18卒 本選考ES
総合職
18卒 | 東京農工大学大学院 | 女性
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Q.
学業、ゼミ、研究室などで「取り組んでいるテーマ」「具体的な内容」を簡潔に、分かりやすく記載下さい。
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A.
取り組んでいるテーマは、石炭火力発電の高効率化を見据えた「媒体粒子存在下でのダウナー型熱分解炉内の石炭の反応性の解明」です。現在、石炭火力発電の新技術として、次世代型石炭ガス化複合サイクル発電(A-IGCC)という手法が提案されています。この手法では、まず石炭をガス化し、生成ガスでガスタービン、蒸気タービンを駆動して発電します。吸熱反応である石炭のガス化にはガスタービンの排熱が使われます。その為低温条件下でも滞留時間を長くすることでガス化を可能にする三塔式循環流動層ガス化炉の使用を想定しています。このうちの一塔である気固下降型流(ダウナー型)石炭熱分解炉における石炭の反応性は未解明であり、生成タールによる反応器の劣化、他反応への悪影響など、課題が多く残されています。そこで私の研究ではダウナー型熱分解炉に石炭と一緒に多孔質粒子の活性炭を供給し、燃料ガス収率やタールの吸着量を調べることで石炭の反応性や多孔質媒体粒子へのタールの吸着・分解機構を解明し、燃焼ガス収率の向上及びタール放出量削減、石炭利用の高効率化を目指しています。 続きを読む
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Q.
あなたが中学・高校・大学を含めて、学生時代に地道に・主体性をもって努力したことについて記述して下さい。
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A.
私が地道に主体性をもって努力したことは塾のアルバイトです。私は、勉強が苦手で嫌いな生徒に笑顔になって欲しいと思っていました。それは勉強が嫌いな生徒は学校の先生や親が褒めてくれない、テストの点数が低くて叱られる等、学校や家に居場所が無い子が多いためです。そこで私は、塾を生徒にとって温かく、勉強が好きになれる場所にできないか、と考えました。そのために私は担当生徒に対し、常にフレンドリーに、笑顔で接することを心がけました。また、簡単な計算問題でも、式変形が合っていれば褒めるということにも徹しました。分からない単元に対しては、生徒が問題を解けるようになるまで地道に公式の問答を繰り返しました。そうしていくうちに生徒から質問をしてくれるようになりました。一つ一つ苦手を潰していった結果、入塾当初と比べて苦手な数学の点数が30点上がり、その生徒から「学校では分からなかったが、先生のおかげで理解できた!」と言ってもらえました。そのときの生徒の笑顔を見て、まるで自分のことのように嬉しく思いました。このような経験から、相手の立場に立って行動を起こすことで相手も自分も幸せな気持ちになれるということを学びました。 続きを読む
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Q.
あなたが周囲と協力しながら、困難に立ち向かった経験を教えて下さい。
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A.
研究室の実験班において、突然右も左もわからないまま自分がリーダーとなり、実験を行っていくことになった経験があります。現在、研究室での石炭熱分解実験で使用している反応装置は三年前の先輩の手づくりのものです。しかし、先輩から反応器の部品の場所やトラブルシューティングについての十分な引き継ぎがなされないまま、私が大学院一年生になると同時に実験班のリーダーとなりました。それと同時に新しく海外からの留学生が実験班に加わり、直属の後輩と合わせて三人で実験をしていくことになりました。メンバーのみんなで実験を進めていくにあたって装置の故障や、有毒ガスが漏れる等、予想もしない不具合が頻発しました。その時、ある程度実験に詳しいメンバーが私しかないという状況であったため、自分がわかる範囲で装置の構造やガスの流れ方を拙い英語で説明しました。そうしてメンバー全員の知恵や考えを出し合い、言葉の障壁を乗り越えながら、不具合の原因を特定し、班員みんなで部品を探したり故障箇所を協力して修理したりして、なんとか実験を普段通り行える状態に修復でき、困難を乗り越えることができました。 続きを読む
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Q.
現在どの様な業界で、どの様な仕事をしたいと思って就職活動をされていますか。 また、事務系職種を希望の方は、職種の第一希望と第二希望を教えて下さい。
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A.
私は現在、プラントエンジニアリングの業界で、社会に広く貢献できる仕事がしたいと思って就職活動をしています。その理由は2つあります。一つは大学時代に学んだ化学工学が活かせるためです。プラントを設計する上で、装置の仕様を満たし、かつお客様の要望の裏側まで理解し、実現する必要があります。そのためには熱収支、物質収支、装置の強度や実際の操作のしやすさなどを考えなくてはなりません。その際に化学工学の知識が活かせると考えています。二つ目の理由はたくさんの人々の生活を豊かなものにできるためです。例としてナフサを分解して得られた物質から多くの誘導品を作ることができます。その誘導品の用途は非常に多岐にわたり、食品や自動車、農業や医薬品をはじめとする業界を、高い技術力で底支えすることができます。幅広い業界を支えるということは、それだけ多くの人々の生活を支え、快適なものにするということに繋がると考えています。以上の理由から、プラントエンジニアリングを通して社会に広く貢献できる仕事を志望します。 続きを読む