【未知の金融を解き明かす】【23卒】ＳＭＢＣ日興証券の夏インターン体験記（文系/SMBC NIKKO OPEN JOB）No.19809（非公開/非公開）（2022/2/8公開）

社会に大きな影響を与えることが出来る業界に興味があり、国家公務員やコンサルティングファーム、シンクタンクを中心に漠然とインターンを探していた。そのような状況で、募集時期が早かったこともあり、日興証券のインターンを見つけ、とりあえず応募した。

ESは初めてのESであったので、ネットで過去のESを複数熟読して、どのように書けば選考に通過するのかを自分なりに考えた。

ESではパーソナリティを問う質問が多かったので、どのような経験を通して人柄が形成されていったのかを重要視しているように感じた。

架空の富裕層に対し最適な資産運用を提案するグループワーク、同じ架空の富裕層が会社を経営する際に必要な資金調達方法を提案するグループワーク

まず証券業界や証券会社における業務に関する簡単なレクチャーがある。それが終わると終始グループワークを行う。

証券会社における営業内容と、顧客との信頼関係を築く方法

クライアントに対して、最適な資産運用や資金調達のソリューションを提案せよ

1日目にやったこと

架空の富裕層に対し、日興証券が提供できる金融商品を用いた資産運用のコンサルティングを行う。グループワークで提案を決めた後は、顧客訳の社員に対し結果を報告する。それに応じて、顧客役の社員がいくら購入するかを判断する。

2日目にやったこと

1日目で提案した富裕層の顧客が、事業を経営する際に必要な資金調達に対するコンサルティングを行う。グループワークを行い、その結果を顧客役の社員に報告すると、社員がその提案に対するフィードバックをくださる。最後に座談会がある。

なし

基本的に社員の方が一人グループについてくれるので、質問したいときにはいつでも質問することが出来る。また、グループワークの結果を報告した直後にも、社員の方がフィードバックをくださるので、吸収できることは多い。顧客との信頼関係を築くために必要なことに関するフィードバックは、社員の方の実体験も含んでおり、印象に残った。

証券会社で扱う金融商品は学生にとってはなじみのないもなので、グループワークでどれをソリューションとして提案するかについてはなかなか議論がまとまらなかった。また、自分たちが知らない金融の知識などに関しては逐一調べる必要があった為、時間的にもタイトであった。

グループワークがメインなので、他の学生とかかわることは多い。1～2名が主体的に進めていたが、全員、ある程度発言していて積極的だったように思う。

証券会社における営業を疑似体験することで、顧客との信頼関係を築く大切さや、顧客の性格や趣味を見抜いて会話を弾ませることの大切さを学ぶことが出来た点が良かった。また、ロールプレイング方式であったので、臨機応変に顧客に対応する必要性もあり、とにかく証券会社において必要なコミュニケーションスキルを学べたところが良かった。

金融に関する知識、および直近の日本経済に関する知識はあった方が良いと思う。特に、投資に関する知識が証券会社における営業には必須なので、自分なりに今後伸びる業界や企業をいくつかピックアップしておくと良い。

営業の体験をロールプレイング形式で行ったため、クライアント役の反応を見て臨機応変に対応しなければならなかったことから、かなりリアルに業務を体験することが出来たから。また、社員の方が適宜アドバイスをくださったことで、社員の方が普段どのように課題を乗り越えているかを肌で感じることが出来た。

インターン参加人数が非常に多いため、金融や経済の知識を持っている学生は多くはない。そのような中で、経済の知見や自分なりの解釈をもって、論理的にソリューションを打ち出せば、説得力の面において他の学生と差別化できるため、経済系の学生は選考において有利だと感じた。

インターンがロールプレイング方式ということ自体が非常に面白く、印象的だった。また、インターンでお会いした社員の方は皆、誇りと熱意をもって仕事に当たられている一方で、とても親身になって学生の相談に寄り添ってくださったため、社風や雰囲気も魅力的に思った。

非常に多くの学生が参加するインターンではあるが、優秀と判断されると、参加者限定のインターンに参加でき、それに参加すれば人事の社員の方から早期選考を受けないかという打診が来る。

就職活動を始める前までは、社会に大きな影響を与えることが出来るという観点から、漠然と国家公務員やコンサルティングファーム、シンクタンク、金融業界に興味を抱いていたが、日興証券の前に複数社インターンに参加した結果、自分にはシンクタンクなどの研究職が向いているのではないかと考え、正直証券業界に対する興味は薄れていた。

日興証券のインターンは、他に参加したどの証券会社のインターンよりもリアルに職業体験が出来、また、クライアントとの信頼関係を築く点を非常に重視している社風から、証券業界では単に金融商品を媒介するだけでなく、より深い関係を顧客と築いて様々な金融コンサルティングを行うことが出来るという醍醐味があるという事に気付いた。日興証券のインターンに参加したことで、再度証券業界に興味を持った。