20卒 インターンES
技術職
20卒 | 東京大学大学院 | 男性
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Q.
応募理由 400
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A.
『いつか自分もロケットを作りたい』これは2009年9月に初めて打ち上げられたH2Bロケットの映像を見た中学生の私が抱いた率直な感想です。将来に展望がないという悩みを持つ現代の若者は多く、当時の私も例外ではありませんでしたが、その映像以降、将来の夢は確立され、それは目標となって、勉学に励む原動力になりました。夢を実現するための方法を考えて本専攻に進み、学びを深めるうちにいつしか夢は実現しうる近い未来となりました。夢の実現にあたり、明確な目標をもたらしていただいた貴社で働きたいという強い思いを持ち続け、今回インターンに応募した次第です。本学でロケットに関する知見を深めても実際の仕事の雰囲気は分からない未熟者であるため、この機会を通じて今までの学習に磨きをかけることはもちろん、私の不十分な点を明確化し、さらには専門的内容以外にも社会人の生活について将来を見据えたお話も伺い、将来に生かしたいです。 続きを読む
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Q.
テーマ希望理由400*3
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A.
51 !!!!!!!!H-ⅡA/Bロケット及び開発中のH-3用液体ロケットエンジンの製造に関し、高難度の製造技術に対してコスト低減につながる生産技術の検討を行っていただきます。!!!!!!!! ロケット分野の中で特に興味のあることがロケットエンジンです。開発中であるH-3ロケットエンジンの製造に直接関わることにより、今まで培った知識の現場での応用の仕方や、私に足りない知識が何なのか明解にできると思っています。ロケット開発とコストの問題は切っても切り離せない関係であるため、コスト削減は宇宙開発のさらなる発展に繋がります。その分野において自ら能動的に検討することで、日本の宇宙産業の根幹を担っている貴社の技術力や取り組みに触れ、コスト軽減に対する方法や思考までも知ることができるかけがえのない経験になると考えています。ターボポンプなど高難度の製造技術については学びましたが、コスト低減の話題はごくわずかで、自身の設計の際もあまり考慮できませんでした。つまりこの分野は、大学や工場見学でも深く学ぶことができない、インターンでのみ直に体験できる内容であるため、希望させていただきました。 70 !!!!!!! 高信頼性が求められるロケット・宇宙機器にて適用されている様々な検査とその原理・必要性について調査してまとめてください。また、製造過程で発生する不適合の原因調査(トラブルシュート)・改善に取り組んでください。!!!!!!!! 本テーマは、些細なことにも諦めずこだわり抜く私の性分に合致している内容であると思い、選ばせていただきました。ロケットエンジン設計をした際、思考を凝らしてもなお、軸受の大きさ、各種のシールの必要性や組み合わせなど貴社の社員様に様々な御指摘を頂き、要求される精密性を痛感したとともに、成功率98%以上という世界屈指の正確さで成し遂げている貴社の技術力の高さに感服いたしました。この高い成功率の根底には一つのミスも見逃さないよう、きめ細やかなトラブルシュートによるものであり、逆に言えば検査が容易になるような設計側の配慮もあるのではないかと推測しています。高信頼性を得るために不可欠なトラブルシュートはロケット開発の最後の砦であり、大きな責任を伴う仕事にあたっている貴社の社員様と関わる機会によって、原因調査への活眼を養い、責任ある仕事の一端にも触れられることを願っています。 75 !!!!!!!! 本年度冬から計画されているH3ロケット推進系システム全体での燃焼試験に関して、特定の検証項目に対して、事前予測解析やパラメータスタディを実施し、試験条件を設定するという試験計画の流れを体験して頂きます。!!!!!!! ロケットエンジンは安全性の高さが常に求められており、その点燃焼実験は安全性を支え、宇宙産業の発展に直結する主たるものと思っています。H3ロケット推進系システム全体での燃焼試験の流れを体験することは、大学の講義ではほとんど触れることのできない新鮮な内容であり、その分吸収できることも豊富にあると考えたため、希望させていただきました。試験に関することすべてが貴重な体験になるばかりでなく、試験に至るまでの準備や、あらゆる視点から考え抜かれた予測と計画は、燃焼試験に直接的には関係のない設計や開発においても、試験を円滑に進行させるという点で考え方の礎になるものと考えています。このインターンは、ロケットエンジンの開発において各々の試験の重要性や役割を理解できるだけではなく、抜け目ない試験を行うための工夫やさらには試験を想定した設計構想なども学び得られる場になると期待しています。 続きを読む
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Q.
どういう経験をしたいのか 400
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A.
これまでロケットに関して、大学の講義、内之浦や種子島の見学などを経験し、また貴社の名誘工場やみなとみらい技術館の見学もさせていただきました。しかしロケット開発設計の場面を実見したことはなく、私自らが動いて開発設計に携わったことはありません。ロケット開発設計を目指すものとして極力早く現場を知りたいというのが一番希望していることです。また、貴社の社員様と仕事に関する多角的なお話もしたいです。というのは、本学科の学科旅行の際に貴社の社員様と短い時間でしたがお話させていただき、お一人お一人が自分の仕事を丁寧にお話されていて、自分の仕事に誇りと責任を持っていると感じましたが、深くまで話を聞くには及ばず、また多くの社員様に話を聞くことができなかったからです。そのため、ロケット開発の現場での経験を深め、ロケット開発に対する多種多様な貢献の仕方とそれにおいて私に足りない点を明瞭にしたいです。 続きを読む
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Q.
長所短所 400
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A.
やると決めたら決して諦めない点が私の長所です。研究で理解できない現象に遭遇する度に解決案を考えて試し、乗り越えてきました。研究の最終目標が遠い道のりであっても、ひたむきに歩みを進めています。また新しいものを製作する際トラブルは必ず存在しますが、それにめげることなく様々な策を講じて対処する能力に長けていると自負しています。この諦めない精神は研究・開発・設計において適していると思います。一方、諦めないという長所は、妥協できないという短所でもあります。ものづくりはすべてを理想的にはできず、様々な要素を加味し、折衷案を考える必要があります。しかし、私は自分の分野にこだわってしまうところがあります。そのため、自身の分野のみならず、他分野の理解も深めておかなければなりません。それは狭い分野に固執せず大局的な視点を持ち、広く優れた結果に結びつくため、このことを心に留めておくことで欠点を補えると思います。 続きを読む
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Q.
自己PR 400
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A.
私の夢の一番の近道として本専攻を選び、これまで幅広く学習してきました。ロケットエンジン設計、カルマン渦の発生と防止法や大気放電機構のFortranによるコーディング、フィードバック制御によって目標位置に正確に投擲する小型投石器の制作などを経験しました。その中でロケットエンジン設計では、設計のどこに優位性を見出すか、そしてそれに準じた数多のパラメータの決定に苦心しました。この課題をPythonによる数値計算により、任意の燃焼室圧力でのペイロード比・混合比の最適化、さらに再生冷却の解析を自動化し、結果、私の目指した月往還ロケットに最適なものを任意のパラメータから素早く選定して、その後の円滑な設計に繋がりました。この経験は、難題に直面しても打開策を思案し乗り越えたという自信になっています。ロケット工学の知識はもちろんのこと、何よりこの自信がロケット開発の分野に活きてくると確信しています。 続きを読む