【金融業界の挑戦】【23卒】日本政策投資銀行（DBJ）の夏インターン体験記（文系/DBJSUMMERWORKSHOP）No.19844（非公開/非公開）（2022/2/25公開）

社会に大きな影響を与えることができるという軸で，インターンを探していた。金融業界は扱う金額が大きいことから，比較的早いうちから興味を持っていた。日本政策投資銀行は，かなり早期からインターンの宣伝をしていたので，取り敢えず応募した。

ESのみであったので，過去の通過したESを就活会議や他の就活サイトで見て，どのような論理構成にすればうまく内容を伝えることができるかを考えた。

政府系の金融機関ということもあり，メガバンクなどではなく何故DBJのインターンに参加したいのかを見られていたように感じた。

中小企業の企業経営に関する課題解決型グループワーク

最初に日本政策投資銀行に関する簡単な企業紹介があり，それを参考にしてグループワークを行う。

日本政策投資銀行の業務内容について，特に一般的な銀行とどのような違いがあるのかを学べる。

中小企業の経営課題をDBJが持つソリューションで解決せよ

1日目にやったこと

架空の中小企業とその企業の財務情報が記されたエクセルファイルが配布され，それをもとにグループワークを行い，発表する。それに対して社員がフィードバックを行った後，座談会がある。

人事部の中堅社員

なし

3班で一人のメンターが付き，適宜アドバイスを下さる。また，発表後にフィードバックを下さるが，社員の方は非常に優秀なので，とても参考になる。個人的には学生が企業の経営課題解決に注力する一方で，そのステークホルダーまで視野に入れた考え方をしているのが印象的だった。

自分は経済系であるものの，会計学は専門ではないため，議論についていくだけで精いっぱいだった。また，半日しかないため，スケジュールがタイトであり，最後の発表に関しては，必ずしも全員で議論し納得したアウトプットになったわけではなく，質疑応答の場面で混乱する場面もあった。

正直会計や簿記の知識がないと難しい内容であり，2~3人が主体的に進めていた。専攻が経済系で無い学生の中には，ほとんど発言しない人も見受けられた。DBJはかなり就活生の人気が高い企業であるが、そのような企業を志望する場合は、やはり企業への関心だけでなく専門的な知識を有している必要があると感じた。

日本政策投資銀行に限った話だけではないが，政府系金融機関とメガバンクの違いを感じることができた点が非常に良かったと思う。この経験を通して，自分が公共系の仕事に向いているかを考えるきっかけになるため，人によっては今後の就職活動の指針を決める重要なものになり得る。

事前に知識がいるインターンは多くないが，DBJのインターンは会計や簿記に関する最低限の知識がないと難しい。

まず，時間が半日しかない為，業務内容を理解できても社風や職場の雰囲気，1日のスケジュール感を感じることはほぼ不可能である。このインターンでDBJに興味を持てば企業研究を行うのが良いと思う。また，かかわった社員の方が少なかったため，どのようなキャリアが描けるのかも分からなかった。

やはり日本政策投資銀行は人気な就職先ということもあり，周囲の学生のレベルが非常に高い。専門分野は人それぞれであるが，ある程度の企業経営に関する知識は必要だと感じ，経済系でもそのような分野以外を専門にする自分が，選考を通過するのは難しいと感じたため。

公共性が高いということから，比較的規模の大きな案件を扱っているという風にイメージしていたが，実際にインターンに参加した結果，想像したよりも小規模な案件を行っているように感じ，微妙に思った。政府系ということで，一般的な銀行との存在意義や事業の違いは理解できたが，ただし公共性という軸で見ると中途半端な立ち位置に見えた。

優秀と判断され後続の3日間のインターンに参加できれば，それなりにアピールできるだろうが，夏のインターンのみに参加した人は，参加人数も多いことから，特に有利になるようなことはない。

社会に大きな影響を与えることができるという軸を曖昧に考えており，また，同じ理由で公共性が高い仕事にも興味があった。ゆえに，国家公務員やコンサルティングファーム，シンクタンクを中心に志望しており，また，証券や生損保などの金融業界にも興味を持っていた。金融業界の中でもDBJは政府系ということもあり，公共性が高そうなイメージがあった為，志望度が高かった。

民間企業であるがゆえに仕方がないが，公共性が高いと期待していたものの，自分が思ったほどではなかった。また，それに加えて日系金融にありがちな調和を重んじる組織風土と自分があっていないような感じがし，金融業界全体に対する志望度が下がった。その一方で，やはり自分にとって公共性という軸は重要であると再認識でき，今後の就職活動の指針となった。