20卒 本選考ES
記者職
20卒 | 慶應義塾大学 | 男性
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Q.
これまで力を入れてきたこと。アピールポイント。
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A.
私はこれまでバスケットボールに力を入れてきた。中学・高校と全国大会に出場し、最高成績は全国3位である。現在は指導する立場に移り、大学の研究の一環として横浜市金沢区の中学生向けに、「バスケットボール教室」を開設した。昨春生徒10名とスタートしたものが、学校への宣伝活動や口コミを通じて、生徒数3倍の30名に成長することができた。開設の準備段階として、中学校を計10校訪問し、先生方との打ち合わせから体育館の使用許可や生徒の確保を行った。特に顧問の先生が不在の中での取り組みということもあり、生徒の安全面への配慮に全力で取り組んだ。こうして様々な人の力を借りることでこの活動が軌道に乗った頃、新たな発見があった。教育の現場に対する働き方改革の浸透度が極めて低いということである。そこで、以下の施策を打ち立てた。「中学部活動と外部コーチのマッチングサービス」というものだ。部活動の顧問は、希望通りの部活に就けないことがあることから、競技経験が無く困っている人が一定数存在する。そこに、私のように大学で研究の被験者集めに手を焼いている学生が、被験者を中学生で補う代わりに外部コーチの役割を果たすことで、WINWINの関係が構築できるのではないかと考え、そちらも並行して取り組んでいる。このように、目に見える問題点を伝えていくこととともに、埋もれてしまっている潜在的問題にアプローチをかけ続け、世の中を変えていく努力を続けていこうと思う。 続きを読む
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Q.
読売新聞の記者として取り組みたいことは?
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A.
幅広いジャンルの取材を行う経験を活かし、将来的にはスポーツ取材に取り組んでいきたい。入社後地方支局に配属され警察担当となれば、夜討ち朝駆けを通じて口が硬い人から情報を入手する経験ができる。街ネタを拾うために、自らの足やコミュニティの形成から情報収集することもあるかと思う。このような経験を活かし、目標とする東京本社運動部に配属された暁には、「自分ならではの取材」をしたいと考えている。例えば、様々な競技の選手と一緒に体を動かしてみて、この動作の時はどこを見て何を考えているかなど、全身を使った取材などが挙げられる。「スポーツ」というものは、見る者を魅了し感動させる力を持っている。テレビでは映像として流れていってしまうものを留め、シーン毎に選手がどのような心境なのかなど、新聞だからこそ伝えられることを全国の読者に届けていきたい。そして、スポーツのリアルさを読者に広く知ってもらうことで行動を起こす起点を作る。そのために御社で常に学び続け、成長し、問題意識を持ちながら一つ一つの取材に対して誠実に取り組んでいきたい。 続きを読む
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Q.
最近印象に残った読売新聞の記事、影響を与えた記事は?
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A.
バスケットボール男子日本代表がW杯に出場するという記事が印象に残っている。なぜならば、前代未聞の困難を最高の形で乗り越えたからだ。破竹の8連勝を挙げた代表チームだが、この結果は篠山主将が言うように「負け癖」から脱却したことを意味している。私は予選開幕からの2戦を試合会場の運営としてコートサイドから観戦していた。昨年の話ではあるが、このままでは本戦出場が厳しいというのは周知の事実であった。その逆境を乗り越えた末の勝利というものは、私たちに感動や勇気を与えてくれた。私が指導している生徒も影響を受け、日々の練習にさらに熱が入るようになった。このように海外での出来事や、普段は遠くに感じてしまう選手の心情を新聞を介して手元に届け、読者の行動のきっかけを作り出せるのは新聞の強みだと考える。私もこのように、何かの誰かの起点となれる取材をしていきたい。 続きを読む