22卒 インターンES
研究職
22卒 | 金沢大学大学院 | 男性
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Q.
研究概要
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A.
私の研究テーマは「分子サイズの世界で蓋の開閉ができる容器を作る」というものです。私たちの身近に存在する瓶やペットボトルなどの容器のように、分子サイズの世界でも、目的の分子を「取り込む」ことができる容器は数多く存在しますが、分子の「取り込み」「取り出し」を制御することは達成されていません。私の研究では、蓋の開閉を行うことで同一の容器で自在かつ簡便に目的の分子の「取り込み」「取り出し」を制御することで、新たな機能性を持つ分子容器を構築することが目標です。実際に私は「蓋がない容器」と「蓋がある容器」を作ることに成功し、それぞれの容器がどれぐらいの大きさであるかを見いだしています。今後は、これら二つの容器に対して分子を導入して、分子を取り込むことが可能か検討を行いたいと考えています。この研究は将来的に、体内における薬物輸送や、環境中での有害物質の除去などへの応用が期待されています。 続きを読む
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Q.
これまでの人生で最も努力したことは何ですか? 400字以内でご記入ください。
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A.
自分との戦いを制して編入学を成し遂げたことである。新たな機能を持つ化合物の合成など、化学の基礎研究を志望し編入学を決意した私は、1年間、大学の各科目の勉強に加え、自ら編入学の専門予備校の通信講座を受講したり、図書館で4つの化学分野の問題集を踏破したりすることにより、編入試験対策に打ち込み、周りの友人の誘いを断り、ひたすら机に向かいました。また、編入学の試験にはTOEICが必須であり、スコアを300点上げることを目標に、通学の貴重な時間を有効活用して、リスニングを勉強しました。これらの勉強を多い日は1日12時間行い、その結果、TOEICのスコアを470点から775点にあげ、学部生98人中2人しか選ばれない成績優秀者にも選ばれ、目標であった編入学の試験にも合格しました。この経験から、何が課題かを見極め、地道に努力し継続する力を身につけ、またそれが評価されたことが私の励みとなり力となっています。 続きを読む
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Q.
長所短所(400字)
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A.
私の長所は「困難なことがあっても解決のために粘り強く挑戦し続けること」だと自負しております。また、私の短所は詰め込みすぎる面だと思います。新規性の高い有機化合物を合成する化学実験には失敗がつきものです。私は失敗をしてからのアプローチが大切だと考えており、実際に失敗の原因を考察したり、論文などから知見を得て改善点を模索したりすることで、実験方法を改良してきました。何度も失敗し、挫けそうになりましたが、「諦めてはダメだ」と考え、新たな知見を得るために、教授や先輩方と議論を行うことで問題点を追求し、再実行することで目的の化合物を得るまで、根気強く実験を行ってきました。ただ、自分がその日の内にできる最大限のことを詰め込んでは誰より遅くまで研究室にいる結果となったので、計画的に物事を進めることが必要だと考えています。これらの経験から、目的の達成に向けて努力し続ける姿勢を身につけることができました。 続きを読む
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Q.
竹本油脂でのインターンシップを志望する理由 400字以内でご記入ください
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A.
私は企業、そして貴社の研究開発に興味があります。現在行っている機能性有機分子の研究を通じて、私は「まだ誰も作ったことのない」新しい機能を持った化合物を開発する喜びを学び、社会に役立つ機能性化合物を研究し作りたいと考えるようになりました。しかし、社会に対して影響を与える企業の研究を具体的にイメージすることは困難です。そこで、貴社のインターンシップに参加することにより、企業の研究開発を具体的に理解し、自分が仕事に就いたときの明確にイメージを持ちたいと思っております。そして、イメージを持った上で、大学ではあまり触れることのできない製品化への研究開発過程や技術などに触れながら、貴社での研究業務を行うことにより、自分が働く中でどこに着目するべきか、どのような能力が必要か具体的に把握したいとも考えています。また、機会があれば、貴社の社員の方が仕事において何にやりがいを感じるかを実際にお聞きしたいと思っております。 続きを読む
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Q.
化学メーカーの研究開発を通じて、どんなことをしたいですか? 400字以内でご記入ください。
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A.
現在行っている機能性有機分子の研究を通じて、私は「まだ誰も作ったことのない」新しい機能を持った化合物を開発する喜びを学びました。ただ、研究活動を進めるにつれ、単に専門知識の積み重ねだけでは社会の求めているものを捉えることは難しく、常に社会では何が求められているかという視点が必要であることに気づきました。様々な化学技術を身につけるだけでなく、社会のニーズを敏感に捉え、それに対応できる機能や性能をもった化成品とは何なのかと考え研究開発することが必要と今では考えています。また、化学技術だけでなく、あらゆることが日々進化している現代社会では社会のニーズに限らず膨大な情報が行き交っており、それらの中から必要なものを取り出し、活かし、スピード感を持ち新しいものを作り出すには多角的な視野が必要と考えています。そのような視野を持ち、社会のニーズに対応した機能性化学品の研究開発を行いたいと私は考えています。 続きを読む