17卒 本選考ES
総合職
17卒 | 徳島大学大学院 | 男性
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Q.
学業、ゼミ、研究室などで取り組んだ内容
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A.
引抜き成形により,医療機器用パイプの超小径化および薄肉化を行うことを目標に研究を進めています.医療機器用パイプの穿刺時の低痛化および液の流通性といった機能の向上のために,外径が0.5mm以下かつ肉厚0.005mm以下の超小径薄肉パイプが求められています.従来の引抜き条件では,超小径薄肉加工時に破断が起こることが広く知られていますが、成形限界および最適な加工条件は明らかになっていません。そこで,シミュレーションおよび実験により種々の条件の荷重および応力状態を算出し,成形可能な条件を明らかにします. 続きを読む
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Q.
自己PR
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A.
私の長所は、物事を的確に分析し、解決法を見出すまで粘り強く取り組むところです。大学では、医療機器用超小径薄肉パイプの引抜き成形の研究をしています。小径かつ薄肉の医療機器用針は、穿刺時の低痛化のメリットがありますが、成形時に破断が起こり、成形が困難です。従来、パイプの引抜きでは、ダイスとプラグの角度差が2~3[°]が常識とされていましたが、この条件を見直すことで、新たな知見が得られるのではないか考えました。そこで、ダイスとプラグの傾斜角度を見直し、種々の条件で解析を行いました。工具との接触状態、面圧、被加工材の応力・ひずみ状態といった複数の結果から、成形限界および最適な加工条件について見出しました。それにより、パイプに加わる力である引抜き荷重を約20%低減することに成功しました。今後も、常識にとらわれず複数の観点から、より深く考察を行うことにより問題点の解決に粘り強く取り組みたいと考えています。 続きを読む
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Q.
学生時代に最も打ち込んだこと
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A.
私が一番深く打ち込んだのは大学での研究です.大学での研究を通して、予定を適宜修正しながら課題解決へと向かう大切さを学びました。私は、医療機器用超小径薄肉パイプの引抜き成形の成形時のパイプの破断を解決するために研究を行っています.私の研究は、研究室で新たに取り組むテーマであるため、先行研究がなく、研究テーマの立ち上げから行う必要がありました。これは、研究を進める上でのノウハウがない状態です。そのため、私は、研究の進捗具合の予想はとても困難であると考えました。そこで、この問題を解決するために、1週間および1か月といった一定の期間で指導教官と相談しながら、研究の進捗具合を修正することにしました、また、毎日、指導教官にその日に得られたデータおよび考察の報告を行うことで、意見を求めやすい環境づくりにも努めました。これらの結果、当初の予定よりおよそ2か月早く、研究の成果を出すことに成功しました。 続きを読む