大学では、積極的に外国語授業を履修して参りました。一年前期後期、二年前期後期では必修科目ではありますが英語の授業を履修しました。また、他外国語としては一年次に西語初級ⅠA,ⅠB,ⅡA,ⅡBを履修し、比較的時間割に余裕のあった二年前期ではイタリア語(入門)とアイスランドの文化と言語(入門)を履修しました。他国の言語・文化を少しでも理解することは大切なことであると考えます。なぜなら、他国の言語・文化を理解することは他国の人その人自身を理解するときの手助けになり、またその効果は決して小さなものではないと考えるからであります。また、三年前期(今学期)では、水理・水質実験を国際コースの学生たちと共に受講しております。およそ100名の当学科の中で、希望する2人の学生が国際コースの学生たちと共に水理・水質実験を受講することができたのですが、なかなか海外へ留学するチャンスのない自分には絶好の機会だと思い、応募致しました。彼らはそれぞれ異なる国から日本に留学しに来ているのですが、その様子を見ていると自分も刺激されることが多々あります。彼らはとてもフレンドリーで私たちを快く受け入れてくれました。以前彼らと交流会をしたのですが、ネパールからきている学生は彼女の信仰する宗教によって牛肉を食べることができず、またパキスタンから来ている学生は、これもまた同じように、彼の信仰している宗教により断食中であることが分かりました。このような宗教による文化の違いを痛感したのは初めてのことであり、以前からそのような宗教の違いがあることは知っていたものの、やはりしっかりとは理解できていなかったことに気が付きました。このような体験からも、自分の目で見て実際に経験することの重要性を感じました。
また、学業以外での活動といたしまして、私はテニスサークルに所属しております。ここで出会った仲間たちとは多くの時間を共有し、関わってきました。私の今までの人生の中で最も濃密なかかわりを持つコミュニティーであると言えます。先輩・後輩・同期とのかかわりで、人との接し方の多くを学びました。人のよいところを吸収し見習うことも多く、私の人格形成に影響を及ぼしていることは必至であります。具体的には、損得を考えない優しさ、人を受け入れる懐の深さ、物事(この場合はテニスですが)に打ち込むひたむきさ、情報管理・整理の効果、人をむやみに傷つけない、または反発の買わない言葉の使い方等であります。これらは私が大学に入学し、サークル活動を行ってきた中で吸収し得たものであります。また一方で、チームとして一つの意思を共有し、長期間にわたって同じ目標に向かって行動することの難しさも痛感しております。社会に出ていくに従い、チームとして活動する機会がより一層増えていくことと思いますが、私の所属するサークル活動での現在の経験が必ずや生きてくると考えます。仲間と真摯に向き合い、時には困難にぶつかりながらも改善を図っている現在のこの経験は、将来の私の大きな強みになると考えます。
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