【18卒】イノアックコーポレーションの技術職の面接の質問がわかる本選考体験記 No.4223（長崎大学大学院/男性）（2017/12/14公開）

基本的な人物に関する質問や就職活動の考えを問われる質問中心であったため、会社に合う考えを持っているか人物であるかどうかを評価されたと思う。

面接官が4人と一次面接にしては非常に多く緊張感はあったが、その緊張感を解きほぐしてくれるような声かけをして頂き、雰囲気は良かった。

あなたの強みを教えてください。

私の強みは計画的かつ全力で物事に取り組むことができることです。研究室に配属されると、研究を中心として授業、ゼミの準備、アルバイト、部活動などやるべきことが多く非常に時間に余裕がありませんでした。その中で私は論文発表や学会発表など大きな成果を残すことを目標に研究に取り組みました。そこで時間を有効に使うためにまずは日々のToDoリストの作製する習慣を身に着けました。しかし実験などは上手くいかないことも多く、ToDoリストが達成できないこともありました。そこでToDoリストに加え、1～3週間程度の長期的な計画を基に、一週間程度の計画を作成するように改善しました。また、しっかりと計画のリスク管理も行いました。結果、国際学会で発表するレベルの研究成果を発表することができました。

就職活動の軸を教えてください。

私の就職活動の軸は、その会社で業務に取り組むに当たり高いモチベーションを保つことができるかどうかです。それはこれまでの人生を振り返った時に、私が一生懸命物事に取り組んだ際には、常に高いモチベーションややりがいを感じていたためです。そこでモチベーションを保つことができる環境で働くことが私にとってベストであると感じ就職活動の軸としております。具体的に私にとってモチベーションの保つことができる環境というのは、自身が成長できる環境、自分が興味のある業務内容がある環境、人のためになる仕事がある環境の３つです。御社の社風や扱っている製品が私の就職活動の軸に当てはまるため、御社への入社を強く志望しております。

技術系以外の質問も多少あったが、いわゆる技術面接に近いものであったため、技術者として評価していただいたと思う。

一次面接と同様、非常に話しやすい雰囲気であった。特に人事の方は面接が始まる前に親身になってアドバイスをくれたため非常に面接に挑みやすい環境であった。

研究で苦労したことは何ですか。

私が研究で苦労したことは、データの解析および考察です。私が研究対象としているサンプルは5種類の原料を用いて合成され、それぞれの化学構造が分子鎖に組み込まれるため非常に複雑な分子構造をしています。そのため解析、考察が非常に困難を極めました。そこで研究室にある測定可能な機器はすべて使いましたし、似ているサンプルや測定を行っている論文や先生とのディスカッションを通して、粘り強く考察の引き出しを増やしました。その結果、国際学会で発表することができるような研究成果を残すことができましし、なによりこの研究経験から、粘り強さという、今後仕事に取り組む上で重要となる強みとなるものを得ることができました。御社でも粘り強く業務に取り組むことができます。

研究において重要だと思うことは何ですか。

私が研究活動に取り組む中で、重要だと感じることは二点あります。第一にしっかりとアンテナを張ることです。データにおける些細な変化に気づくことができなければ上手くいくものもいかないようになってしまいます。また、一見関係のないような他の研究でも、自分の研究と結びつけることができる部分や何かヒントが隠れている可能性があるため、しっかりとアンテナを張り、真剣に聞くようにしています。第二にディスカッションです。これは、あるデータに対して自分で考えられるありとあらゆる考察をしたつもりでも、指導教官の先生とディスカッションをすることで、同じデータでも全く違う視点から考えることができるようになった経験があるためです。

これまでと同様の質問が中心ではあったが、最終面接であったため、会社でやりたいことなどの質問での熱意を評価していただいたと感じる。

これまでとは打って変わり、緊張感のある面接ではあったが、面接前、人事の方と少し話をする時間があり、緊張をほぐしてくれた。

これまでに達成感を得た経験を教えてください。

大学2年生の春休みに友人2人とともにヨーロッパ7カ国15都市を周遊したことです。目的はサッカーの観戦および観光でした。しかし旅行会社のプランで行くとコストが掛かる上、自由な行動がしにくかったため、皆海外は初めてでしたが、全て自分たちで手配することにしました。私は旅行の計画を立てることが好きであり、得意でもあったので、スケジュールの考案を任されました。任されたからには、できる限り安く効率的にたくさんの国に行くことを目指しました。そこで実際に行ったことがある友人に聞き、インターネットで交通手段の値段、移動時間などを徹底的に調査しました。さらに予算、日数、行きたい場所、試合の開催情報などを基にスケジュールを提案しました。その結果、計画通りに旅行ができ、サッカーも2試合観戦することができ、大きな達成感を得ることができました。

入社したら、この会社でやりたいことは何ですか。

私は御社でウレタンの開発をしたいと考えております。それは現在大学でウレタンに関する研究を行っており、その中でウレタンが原料の配合比や構造を変えることにより様々な物性を示し、幅広い用途で用いられることを知り、その無限の可能性に魅力を感じたためです。しかしウレタンには安価で汎用性が高いという特徴がある反面、作った瞬間から、大気中の酸素、水分あるいは光などが原因で劣化が始まってしまうというデメリットが存在します。そこで、長い間製品を使用する中でも、そのデメリットを克服するために、少しでも劣化がしにくく、ウレタン本来の機能を保ち続けることができるような製品を開発し、様々な場所で使用されるようなウレタン製品を開発したいと考えております。

内定を頂いた後も、理由を説明することで納得いくまで就職活動を続けさせていただき、多少ではあるが返事の期限の猶予も頂くことができた。

コーポレートサイトなどでしっかりと企業研究を行い、説明会などで社員の方と話をすることで、自分がこの会社で働くイメージがしやすくなり、面接でも志望動機に説得性が増し、この会社でやりたいことを具体的に述べることができると思う。あとはこの会社は海外進出にも積極的であるので、海外で働きたい旨を伝えることは重要なことの一つであると思う。特に最終面接は雰囲気から緊張感も増すが、気にせず堂々とすることが重要である。

他の人がどうなのかは分からないが、私はイノアックでしたいことが明確にあったため、そのことを理由も含めて、具体的に、かつ熱意も織り交ぜて上手く話すことができたことを評価していただき、それが内定に繋がったと感じている。

説明会において人事の方がいない状況で先輩社員の方とざっくばらんに会話する機会を与えて貰えるため、そこで、この会社の雰囲気が自分に合うのか、この会社で自分が働くことをイメージできるかがポイントだと感じる。

• 20代の成長環境
• 会社の規模

株式会社東洋クオリティワン

私がこちらの会社を選んだ理由としては、比較して様々な製品を扱っており、より高い技術を持っているために、入社後自分ができることの選択肢も様々あることに魅力を感じたためである。また、海外進出にも非常に積極的であり、特に若い社員でも海外で働くことができる可能性があることに大きな魅力を感じた。この会社であれば、常に高いモチベーションを維持して働くことができ、なおかつ大きく成長することができると感じ、入社を決意した。