私が学生時に熱中して、取り込んだことは編入試験に向けて行ってきた取り組みです。私が卒業した大学には3年次に編入学を通じて入学しました。以前所属していた大学での学生実験を通して、改めて有機化学は面白いと感じ、講義の中で有機化合物に発光など様々な機能を持たせることが可能であることを学びました。この学びは私にとって大きな刺激になりました。そして、私は、まだ誰も作ったことのない基礎的な新しい機能を持った化合物を開発したいと考えるようになりました。ところが、以前の大学では液晶など有機ELや高分子プラスチックなど、既に機能を持ったものを実用的に身の回りに応用しようと、既存研究の改良化を主に行っているそうです。しかし、私は化学を実用的に応用する研究を行いたいのではなく、新たな基礎的な機能を持った化合物の合成など、化学そのものを研究したいと思うようになり、編入学を決意しました。大学の各科目の勉強に加え、編入試験対策に打ち込み、周りの友人が遊んでいる時もひたすら机に向かいました。また、編入学にはTOEICの受験が必須であり、スコアを300点上げることを目標に、毎日の通学の貴重な時間にリスニングの勉強をしました。実践的な英語に関しては、英語を話す外国の方が、全体の半数所属するフットサルサークルに所属し、自ら積極的に英語でコミュニケーションを図り、英語に触れる機会を多くしました。少しは勉強をサボって、遊びたいと考えてしまうこともありましたが、この編入の勉強を行えるのは、「今しかない」と考え、これらの勉強を多い日は1日12時間行いました。その結果、学科の114人中2人しか選ばれない成績優秀者にも選ばれ、TOEICのスコアを大学入学時は470点から775点にあげ、目標であった編入学の試験にも合格しました。この経験により「新たな視点を得るために目標を立て、それに向かって努力し続ける姿勢」を学びました。
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