【未経験からの挑戦】【22卒】ＳＭＢＣ日興証券の冬インターン体験記（文系/投資銀行部門）No.16847（京都大学/男性）（2021/8/7公開）

投資銀行に少し興味があり、インターン経由でしか内定が出ないと聞いた板から。
投資銀行のインターンへの参加履歴があるとその後の冬のインターンに有利になると聞いたから。また、インターンに参加する優秀な学生に会い、刺激をもらいたいと考えたから。

面接で自分の経験をしっかり喋れるように準備した。また、投資銀行がどのような業務をしているかを本やサイトで調べた。

グループディスカッションがなく面接2回なので、学生時代の取り組みをアピールできるように準備することが必要。

化粧品会社に対する新規のM＆Aの提案する。

5日間のインターンの内最初の2日間は講義だった。3日目の午後からグループワークが始まった。

基本的な投資銀行の業務について学ぶことが出来た。講義では、デッド、エクイティ、バリュエーションについて学ぶことが出来た。

ある企業にM＆Aの提案を考え

前半にやったこと

1日目は、デッドについての講義をして、そののちにデッドについて小グループワークを行った。2日目は、1日目と同じ流れでエクイティについて行った。3日目の午前中に、バリュエーションについて講義が行われた。

後半にやったこと

後半は、最終日の発表に向けて準備を行った。大きな流れとしては、買収先企業の選定→バリュエーション→資金調達の手法について決定→パワポ作成だった。2日半という時間は、かなり短く残業もあった。最終日には、EDの前で発表をして質疑応答を受けた。

ED

なし

発表のフィードバックで、ストーリーはいいがバリュエーションと資金調達の部分が甘いと言われた。金融機関であるので、数値というところがロジックの大前提であると言われたのが印象的であった。

投資銀行のインターン経験者がいなかったこともあり、時間配分がわからず苦戦した。最初の買収企業の選定にかなりの時間をかけてしまい、バリュエーションやロジックを詰める部分に時間をあまり避けなかった。4日目と5日目は、ほぼ徹夜でかなりフィジカル的にも厳しかった。

経験が少ない人が多かったのでチームワークよく進めることが出来た。

ワークで一つの会社を分析するということを通して会社の見方を学ぶことが出来た。これはその後の就職活動で企業を見ていくときの1つの見方にもなったので参加してよかったと思う。
また、インターンのグループの仲間から刺激を受けることが出来たのもすごく良かった。

インターンで優遇をもらいたいと考えるのであれば、事前に会計やバリュエーションの勉強をする、又はほかの投資銀行のインターンに参加したほうが良いと感じた。小手先の話だが、エクセルやパワポが使えるということでもインターンでバリューを発揮して活躍していたので、自分の武器を持っておくのもよいかもしれない。

インターンに参加することで投資銀行の業務についてイメージを膨らませることが出来た。ただ、自分が働いているイメージは出来なかった。業務の大半がデスクワークで、若手はどれだけ早く正確に資料を作れるかということが重視されていると社員から伺い、自分の強みとマッチしないと感じた。

基本的には、インターンで優遇に乗ったひとが早期選考に進み内定がでる流れになっている。インターン後に電話が来なかった時点で内定することはほとんどないと言えるだろう。自分は、優遇がなかったので内定は難しいと思った。インターン最終日にメンターとの個人面談があり、そこで班の優秀だった人を聞かれる。班の人からの評価も優遇に関わっていると感じた。

インターンに参加して志望度は下がった。理由は、純粋に投資銀行の業務内容について興味を持てなかったからである。かなりハードワーク生を求められるため、生活のほとんどを仕事に捧げなければならない。業務に興味を持てない時点で、この業界でやっていくのはかなり難しいと感じた。

本選考で内定が出る人は基本的にインターン参加者なので、インターン参加はマストであると思う。インターンを通して投資銀行の業務理解を深められるので志望動機のブラッシュアップもできるという点でインターンへの参加は有利になると考える。

志望業界は、金融商社を考えていた。これといって自分のやりたいことが見つけらなかったので、業界の接点の大きさや働き方、自らの成長を軸にこの業界に興味を持っていた。
中でも、若手の内からバリバリ働き、自分の市場価値を高め、給料のいい投資銀行に興味を持ちインターンに参加した。
インターンを通して自分の考えの甘さを痛感した。自己分析をして自分に就活の軸を再考するいい機会になった。

若手のうち(6年)は、主体的に仕事をするというよりは、新られたタスク(正確に資料を作る)を全うすることがメインであると知り、この仕事に自分の適性がないとわかった。また、若手の社員の方は、金融が純粋に好きという方が多く、仕事への向き不向きはあると感じた。
インターン前の社員のイメージは、硬そうな人が多いというイメージだったが相違はなかった。
このインターンに参加してから自分の就活の軸を真剣に考えるようになった。