視されていました。自分の性格とそれを表すエピソードを度々聞かれましたが、その質問に説得的に答えられた点が評価されたと思います。リーダーシップと周囲との協調性を示すことが大切です。

面接官の方は非常に優しく、こちらの良さを引き出そうとしてくれます。面接の最初に、インターンの感想などのアイスブレイクから入り、緊張をほぐそうとしてくれました。

学生時代に頑張ったことは何ですか。

オープンキャンパスで、副リーダーとして在学生イベントを企画したことです。
毎年、約20名の有志の在学生が開催していますが、大学の雰囲気が掴みにくく、参加者の満足度が低かったため、私達は「大学探検ツアー」と「在学生パネルトーク」を実施しました。講義室や図書館を案内して大学生活の一端を体感してもらい、当日の事前アンケートに基づいて、研究やサークル、受験のことを話しました。
その際、各々の強みを活かす人材配置と密な情報共有を意識しました。チームの生産性が上がるよう、各自の得意分野を聞き、作業を割り振りました。また、会議に参加できなかったメンバーには、電話でフォローして作業内容や目的を明確化しました。
その結果、参加者の満足度を前年比1.2倍に改善できました。

就活の軸、企業選びの基準を教えてください。

私の就活の軸は２つあります。「人を根底から支えられる仕事」と「社会貢献性があること」です。
前者は、アルバイトの経験から、「人に信頼され、その人の人生を支える」ことのやりがいを学びました。「街づくり」というデベロッパーの業務は、開発を通して人々の生活の根幹を支えることができるため、魅力を感じています。
後者については、社会貢献を通して、人々の役に立つ仕事をしたいからです。私は、「人から褒められたり、頼りにされたりする」ことがモチベーションであるため、より多くの人に貢献できる、影響力の大きい仕事を志望しています。
以上の点は、デベロッパー並びに御社の特徴と一致していると考えたので、デベロッパー・御社を志望しました。

自分の人間性が社風とあっていることと志望度が高いことを伝えることが重要です。仕事への積極性・責任感を示せたことが評価されたと思います。

少し緊張感があったものの、面接官の方は物腰の柔らかい感じだったため、リラックスできました。こちらの話の確認を取りながら真摯に向き合ってくれました。

あなたは自分をどんな人だと思いますか。また、逆に周囲の人からはどんな人だと言われることが多いですか。

私は自分のことを「どんなときも諦めない性格」だと思います。それは大学時代の学業の成績に表れています。アルバイトと通学時間のせいで、テスト勉強にまとまった時間が取れないという問題がありました。しかし、優先順位と重要度の観点から、やることを分類しタスク管理するという工夫をしました。
また、周囲の友人からは、「計画性のある人」だと言われることが多いです。このことは、大学受験のエピソードに表れていると思います。私は、受験をするにあたって、１年間の勉強スケジュールを自分で作りあげました。各学期ごとの到達目標とその工程を具体化するだけでなく、毎週のタスクまで割り振りました。その際、計画が遅滞しないように、日程にゆとりを持たせ毎月スケジュールを調整することを意識していました。

最終的に入社する企業を選ぶ基準は何ですか。

入社する企業を選ぶ基準は、「どれだけ影響力のある仕事をできるか(裁量権があるか)」です。より責任のある仕事に取り組むことで、自己成長とやりがいを達成できるからです。
そもそも、私の就活の軸である「人を根底から支えられる仕事」と「社会貢献性があること」の2つの根底には、上記の「仕事の影響力の大きさ」を重視する価値観があります。大学時代のオープンキャンパス運営の経験から、「多くの人を引っ張り支える楽しさ」を学んだためです。
特に御社は、デベロッパーとして多くの開発事業を行っており、近年は地方都市の再開発に注力されています。そのため、私は御社の一員として都市開発を担い、市民のくらしを向上させる一助になりたいです。

志望度の高さを示すことはもちろん、客観的かつ説得的な業界研究ができていることを示す必要があります。事実としての情報と自分の意見を適度に織り交ぜていくことが大切です。

最終選考であるため、厳かな雰囲気でした。面接官の方は温厚な人で、穏やかに接してくださったため、緊張せずに面接を受けられました。

企業としての強みは何だと思いますか。

御社の強みは大きく分けて2点あると考えています。それは、「リーディングカンパニーとしての先進性」と「都市再開発事業」です。
御社は、マンションデベロッパーのリーディングカンパニーであり、「ライオンズマンション」などのブランドを有し、「グッドデザイン賞」を度々受賞しています。最近では、「最新鋭の防災システム」や「省エネルギーに特化した住宅」など、くらしの新たな価値を追求しており、他社との差別化を図っています。
また、地方都市の再開発において、他のデベロッパーに先行して事業展開をしています。地方都市の再開発需要が高まることが予想されるなか、都市再開発の経験と知識をもつ御社のアドバンテージはますます増大していきます。

今後、業界はどうなっていくと思いますか。またその中で、企業としてはどのようなポジションを取るべきだと考えますか。

業界としては、「東京オリンピックでの建設需要の増加」と「建物の老朽化による建て替え需要の上昇」に起因して、当面の先行きは明るいと考えています。もっとも、建物の供給過多という現状があることを考えれば、オリンピックを境に業界全体の見通しは悪くなると思わざるを得ません。
一方、「建て替え需要」は一定程度続くと思われますが、技術面・コスト面を考慮すれば、楽観できるほどのものではありません。そこで、地方の建て替え需要にあわせた、都市再開発が注目されるでしょう。特に御社は、地方の都市再開発に強みを持っており、この強みを活かせば業界他社に先駆けることができると思います。なので、御社はさらに都市再開発事業に力を入れるべきです。

内定をいただいてからも納得いくまで就活を続けさせてくれました。内定後も社員さんと話す機会をつくっていただきました。自分のことを親身になって考えてくれていると感じました。

内定獲得への一番の近道は、インターンに参加することだと思います。インターンに参加できれば、インターン参加者限定イベントに招待されたり、早期選考に呼ばれたりと優遇度合いが大きいです。
面接では、どの面接官の方も優しくこちらの話をしっかり聞いてくれるので、落ち着いて自分をアピールすれば、問題ないです。緊張しないような雰囲気づくりもしてくれるため、就活生にとっては非常にやりやすい環境です。(企業の方の配慮が行き届きすぎています。)

自分の考えを持っていて、それをもとに積極的に行動できる人が求められているようです。全体として、明るい方も多かったです。自分は、リーダーシップがあること、周囲を巻き込む実行力があることが評価されたと思います。

インターンに参加することで選考の難易度、やりやすさが変わることです。業界・企業、働き方に関する情報量の差が生まれるだけでなく、インターンに参加したことそれ自体が好意的に評価されているように感じました。