- Q. 志望動機
- A.
株式会社ニデックの本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。
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2021卒株式会社ニデックのレポート
公開日:2020年7月15日
選考概要
- 年度
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- 2021年度
- 結果
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- 内定入社
- 職種
-
- 薬事職
投稿者
選考フロー
企業研究
大前提としてニデックについての基礎的な理解(事業内容、商品等)と、薬事職(ニデックの場合は臨床開発モニターと、薬事申請の二種類がある)についての理解をしておこうと考えました。企業の基礎や職種理解はホームページや医療業界のニュースサイトを見れば、薬事以外の職種であれば十分だと思います。薬事職についてはさらりとしか触れられていません。説明会でどれだけ気になることを質問しておけるかと、医療機器における臨床開発や薬事申請の知識を深める事が大切です。しっかりと理解していることをエントリーシートでアピール出来た事で好評を得られました。
私の場合薬学系出身者ということで、「普通は製薬系に行くのではないか?」という印象を持たれる事が想定されました。そして実際そうでした。また臨床開発モニターも薬事申請も、医療機器を上市する過程であまり目立たない領域です。「何故研究開発ではなく、薬事なのか?」と思われることが想定されました。よって「眼科の医療機器メーカーを受ける理由」と「研究開発ではなく薬事を受ける理由」をしっかり用意する必要を感じました。何故医療業界なのか?→何故医療機器なのか・何故眼科なのか?→何故薬事なのか?という順に掘り下げていきました。面接で一番気にされました。
数多あるメーカーからニデックを選んだ理由もしっかり用意する必要があります。眼科医療におけるニデックの立ち位置を理解する必要があると感じ、他のメーカーについても調査しました。まず眼科医療機器を作る会社がどれだけあり、何を作っているかをざっと調べました。次に恐らく競合であろうトプコンやJ&J等との相違点をホームページや統計で調べる事でニデックを志望する理由を確固たるものにしました。「他社と比べて何故ニデックなのか?」はあまり深堀されませんでしたが、熱意についてはかなり見られたように思います。
志望動機
私の就職活動の軸は「薬学部で学んだ知識を活かし、人々のQOL向上に貢献すること」です。そのため、新薬や医療機器の開発に携わりたいと考えています。中でも眼科の医療機器業界に魅力を感じました。なぜなら目の健康は、健やかに暮らすための根幹を成すと考えているからです。Webセミナーでお話しされたように、目は五感が処理する情報の85%を担う重要な器官です。「見えない」ことのハンデは大きいため、この改善はQOL向上に重要な意味を持つと考えます。数ある眼科医療機器メーカーの中でも、貴社は国内シェアNo.1であり、海外のシェア拡大にも注力されています。このことから貴社ではより多くの方々のQOL向上に貢献できると考えました。また貴社では、受付から治療まで眼科医療に必要な全ての領域をカバーされています。このことから、目を通じてQOLの向上を追求する確かな熱意を感じました。よって私は貴社を志望致します。
以上ESより抜粋。
面接で①眼科領域である理由、②医療機器メーカーである理由、③薬事職である理由を掘り下げられました。それぞれ以下の内容を付け足しました。
①私は幼少期に片目を怪我して、しばらく眼帯をして生活しました。たった片目が使えないだけでしたが、両目の時と比べ物にならないほどの制限を課せられ、日常生活すらとても怖かった事を覚えています。薬学部での学びを通じ、傷害や疾患については人より詳しいと自負していますが、私は目が見えなくなる事が一番怖いです。従って眼科医療からQOL向上にアプローチする事が私にとって最も意義深いです。
②眼科医療において、医療機器は診断から治療までコアとなる部分を担っています。また中でも御社では受付から治療まで全ての医療機器を手掛けられています。よって御社では治療の根幹を成す重要な仕事が出来ると考えています。
③機械工学系のバックグラウンドを持たない私は、研究開発ではなく強みのある薬事の面からアプローチする事がベターだと考えたためです。
説明会・セミナー
- 時間
- - -
- 実施時期
- 2020年03月
エントリーシート 通過
- 実施時期
- 2020年03月
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以上
ESの内容・テーマ
openESと、以下の企業独自の内容
希望職種3種まで
志望動機400字
ニデックでどのような仕事がしたいか?(希望職種ごとに、計800字)
ES対策で行ったこと
