私が金融業界に興味を抱いたきっかけは、中学生の頃にさかのぼります。私には自営業を営んでいた叔父がおりましたが、IT化に対応できず倒産してしまい、連帯保証人を務めておりました父が借金を背負うことになってしまいました。富裕な家庭ではありませんでしたので代々受け継いできた土地と持ち家を売却することになり、お金には人の人生を変えてしまう力があるのだと子供心に衝撃を受けました。それ以来経済に関する興味を抱き、新聞を毎日読むように心がけました。そうした勉強の甲斐もあって、中学三年生の時に授業で取り組んだ株取引ゲームでは、1000万円の元手を3か月で1400万円まで増やして校内1位を獲得し、東京証券取引所より表彰状をいただきました。このような経験から私は金融業界に興味を抱くようになりました。また、私が貴社を志望させていただきました理由は以下の2点です。ひとつ目に、貴社の社員の方からお話を拝聴したところ、貴社が世界中で金融サービスを展開され、特に新興国での事業が強みであると伺い、他の金融会社にはない視点を貴社はお持ちになっていると真に感銘を受けました。ふたつ目に、私は貴社の経営理念の真髄である「ひとつのチーム、ひとつのゴール」というお姿勢に大変共感いたしております。私は京大自動車部の主務として、入部当初部員が6名しかおらず廃部寸前だった自動車部を存続させるために何ができるかを考えました。そこで、全国で活躍するOBと連絡をとり、例年の3倍の資金援助を得ることができました。そして、ビラのカラー化、巨大立て看板の設置、SNSアカウントの開設、新歓イベントの回数を5倍にするなどの改革を部員とともに進めた結果、部員はこの春25名となりました。この立て直しの過程で部員の団結力も高まり、以前は20%だったサーキット練習への参加率が90%になりました。私自身このようにチームの団結力を大切にしており、この姿勢は貴社のお姿勢と合致しておりますので、是非とも貴社で働かせていただきたいと思っております。さらに、働かせていただくことがかないました際には、コミュニケーション能力も必要であると考えております。私は入学以来現在まで塾講師のアルバイトを務めております。宿題をやってこない生徒をしばしば担当するのですが、頭ごなしに叱るのではなく、宿題をやる気になるような工夫をしております。具体的には、生徒に対しこの一週間どんな生活を送っていたかを聞き、部活や遊びに行ったことについての話を聞き出します。そういった雑談を行いつつ、その話をもとにすき間時間を見つけ出し、すき間時間になら宿題ができるのではないかと提言します。生徒も客観的に自分の生活を振り返ることができるので納得し、その次の週からは宿題をやってくるようになります。私はこのように、生徒との関わりにおいて何か工夫ができないかと常に考えております。このような姿勢を生かし、お客様との関係性を非常に大切になさる貴社においてお役に立ちたいと願っております。以上の志望理由をもちまして、インターンシップに志望させていただいております。どうぞよろしくお願いいたします。
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