
23卒 インターンES
研究職
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Q.
製薬業界における現状や課題について、知っていることをまとめてください(400文字)
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A.
製薬業界の課題として1つ目に「新薬の開発が困難になっていること」が挙げられる。原因はメジャーな慢性疾患の薬剤が出尽くしたこと、従来の低分子医薬品ではがんや難病の治療が難しいことである。そのため、現在では薬剤開発がこれまで画期的な薬剤の無かったがん、アルツハイマーなどの疾患群、希少疾患へと変化し、低分子医薬品からバイオ医薬品への転換が進んでいる。バイオ医薬品は高い治療効果を期待されるが、遺伝子組み換えなどの技術を使うため開発費が拡大しがちである。また、日本では高齢化の進展などを受けて医療費を抑制する動きが強まり、薬価制度の見直しなどの抑制策が進んでいる。そのため、2つ目の課題として「開発効率化の追求」がある。対策として、既承認薬の新しい薬理効果を発見し、別の疾患治療薬として開発するドラッグリポジショニングや開発業務をCROに委託するなど外部委託できる業務の切り離しが行われている。 続きを読む
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Q.
10年後の製薬会社で活躍する人に必要とされる能力について、まとめてください。(400文字)
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A.
一つの分野だけでなく複数の分野の知識、技術を持つ人が必要とされると考える。理由は画期的な医薬品の創出、開発期間の短縮や開発費用の低減が期待できるAI活用が盛んになるためである。創薬へのAI活用は薬に関する知識とAIに関する知識の両方が必要である。AI以外にも医薬品を取り巻く環境の変化は著しいため、環境に適応することが必要であると考える。低分子医薬品からバイオ医薬品への転換など短期間で動向が変化するため、今持っている知識で満足することなく、時代の変化に合わせて新しい知識を学んでいける人が活躍できると考える。 また、AIはデータがない事態には対応でできないため、AIの活用が増加後においても新しい事態に対面した際の対応力は求められると考える。新しい事態への対応力を養うためには、日ごろから何か課題に直面した時にまずは自分で考えて、解決策を見つけることの積み重ねが重要だと考える。 続きを読む
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Q.
日本新薬(株)について知っていることと、本インターンシップの志望理由についてお書きください(800文字)
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A.
貴社は領域特化型の企業として医薬品事業と機能食品事業を提供しています。医薬品事業では注力する泌尿器科、血液内科、難病・希少疾患、婦人科を中心として、高品質で特長のある医薬品を提供しています。機能食品事業では製薬企業として培った技術力と研究開発を活かし、健康食品、プロテイン製剤、健康食品素材、品質安定保存剤を提供し、健康長寿、食品ロスの削減などに貢献しています。今後は核酸医薬品などの新規創薬モダリティへの取り組みやグローバル事業の推進、ESG経営への取り組み強化、従業員の多様化の尊重による特長のある製品の提供、AI活用、IT化、経営基盤の強化に取り組むことを展望として掲げています。 私は貴社のインターンシップに志望した理由として、1つ目に貴社の理解を深めたいと考えたためです。ひとりでも待っている人がいる限り新しい薬を届けたいという考えに感銘を受けました。私はアルバイト先で他のアルバイトの方からの相談で、仕事を覚えるのが大変だと聞き、環境を整えるために仕事内容をまとめたマニュアルを作成しました。その際、感謝を伝えていただいたときにはとても大きなやりがいを感じました。この経験から、困っている人に手を差し伸べる大切さを学び、難病・希少疾患に取り組まれている貴社に興味を持ちました。貴社の強みや新薬開発に対する想いを学びたいと考えています。 2つ目に製薬業界の変化について深く理解したいと考えたためです。家族や親戚が精神疾患や自己免疫疾患を患い、治療方法がなく苦労している姿を身近で感じ、製薬業界に興味を持ちました。調べていく間にAI活用やバイオ医薬品への転換など製薬業界を取り巻く環境は著しく変化していることを学びました。そこで、製薬業界の変化についてより深く知るとともに、各職種では変化に対応するためにどのような業務が行われているのかを学びたいと考えています。 続きを読む