【超熟なる挑戦】【18卒】敷島製パンの冬インターン体験記（文系/営業職）No.1528（帝京大学/男性）（2018/2/1公開）

食品メーカー志望ながら、なかなか倍率が高く大手のインターンに参加することができていなかった。この企業の「超熟」などを幼い頃から家庭で食べていたことから親しみがあり、なんとしてでも参加したいと考えており、インターン開催を知りすぐに参加を決意した。

大手食品メーカーに内定している先輩や大学のキャリアセンターなどでESを添削して頂いてから企業へ提出した。

「超熟」の新食品の販売戦略と棚の企画

1日目にやったこと

人事の方より会社説明などがされた後、課題が発表されグループワークが開始。
一度中間発表があり社員の方から簡単なフィードバックをされ改善に取り組む。
時間になると挙手制でグループ毎に発表を行う。休憩後に優勝グループが発表され講評を頂く。最後に先輩社員が順にテーブルを回り質問に答えて下さる座談会が行われた。

マーケティング部の社員2名/人事部長/営業3名

記念品

マーケティング部の方は、単純な製品のスペックやコンセプトだけでなく時代的ニーズや流行まで捉えた広い視野でのマーケティングが必要と仰っていた。
また製パン業界は競争が激しく、競合の存在を常に意識する重要性も学んだ。

食品メーカー志望者には穏やかな人が多いが、敷島製パンでは特にその傾向が感じられた。
話を仕切る司会的な立ち回りの人間がいない為議論に詰まってしまうことも多くあった。
また中間発表までに出た意見が新しさのないありきたりなもので、社員の方からダメ出しされてしまい発表まで繋げることに苦戦した。

食品メーカーの営業社員はどんなに大手で安定しているといえども、泥臭く取引先を訪問することが求められるという理想と現実のギャップを知ることができた。また製パン業界においては新製品が必ず１ヶ月に１度のサイクルで発売される為、非常にスピード感のある営業であることを学んだ。

商品知識は当たり前に持つべき。あとは実際にスーパーやコンビニエンスストアの棚を見学することで具体的な提案のイメージを持つことが重要。

敷島製パンのインターンでは学生同士で議論することがベースになっており、就業体験という意味合いでは非常に薄かったように思う。実際には売り場の提案などは１人で行うことであり先方の都合や競合他社の存在なども関係してくる為、より複雑だろうと感じた。

1dayインターンでは本選考にさほど、影響は出ない。
また社風や参加していた社員の方、インターンの参加学生も穏やかな人が多く、自分のタイプとは少し違うように感じてしまった。人柄を重視して選考すると人事の方も仰っておりガツガツと行くより柔らかな物腰が求められるのではないだろうか。

上がった理由は、製パンという業界の中でも「超熟」ブランドという圧倒的な製品を持っているということ、また業界の中では本格派で高級路線を確立できていることの２つから安定していると感じた。また菓子パンでは業界１位の某製パンメーカーに大きく負けているが、今後の戦略に期待が持てた。

確かにインターンシップに参加することで、実際の仕事について理解が深まる上に面接でも志望動機とインターン参加を絡めて話しやすくはなるが直接的には選考が有利になるとは思えない。

食は無くならない産業で安定しているというイメージから食品メーカーを志望していた。その中でもより安定しており、転職の際に有利な誰もが知る大手食品メーカーをファーストキャリアにしたいと考えていた。中でも菓子や飲料など景気に左右されやすい嗜好品ではなく、人が多く口にするステープル（主食）を扱うメーカーに行きたいと思っていた。

1dayインターンではあったが、インターンを通じて（特に座談会）やはり大手の安定感は良いなと感じた。特に全国的な規模感や取り扱っている製品のブランド力など中小メーカーとは比べ物にならないと感じた。大手な分、営業社員が多く仕事の範囲は小さくなってしまうが、パン業界の製品サイクルならば仕事に飽きることもないのではないかと感じた。