20卒 本選考ES
開発職
20卒 | 金沢大学 | 男性
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Q.
あなたが協和発酵キリンを志望する理由と、 当社の開発職(希望職種)を志望する理由を教えて下さい。(600字以内)
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A.
私が薬剤師実習で経験したものは、既存薬で患者様を治療できた喜びよりも、有効な治療薬がなく苦しんでいる患者様を見た時の無力感でした。新薬は患者様にとっての希望です。そして治験は、患者様に希望を届ける「架け橋」だと思います。その架け橋を一つでも多く、そして一秒でも早く構築し世界中の患者様のもとへ希望を届け、一人でも多くの命を救いたい。これが私が開発職を希望する理由です。貴社を志望する理由は、説明会で「私たちの志」のムービーを拝見し、「いのちにやさしい会社」という言葉を目にした時、貴社であれば患者様を第一に考え、心から熱く業務に励むことができると感じたからです。就職活動の中で初めて「やさしい」という言葉を掲げている企業を拝見し、そしてそのやさしさの中で燃え上がる「いのちへの情熱」も同時に感じ取り、このことを痛感致しました。そのような志を持つ一方で、貴社は強みであるバイオ技術を活かし最先端医療へのアプローチも積極的に行っています。この貪欲に成長を求める姿勢にも非常に魅力を感じております。私自身も「生涯を通じて成長する」ことをモットーとしています。「私たちの志」と「確かな研究基盤に伴う成長姿勢」を併せ持つ貴社であれば、心に情熱を抱きながら大きな成長を成し遂げることができると考えます。以上の点から、世界中で活躍するリーダーへと成長し、世界中の患者様の笑顔に貢献したく、貴社を志望します。 続きを読む
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Q.
あなたが現在取り組んでいる研究の概要と研究の意義を教えて下さい。(400字以内)
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A.
チロシンキナーゼ阻害薬(TKI)の副作用に、手足の腫脹と痛みを伴う手足症候群があります。手足症候群により患者様のQOLが低下し、治療薬の減量や休薬につながることが問題点です。手足症候群の発症メカニズムはほとんど解明されていませんが、組織学的には皮膚の中で最も外側のケラチノサイトで毒性が確認されます。私はそこから、ケラチノサイトにおけるTKIの細胞毒性は手足症候群の発症頻度と相関するという仮説を導きました。実験の結果、部分的ではありますが相関関係が得られました。そこで、ケラチノサイトに発現する膜輸送体の機能の制御がTKIのケラチノサイトへの蓄積の抑制につながると考え、TKIのケラチノサイト分布に関与する膜輸送体の同定を目指しています。これを解明すれば、ケラチノサイトへの蓄積を軽減することで手足症候群の発症を回避し、患者様のQOLの向上と治療の継続に貢献することができると考えます。 続きを読む
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Q.
大学入学以降に個人の力で成し遂げたことについて、その内容とあなたが工夫したことを教えて下さい。(400字以内)
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A.
私は「1年に1回学会発表する」という目標に現在も挑戦中です。22週間に及ぶ薬剤師実習により研究時間が短いことで、この目標は非常に困難なものとなりました。私はその中で「視野を広く保つ」ことを意識しました。自分の実験過程を俯瞰し、問題が生じた時に闇雲に解決策を考えるのではなく、その問題が自分の研究の中でどのような位置づけにあるのかを常に考えました。そこから、解決すべきと判断した点は原因を考察し、解決が重要でない点は別の評価方法を用いる等、柔軟に研究を進めました。また、視野を広く保つことで実験過程の中で非効率な部分を見つけ、改善方法を考えることができ、複数の実験を効率的に進めることができました。実習中も毎日夜から研究に励み、努力できる点は全て尽力しました。結果、学会発表2回と総説論文1報という目標以上の成果を成し遂げることができています。現在も3回目の発表に向けて努力を続けています。 続きを読む
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Q.
大学入学以降に複数人で成し遂げたことについて、その内容とあなたが果たした役割を教えて下さい。(400字以内)
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A.
私は部長を務めた軟式テニスサークルで「現役生の将来を考えるOB交流会」を企画しました。早い段階から自分の将来を考え、必要な努力を始めるきっかけとなることを目的として企画しました。初の試みであったため、同期に趣旨を説明し、皆で協力して取り組みました。その時に最も意識したことは、プレゼン力のある方に宣伝、人脈のある方にOBとの打ち合わせ等、個人の長所を考えて仕事をお願いしたことです。そのため、個性に応じたアイデアが次々と生まれ、運営効率が飛躍的に向上しました。結果、目標より1ヶ月も早く企画は実現し、100名を越える出席を達成しました。この会はとても好評で、翌年以降もOB会として行事の一つとなっています。この経験から、チームのリーダーには、個人の適材適所を見極め、活発に取り組める環境を整えることが重要であることを再認識しました。今後も、チームの力を最大化するためにこの能力を磨き続けます。 続きを読む
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Q.
今のあなたが形成される過程で特に影響を受けた経験について教えて下さい。(400字以内)
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A.
私は大学3年生の夏休みに友人と海外へサッカー観戦に行きました。マンチェスターダービーと呼ばれる世界で最も有名な試合の一つを観戦し、私は衝撃を受けました。翌日は平日であるのに、負けたチームの地区の商店街は閑散とし、町に活気がなかった一方で、勝ったチームの地区では町中でセールをやっており、活気に満ち溢れていました。私はそこでスポーツが地元の人々の生活に根付いている分化や、喜怒哀楽の感情表現の違い、仕事に対する考え方の違いなど多くの刺激を感じ、海外で様々な価値観を持つ人々と一緒に仕事がしたい、そうすれば自分の視野をもっと広げることができると考えるようになりました。帰国後早速英語の勉強を始め、目標であるTOEIC800点を超えることができました。そして今はスピーキング能力を高める努力も継続しています。私の「世界中で活躍するグローバルリーダーになる」という夢はこの経験から生まれました。 続きを読む