- Q. 志望動機
- A.
花王株式会社の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。
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2021卒花王株式会社のレポート
公開日:2020年7月20日
選考概要
- 年度
-
- 2021年度
- 結果
-
- 内定入社
- 職種名
-
- 技術系 研究職
投稿者
選考フロー
企業研究
花王グループのホームページがものすごく参考になりました。研究職に関しては、どの研究所でどのような研究が行われているかが簡潔かつ具体的に記載されており、花王株式会社の全体像をつかむうえで役に立つかと思います。当然ですが、エントリーシートや面接などで花王株式会社のどの研究所でどのような研究を行いたいかをより具体的に話せた方が人事の方からの印象も間違いなくいいと思いますので、自分が志望する部署は、エントリーシートをかく前に確定させておくべきだと思います。あとは同業他社の企業研究も大事だと思います。この会社(花王株式会社)でなくてはならない理由を説明するということは、他社ではダメな理由を説明することと同義だと思います。そのため、他社の企業研究もおろそかにしてはいけないと感じました。
志望動機
私が御社を志望する理由は二つあります。一つは御社の研究開発に対する姿勢です。御社は生活必需品であるトイレタリーや衣料用洗剤において国内トップシェアを誇っています。それに加え、今後需要がさらに増加するであろう機能性表示食品分野の研究開発にも注力しているため、安定性・将来性ともにトップクラスの企業であると考えています。また、化粧品の生分解性の向上に早い段階で取り組んだ実績がある御社は、現在も安全性評価を徹底し、環境への配慮を十分に考慮した上で研究を行っています。このような、社会や消費者に寄り添った研究開発姿勢に共感しました。
二つ目の理由は御社の職場環境です。御社が導入している大部屋制は、困難に直面した際に様々な分野の人の意見を参考にする私に適した環境だと思い大きな魅力を感じています。様々な分野の意見が混ざり合い、化学反応を起こすことで新たな知見が生まれると思っているので、このような柔軟な職場環境に、強く惹かれています。
エントリーシート 通過
- 実施時期
- 2020年03月
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以上
ESの内容・テーマ
花王は就活生の、研究に対する姿勢や考え方に注目すると聞いたことがあるので、「どのように研究に取り組んだか。そこから得たこと、苦労したこと」、「あなたにとって”働く”とはどのようなことですか。お考えをご記入ください」、「花王においてご自身の個性や経験、専門性・習得技術などを通じて、どのような研究者になりたいですか」、「花王で取り組みたい研究技術開発の内容、または関心のある分野について2つまでご記入ください」このあたりの設問は特に力を入れて回答したほうが良いと感じました。
ES対策で行ったこと
企業ホームページや四季報から、花王株式会社が求める人物像を把握してからエントリーシートの作製を行った。また書き終えたエントリーシートは前年度の選考で花王のESを通過した先輩を中心に添削してもらった。
1次面接 通過
- 実施時期
- 2020年04月
- 形式
- 学生1 面接官2
- 面接時間
- 30分
- 面接官の肩書
- 研究職社員
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以内
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
人事の方に、研究において時間管理をできる方は社会人にもなかなかいないので、学生の段階でそのような意識を持っていることは素晴らしいと言っていただきました。その他研究に対する姿勢などにもお褒めの言葉をいただいたので、やはり日ごろ行っている研究に対する姿勢や考え方が評価されていると感じました。
面接の雰囲気
事前にアナウンスはされていたが、面接開始早々研究概要の説明を5分間で行った。その後は一般的な技術面接という感じだった。研究内容のことについてメインに聞かれ、それに対し論理的に回答ができるかをみられているように感じました。
1次面接で聞かれた質問と回答
今行っている研究の展望や課題があれば教えてください。
先ほどお話ししたように、私の研究では化合物Pの生合成経路を明らかにしました。ただ、経路は明らかになったのですが、その生合成に関わる酵素に関しては未解明なものが多いため、今後私の研究内容を商業的に利用するとなると、そのような情報を明らかにしていく必要があるかと思います。2018年、2019年と立て続けに化合物Pの生合成に関与する酵素の内の一つが同定されているので、その際の論文を参考に同様の実験を行うことで、私もかご号物Pの生合成に関与する酵素の特定をしていきたいと考えています。ただ、酵素や遺伝子をメインに扱っていた私の研究室の講師の方が、この春から他大学へのご栄転が決定したため、専門家が身近にいない状況です。そのため、私の大学でこのような研究を行っている研究室に通いその研究室の教授に指導していただくか、他の大学の研究室に短期間滞在し専門的な知識を習得するかを教授とも現在相談しているところです。
研究する際に心掛けていることはありますか。
学士4年時に学会に参加した際、私の発表を聞いてくださった他大学の教授の質問に対し、明確な回答をすることができず、それまで自分が“なんとなく”実験をしていたのだと痛感させられました。それ以来、自分が行う実験の原理やメカニズムは、参考書や過去の論文を用いて、人に説明ができるくらいに根本から理解するように努めています。その甲斐あって、化学的な考察力が身に付き、自身の実験においても有機合成実験および分析実験における2つの問題点を発見・改善することができ、実験効率を向上させることができました。
また、実験のタイムスケジュールを常に作成するよう心掛けています。アルバイト・就職活動・大学での講義など、やらなくてはならないことがたくさんありますので、四六時中研究に夢中になれるわけではありません。そのため、研究に費やす時間は、少しでも有意義なものにしたいと考えており、研究を行う前に、事前にタイムスケジュールを作成し、少しでも作業を効率化する工夫をしています。
