
23卒 本選考ES
M&A戦略コンサルタント職
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Q.
○KPMG FASを志望する理由を教えてください(500)
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A.
私は貴社のPMI事業を担当し、クライアント企業と相手先企業が成長するための土台を作りたい。 その理由は、私のアルバイト先であるスターバックスコーヒーの店舗に、閉店した他店舗の従業員が加わった際、風土や組織体制の違いから業務に支障をきたした経験があるからだ。この経験から、両者が働きやすいような環境作りの重要性を感じた。 そこで貴社はM&A戦略の構築から実行、PMIまで一貫して行うため、競合他社よりも企業を理解して最適なサポートができると考えた。 また私は、コーヒー好きの趣味からカフェでアルバイトを始めて、より専門的な知識を身に付けたいという思いから、現在ゼミで「コーヒー豆のフェアトレード」について研究している。この経験から、私は強い好奇心と高い学習意欲を持って物事に挑戦するタイプであると言えるため、KPMGのOur Valuesにある、自己研鑽を重要視するExcellenceという考えに深く共感した。 最後に貴社はBig4の中でも日本のM&Aアドバイザリーの取引件数が1番多いため、経験に基づいた質の高いサポートができると考えた。 続きを読む
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Q.
○学生生活(または人生)で最も力を入れて取り組んだことと、その結果を教えてください(500)
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A.
私はアルバイト先のカフェで時間帯責任者として、取引件数を増やし、売上向上に成功した。 店舗の課題は2つあった。1つ目は、お客様の滞在時間が長いことである。お客様は来店しても席がほとんど埋まっているため、諦めて帰ってしまうお客様がよくいた。2つ目は、接客時間が長いことである。商品を注文するまでに非常に時間がかかるため、途中で別のカフェに移動してしまうお客様もよくいた。私は店舗では、学生のなかで時間帯責任者は私しかいなかったため、この課題に取り組んでみようと思った。 課題に対して私は、(1)客席増加(2)レジの増設という2つの施策を行なった。(1)では、客席を増やせば、よりお客様を呼び込めると考えたため、私を含めた学生が、店舗オーナーであるイオンモールと交渉し、客席を40席から60席へと増加させた。(2)では、接客時間短縮のために人員を割いても効果が得られなかったため、店長と交渉してレジを2台から3台に増やし、レジの回転率を上げようとした。 その結果、月の取引件数と店舗売上を5%増やすことに成功した。 この経験から、組織全体を構造的に把握する重要性を学んだ。 続きを読む
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Q.
○ESGの観点においてあなたが最も重要だと思う点をひとつ挙げ、その理由とそれに対して企業がすべき対応策をあなたの視点で教えてください(1000)
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A.
私はESGの「環境」の部分が重要だと考える。 その理由は、2015年のパリ協定採択を経て、国際的に気候変動などの「環境」に向けた取り組みに注力されているからだ。私は趣味で投資信託を購入しているため、投資家の目線で企業がすべき「環境」への対応策を考える。 結論として企業がすべき対応策は、「環境」への取り組みを具体的な数値を用いて明示することだ。その理由は、現在ESG投資の高まりから、偽りのESGファンドが増えているからである。 現状として、QUICK資産運用研究所によると、2021年6月の日本のESG投信運用残高は4兆円弱に達しており、世界では3000兆円を超える規模となっている。このことから日本でも世界でも、ESGに向けて企業が力を入れていることがわかる。しかしその反面、「見せかけESGファンド」も急増している。「見せかけESGファンド」とは、ESGファンドという名前が付いているが、投資先企業の「環境」への取り組み状況を見ると、通常の企業と大差ないファンドのことを指す。 この「見せかけESGファンド」が急増した原因は、企業がどの程度「環境」に取り組んでいるのか、ファンド製造側にとって分かりづらいからだと私は考えた。現状では、明確な数字を掲げて「環境」に取り組んでいるとわかる企業と、「環境」に配慮しているが具体的な取り組み内容が不明確な企業が存在している。このことが原因で、本当に「環境」に取り組む企業と、「環境」に取り組んでいるように見える企業に投資されることで、「見せかけESGファンド」が完成されてしまうのである。 そこで企業ができることは、「環境」への取り組みの目標や途中経過を明確に報告することだ。例えば、具体的な温室効果ガス排出量などをIR資料やホームページに掲載することが考えられる。 そうすることによって、ファンドを製造する資産運用会社は、実際の企業の「環境」への取り組みを比較検討することができるため、「見せかけESGファンド」が今後減っていくと考えられる。企業にとっても、具体的な「環境」への取り組みを明示することで、多くのESGファンドに組み込まれることになるだろう。そしてESGファンドへの投資額が増えることによって、結果としてその企業への出資額が増える事になる。 続きを読む