就活会議のESを参考にして草稿を書きました。これを先輩やキャリアの先生にフィードバックを頂き、ブラッシュアップしました。
WEBテスト 通過
- 実施時期
- 2020年03月
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以上
WEBテスト対策で行ったこと
最新最強のSPIクリア問題集、ゼロから分かるSPI問題集を、読解以外全ての問題を秒殺できるまでやりました。制限時間を設ける事と、外した問題を記録してやり込み、確実に出来るようにしました。
WEBテストの内容・科目
SPI
言語、非言語、性格診断
1次面接 通過
- 実施時期
- 2020年04月
- 形式
- 学生1 面接官3
- 面接時間
- 30分
- 面接官の肩書
- 人事/薬事部部長/薬事部課長
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以上
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
面接官の方々が薬事を一般にはあまり広く知られていない職業であると考えられているため、ESの時点で薬事職に対する理解を示せていた事。TOEICの点数が高く(825点)、英語での情報収集に抵抗が無い事、また英会話も多少は出来る事(接客販売のアルバイトで外国人と英語で話す)。ESに書いたPR内容や、志望動機、業界志望理由等に筋が通る理由を前もって作り、質問で深堀された際には過不足なくその引き出しを開け、聞かれた事を理路整然と答えられたと思います。
面接の雰囲気
終始和やかです。開始直後はアイスブレイクで緊張を解そうとしてくれました。ESの内容から掘り下げた質問が多く来ました。自己PRやガクチカで行った行動をした理由を良く聞かれました。
1次面接で聞かれた質問と回答
開発じゃなくて敢えて薬事なのは何故か?どこから薬事の知識は得たか?
私は最も薬事職に適性があると考えているからです。薬事職医療機器の研究開発には機械工学系のバックボーンがある方が有利だと思いますが、薬学部出身の私にはありません。その状態で機械工学を学んでこられた方々と競争する必要があります。また薬学部での学びを活かすという就職活動の軸にも抵触します。一方薬事職であればこれまでの学びが活きるため、適職であると考えました。薬事の知識は大学の授業と、就職活動における企業・業界研究で得ました。授業では軽く触れる程度ではありましたが、臨床開発モニターや薬事申請が薬や医療機器が承認され、上市されるために必要である事を学びました。就職活動を始めてからは、製薬・医療機器業界を主に見ました。後悔しない選択ができるよう、花形的な研究開発だけでなく薬事職についても勉強し、より具体的な業務内容・適正・求められる素養等を学びました。
製薬と医療機器で優先順位が高いのはどちらか?
一概にどちらの業界かでは優先順位を決めていません。対象とする疾患領域に対し、どういったアプロ―チが出来るかを基準にしています。例えば眼科医療については医療機器の方が優先順位は上です。何故なら、まず治療の第一段階である診断がその多くを医療機器に依存しています。治療についても外科的手術が必要なものについては医療機器が必要です。また人工視覚の研究開発に注力されており、失明されている患者様の希望となります。一方製薬では、薬で治療が出来る程度の疾患は多くが生活習慣を正す事で予防・根治が容易、若しくは既存の薬で治るものが多いです。また店頭で市販される効果の薄い医薬品を手掛ける事になる可能性もあります。これらの事から眼科医療においては医療機器メーカーの方が治療に貢献できると考えています。中でも受付から診断・治療まで全ての医療機器を手掛ける御社でならより質高く有意義な仕事が出来ると考えています。
最終面接 通過
- 実施時期
- 2020年04月
- 形式
- 学生1 面接官3
- 面接時間
- 40分
- 面接官の肩書
- 人事部長/専務/総務
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以内
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
自己PR、ガクチカ、大学を選んだ理由、研究室を選んだ理由等、様々な自身の行動に一貫した軸や考えを持っていた事が評価された気がします。向上心・計画性・目標へのひたむきさ・論理的思考力・芯のブレなさ等をプッシュしており、そこも刺さったのかなと思います。出身地とまるで異なる場所で、薬事職というマイナーな職を志望する事にはかなり最後の方まで疑問を持たれており、そこに至るまでの志望理由や熱意の見せ方が甘かったような気がします。もっと引き出しを開けた方が良かったかもしれません。最終的には内定を頂けたのでクリア出来たのだろうとは思います。
面接の雰囲気
最終も和やかでした。口調も穏やかです。良い所を探そうとしてくれている印象を受けました。圧や粗探しをされた感じはありません。
最終面接で聞かれた質問と回答
臨床開発モニターと薬事申請なら希望が高いのはどちらか?