最終面接 通過
- 実施時期
- 2020年04月
- 形式
- 学生1 面接官6
- 面接時間
- 40分
- 面接官の肩書
- 研究職社員
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 3日以内
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
研究概要の発表に対する質疑応答しか行われなかったので、どれだけ自身が行っている研究に関する基礎知識があるかを評価されたと感じました。
面接の雰囲気
一次選考と同様に、自身の研究内容の概要を最初の5分間を使って説明した。その後は、発表の内容に関する質疑応答のみを行った。このような面接形式を圧迫面接だと感じる人もいるらしいが、学会や卒論発表等で研究に関する質疑応答を経験していれば、そこまで苦にはならないと思う。具体的かつ鋭い質問が飛んでくるが、答えられないような意地悪な質問はされなかった。
最終面接で聞かれた質問と回答
化合物Pの生合成に関与する酵素を同定した後、その酵素を異種発現することで他の植物でも化合物Pを作れるようにしたいということだったのですが、それは実際に可能なのですか。
異種発現が成功する可能性は、極めて高いと考えています。近年、化合物Pの生合成に関与する酵素が2018年、2019年に立て続けに特定されました。その報告をした論文の一つでは、発見された新たな酵素をコードする遺伝子を、実験植物であるシロイヌナズナとトマトに導入させ、異種発現を試みるという実験を行っていました。その結果、その酵素の異種発現の成功が確認され、さらにその酵素が触媒する生合成反応がシロイヌナズナやトマトの体内でも起こるということが証明されたため、発現された酵素が正常に機能することも確認されていました。そのため、私が今後同定を予定している酵素に関しても、同様に異種植物での発現が可能であると考えています。
化合物Pの生合成に関与する酵素を様々な農作物で異種発現させたら、耐虫性の高い農作物が作成できるのではないかとお話しされていますが、化合物Pを作成する農作物を人が接種しても害はないのですか。
化合物Pは古くから農薬の成分として利用されている有用な化合物ですので、安全性の評価はすでにしっかりとされています。また、安定性を考慮すると加熱すれば間違いなく化合物Pは分解されますし、分解後に予想される化合物に関しても害がないことがすでに報告されていますので、問題はないかと思います。ただ、〇〇様のおっしゃる通り、農薬の成分になるような物質を少量とはいえ口にすることに抵抗を持たれる方もいると思います。そのため、私の研究は新たな農作物の品種を作成することに貢献できるかもしれないとお話ししましたが、食用の農作物ではなく、花卉などの観賞用作物に利用すれば、消費者の方にもより受け入れられやすいのではないかと思いました。
内定者のアドバイス
内定後の企業のスタンス
就活は続けていいがこちらにも都合があるので入社の意思があるなら早めに教えてほしいと言われた。いつまで待ってくれるかと聞いたら1週間と言われたので、実質他の企業の選考を早く辞退しろと言われたようなものだと感じている。
内定に必要なことは何だと思うか
研究に対する質問をかなり厳しくされるので、その対策はしたほうが良いと思います。普段行っている研究の意義や問題点、展望などを常に意識しておくと対策になるのではないかと思います。あとは、他の企業でも言えることですが、自分が志望する部署に確実に配属されたいのであれば、その部署で役に立つ実験技術などをアピールできるように工夫したほうが良いかと思います。研究概要の説明の際にそのようなアピールができればいいのではないでしょうか。
内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか
自分が花王株式会社に入ってやりたいことと、その人の強みが一致していない場合落選してしまう印象があります。友人で何人か花王株式会社の選考に通過できなかった人がいたのですが、いずれも自身の専攻と志望する部署があまりマッチングしていないと感じました。会社としては、即戦力が入ってきたほうが、教育にかかる時間も削減でき手間がかからないと考えていてもおかしくはないと思います。そのため、自身の強みを理解したうえで、その強みがどの部署でなら活かせるかをじっくりと考える必要があるかと思います。
内定したからこそ分かる選考の注意点
研究開発職社員に関しては、繰り返しになりますが研究に対する姿勢や化学的な考察力がメインに評価されると思います。そのため、エントリーシートや面接を通して、自分が研究活動にどのように取り組んだか、どのような努力をしたか、困難をどのように乗り越えたかをうまくアピールしないといけないと思います。
僕はインターンには参加しませんでしたが、内定をもらった方の多くはインターン参加者だとお聞きしたので、インターンシップには参加しておいたほうが良いと思います。
内定後、社員や人事からのフォロー
内定後でも気になることがあればメールでも電話でもいいので連絡してくださいと言われました。実際にいくつか電話で質問をさせていただいたのですが、丁寧に対応してくださり、入社の意思をかためるきっかけになりました。
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花王の 会社情報
| 会社名 | 花王株式会社 |
|---|---|
| フリガナ | カオウ |
| 設立日 | 1940年5月 |
| 資本金 | 854億2400万円 |
| 従業員数 | 32,070人 |
| 売上高 | 1兆6284億4800万円 |
| 決算月 | 12月 |
| 代表者 | 長谷部 佳宏 |
| 本社所在地 | 〒103-0025 東京都中央区日本橋茅場町1丁目14番10号 |
| 平均年齢 | 40.8歳 |
| 平均給与 | 810万円 |
| 電話番号 | 03-3660-7111 |
| URL | https://www.kao.com/jp/ |
| 採用URL | https://www.kao.co.jp/employment/kao/recruit/ |
