【投資銀行のリアルを知る】【23卒】ＳＭＢＣ日興証券の冬インターン体験記（文系/投資銀行部門）No.28580（非公開/男性）（2022/7/11公開）

投資銀行業界はインターンシップへの参加が内定のための必須条件であるため。投資銀行のインターンシップは基本的に全社申し込むつもりだったが、日系の投資銀行の秋冬インターンとしては最も募集時期が早かったので、最初に申し込んだ。

選考フローとしては、ES、WEBテスト、集団面接、個人面接である。各フェーズにそれぞれについて選考体験記を読むことで対策を行った。

日系投資銀行の秋冬インターンは最優秀層がいなくなった後であり、特にこの会社は受け入れ人数も多いことから、最低限の準備ができていれば通りやすいと思う。

イオンに対するM＆A提案に関するグループワーク

前半に講義を行い、後半はほぼ最終日の発表に向けたグループワーク。

M＆Aや資金調達に関する基本的な考え方。

イオンに対するM＆A提案をせよ

前半にやったこと

前半は株式/債券の資金調達や、M＆Aに関する講義が多い。それぞれECM、DCM、M＆Aアドバイザリーの部署の方がきて、実例に基づいた講義をしてくださる。日程的には比較的タイトではない。

後半にやったこと

後半はほぼ一日中グループワークを行う。日程的に非常にタイトであるため、どのチームも毎晩残業を行う。徹夜は覚悟しておいた方が良い。最終日は社員の前での発表とフィードバックをいただく。

部長クラス。

なし

各チームに一人ずつメンター社員がついてくださり、中間発表とフィードバックの機会もあることから、サポートは手厚い。もっと最終発表のアウトプットを意識した進め方をするようにアドバイスを受ける。

M＆A提案資料を３日程度で作り上げなければならないため、とにかく時間的にタイトであることは間違いなく、４日目の夜はほぼ全てのチームが徹夜をしていた。体力的にもかなり厳しいが、オンラインでのグループワークになるので精神的にもかなり厳しい。投資銀行のリアルを知ることはできる。

五人１チームで最終発表を行うので、チーム内での関わりは濃い。他チームの学生との交流はほぼない。

ベタなテーマではあるものの、基本的な投資銀行業務・金融知識についての理解は深まると思う。また、社員との交流の機会は非常に多くセッテイングされているので、社風やリアルな業務理解という点では非常に有用。投資銀行業界を志すのであれば、参加して損はない。

金融や、経営戦略に対する最低限の知識は必要。また、事前に顧客企業の資料が郵送されてくるので、熟読が必要。

業務理解という観点では非常に素晴らしいインターンシップではあるが、だからこそ自分の適性がかなりしっかりと理解できたように思う。非常にハードな業界であるからこそ、少なくともこの仕事自体を楽しめる人間でないと厳しい。少なくとも自分にとってはあまり面白くなかった。

学生のレベル感はそこまで高くないものの、インターンシップを通じて自分の投資銀行業界への適性のなさ、業務への関心のなさがよくわかったため。そのようなモチベーションだと、選考にたいしても本気になって取り組むことができないことは直感的に感じていた。

入社後、非常にハードな業界であることは覚悟していたが、少なくとも業務を楽しんで取り組める人間でないと、根性だけではどうにもならないと痛感した。インターンシップを通じ、自分はこの業務にそこまで関心がなく、楽しむことができないと感じたため、適性のなさを実感した。

優秀者のみ、後日電話がかかってきてリクルーターがつく。つかなかった場合、本選考に進むことはできない。公にはされていないが、インターンシップが選考フローに含まれている。

夏から継続して投資銀行業界を第一志望にして就職活動をしていた。一方で、外資系金融機関の労働時間の長さ、離職率の高さがその中での懸念として大きかった。上記の理由から、特に日系の投資銀行業界を志望しており、SMBC日興証券はその中でも比較的プレゼンスや給料が高いため、自分の中での志望度は高かったと言える。

インターンシップを通じ、業務を楽しんで取り組める人間でないと、根性だけではどうにもならないと痛感した。インターンシップを通じ、自分はこの業務にそこまで関心がなく、楽しむことができないと感じたため、適性のなさを実感した。結果として志望業界を変えるきっかけにはなったが、この段階でそのことに築くことができたという観点ではポジティブに捉えている。