薬事申請です。情報収集や海外への申請を行う際、これまでに培った英語力が活きると考えています。また研究活動において私は先生方や他の学生と、実験結果や調べた内容、自身の考えをつぶさに共有・ディスカッションする事で円滑に進めてこられたと自負しています。この経験を活かし、基準に関わる情報を他部署の方々に早く、分かりやすく伝えることで研究開発を早める事が出来ると考えています。最後に私は向上心が強く、自ら貪欲に学ぶ性格をしています。趣味のボディメイクでは、5年以上に渡り栄養やトレーニング理論について独学で学び、理想の体を追求してきました。高い専門知識を求められる薬事申請において、この自ら貪欲に学び結果へつなげようとする姿勢は役立つものだと思います。
今までで一番壁にぶつかったこととその解決法
大学2年生の時、初めて「自分で許せない成績」を取りました。以前は出来ていた事が急に出来なくなった事と、恵まれた環境で学びながらその内容を満足に身に付けられない不甲斐なさを感じました。その後は勿論前以上に勉強に励みましたが、思うように成績は伸びませんでした。ここで勉強のやり方が悪いのではないかと仮説を立て、勉強法を学ぶ事と、過去と現在の比較をしました。結果、主な原因として過去に比べ問題を解く事が極端に減った事により、アウトプット能力が下がっている事が分かりました。また、何が定着しているのか分からない状態になってもいました。この事に気付いてからは問題を自作し、定着度を可視化できるようにしました。以降成績は伸びていきました。
内定者のアドバイス
内定後の企業のスタンス
就活を止めてくれとは言われませんでしたがかなり早く内定承諾を求められました。面接後に面接官ではない人事の方にお話しして頂き、新生活の事等、業務以外の事についても親身に教えて頂けました。以降もどんな事でも疑問があればメールや電話をして下さいとの事でした。少なくとも選考で関わった方々には皆様に人柄の良さや温かみを感じたので良い方々が集まっているのだろうと思います。
内定に必要なことは何だと思うか
まず自己分析は徹底的にやった方が良いです。自己PRやガクチカ、出身学部や研究、サークルから派生した質問がかなり来ました。自己PR・ガクチカで行った行動について、何故それをやったのか?他ではダメなのか?なぜ止めたor続けられたのか?大学・学部を選んだ理由は何か?等々、自身の行動や思考について深掘りして「しっかりと自分の考えを持っている」ところを見せる事が重要だと感じました。自社製品や眼科医療についての知識を求められる事はありませんでしたが、志望職種をどれだけ理解できているかも重要です。最後に志望動機において自身の行動・思考・性格・経験を踏まえて一切疑問を抱く余地のない無い説得力のあるものを用意すると良いと思います。
内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか
自分のどんな行動にも明確な理由があり、一貫した軸に従って行動している所が評価された気がします。あまり考えず、何となくで行動を決定する人や、とりあえずやっつけでそれらしい自己PR・ガクチカ・志望動機を作ると厳しいと思います。大学・学部・サークル・部活動等を何故選んだのかも言えないと苦しいです。志望動機についてはかなり詰めたつもりでしたが、それでも最終面接で「君がここを選ぶ理由がピンと来ない」と言われました。特に志望動機の質・明確に伝える事・その際の熱意は重要だと思います。
内定したからこそ分かる選考の注意点
私はインターンには参加しておらず、応募もしていないためそこは問題ないと思います。ESと面接で好印象を残せば大丈夫です。くどいですが自己分析は大切です。質問の大半がESからの掘り下げと、回答内容から更に掘り下げた質問でした。自己分析を徹底し、矛盾の無い確固たる志望動機を練り上げ、熱意と共に伝える事が重要です。
内定後、社員や人事からのフォロー
内定承諾を速やかに求められました。6月には会社の資料を送られました。特に向こうからアクションを起こされる事はありませんが、質問があればメール・電話で聞いて下さいとのことです。例年8月に内定者懇親会があるようですが、コロナで中止になりました。
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ニデックの 会社情報
会社名 | 株式会社ニデック |
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フリガナ | ニデック |
設立日 | 1971年7月 |
資本金 | 4億6100万円 |
従業員数 | 1,641人 |
売上高 | 438億300万円 |
決算月 | 3月 |
代表者 | 小澤素生 |
本社所在地 | 〒443-0038 愛知県蒲郡市拾石町前浜34番地14 |
電話番号 | 0533-67-6611 |
URL | https://www.nidek.co.jp/ |
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