22卒 本選考ES
研究開発職
22卒 | 東京大学大学院 | 男性
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Q.
研究概要
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A.
私は細胞内へタンパク質を導入する際に、その効率を上げる方法を研究しています。再生医療やがん治療等において、細胞へタンパク質を導入することが重要です。しかし前提として、細胞内へのタンパク質導入が非常に低効率になる問題があります。私の研究ではこの効率を上げるべく、新たな手法の確立を目指しています。 続きを読む
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Q.
研究以外で力を入れた学業
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A.
毎日論文を読んでいることが挙げられます。 私は化学全体の知識を身につけるため、毎日1本の論文を欠かさず読んでいます。元々は自分の研究における問題を解決する糸口を探して始めたことでした。現在は自分の研究分野だけでなく、化学全体の知識を付けることを学生のうちから始めておきたいと考え、習慣化しています。 続きを読む
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Q.
経験したアルバイト
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A.
受験生向けの家庭教師をしていました。高校三年生の懸命な努力の力添えになればと思い、始めたことでした。受験生という心が不安定な時期にいる彼らを支え、指導することは単に公式化した手順を踏ませればいいのもではありませんでした。一人一人の状況や気持ちを考え、寄り添い、彼らとの信頼関係を構築することこそが最も重要でした。 手塩にかけた生徒たちが志望校に合格し、感謝を述べられたときは本当に嬉しかったです。 続きを読む
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Q.
特技、趣味について
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A.
趣味はテニス、筋トレ、健康管理、散歩です。一年ほど前からスキンケアも加わりました。貴社の洗顔料やボディケア製品を愛用させていただいています。 続きを読む
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Q.
ファンケルの志望理由
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A.
私は「多くの方が受け入れやすい技術を創出することで、人々を幸せにする」ことが将来の目標であり、貴社であればこれを実現できると考え、志望します。数ある企業の中でも、特に貴社は無添加化粧品をはじめとして、利用者に寄り添った技術創出を目指しているところに魅力を感じます。利用者目線を重視することが受け入れやすい技術の創出につながり、より多くの方がその恩恵を得られると考えるからです。また、貴社は一流品質の製品をより価格にこだわって提供されています。このことが人々に親しみを与えていると思います。私は貴社の中でこそ、より多くの方が安心して使えるような技術の創出ができると考えます。 私の研究の中で、より汎用的で使いやすい技術の創出に携わりたいと考え、研究テーマを立ち上げた経験があります。この経験を活かし、研究者として貴社と共に挑戦を重ね、受け入れやすい技術の創出によって人々の幸せを実現したいです。 続きを読む
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Q.
ファンケルでやりたい研究内容
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A.
貴社で私は化粧品の研究に携わりたいと考えています。特にメンズスキンケアの研究を通じて貴社に貢献したいです。 近年になりメンズスキンケアが注目されていますが、現状決して十分に浸透しているとは言えません。私はメンズスキンケアの商品に必要な要素は3つあると考えています。「男性の肌に対応した成分」、「使い方の簡便さ」、そして「値段」の3要素です。この3要素を今以上に高い次元で兼ね備えることが、男性利用者を幅広く獲得していくことにつながると考えます。 私は、技術創出と品質を向上させ、その上で値段にこだわりを持って販売している貴社であるからこそ、この3要素を兼ね備えた商品につながる研究が行えると考えています。 続きを読む
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Q.
あなたの研究内容・専門領域、今後の進捗と今後の展望を具体的に教えてください
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A.
私の研究テーマは活性酸素を発生させるタンパク質を用いた、細胞へのタンパク質導入の効率化です。この研究は先達の方から引き継いだテーマではなく、私が約一年の時間をかけ、テーマ創出から携わったものです。 細胞内へのタンパク質導入による細胞機能制御は、再生医療やがん治療をはじめとした多くの分野において注目・研究されています。一例として、iPS細胞の分化/増殖の促進や、がん細胞を死滅させることが挙げられます。しかし現状のタンパク質導入法は細胞の防御機構、エンドソームによってタンパク質が封じ込められ、低効率化する問題があります。この問題を解決するためにエンドソームを脱出する機能を備えた導入法が求められています。 エンドソームを脱出する手段として、私は活性酸素に注目しました。活性酸素はエンドソームを破壊するという報告がたびたびされているからです。 活性酸素を発生させる手段として、私はあるタンパク質に着目しました。このタンパク質は光照射によって活性酸素を発生します。よって「光を当てる」という、非常に簡単な操作でタンパク質を細胞内に導入できる、極めて汎用性の高い技術の創出が見込めると考えました。以上の背景から、本研究では活性酸素を発生させるタンパク質を用い、細胞へのタンパク質導入の効率化を目指しています。具体的な方法としては、活性酸素を発するタンパク質をエンドソーム内に導入します。その後、エンドソーム内で活性酸素を発生させ、エンドソームを破壊します。これによって導入したいタンパク質を細胞内へ導入します。 現在まででこの活性酸素タンパク質の作成に成功し、収率を10倍以上にする手法を確立しました。またこのタンパク質を細胞内へ導入し、活性酸素によってエンドソームを破壊した結果を得ています。今後の進捗としてはこのタンパク質の高性能化を考案しています。 今後の進捗としては修士の修了までに実際にiPS細胞を用い、増殖/分化を促進させる実験を行いたいと考えています。また、がん細胞への抗がん剤送達を検証することも併せて行おうと考えています。展望としてはこの活性酸素タンパク質をより一層改善し、医療分野全般でより扱いやすい分子へブラシュアップすることを考案しています。 最終的には、この研究がiPS細胞を用いた再生医療の普及や、がん治療の進展等、幅広いライフサイエンス分野の発展につながると考えます。 続きを読む