【公共性と信用の魅力】【17卒】ゆうちょ銀行の本選考体験記 No.2460（北海道大学/）（2017/6/13公開）

各個人に人物カードがあたえられ、その人物を、ある企業の意識改革のリーダーとして推薦する。その中で話し合いによって1人選ぶ。自分の人物を強く推薦しなければならないというただし書きがある。

基本的に各自が推薦する人物を強く推薦するよう但し書きがあり、そのような中で議論になるため、強く争うように誘導されている節があるが、そのような中で議論を壊さないことはもちろん、相手の意見も聞き入れる姿勢も評価されているように見えた。

正直この段階ではさほど志望理由などは重要視されていないように思えた。純粋に最低限のコミュニケーションができるかどうかがみられている程度で、そこまで深くの議論はなされなかった。したがって、「極端に変な人でないか」「明らかな地雷学生ではないか」がみられていた程度なのだろうと思う。したがって無難な応答を繰り返した点が評価されたのだと思う。

とてもリラックスして面接できるように接してくださった。不自然なくらいに下手にでて話をしてくださる面接だった。

大学で出会った困難と、それをどのように乗り越えたか。

私は英語競技ディスカッション大会の出場した経験がありますが、そこでうまくプレゼンすることに非常に苦労しました。理由は二つあり、まず英語を使うということです。すべて英語で会話するため、仮に内容がよくても自分の伝え方が悪いと何も伝わらないことが多くありました。それに際して私は多くの先輩方に個人的にアドバイス、あるいは模擬練習を依頼して、人よりも多く経験と知識を蓄えようとしました。そうしたアドバイスを積極的に受け入れ改善を繰り返すことで乗り越えてきました。

理系だけども銀行を志望しているけど、化学をやめて本当によいのか。

確かに私の大学の専攻は化学ではあるが、サークル活動を通してディベートのようなことを繰り返してきており、また資格勉強を通していわゆる文系的な能力を培ってきた。私は将来に向かってこちらの文系的な要素にかかわっていきたいと考えており、そのためには、研究職やエンジニアとしての就職よりも、こうしたやりがいのある職場で文系就職を行ったほうが好ましいと感じている。もちろん化学を通して培った数字の強さなどは決して無駄にならないとおもっている

見られているのはストレス耐性だと思った。一次面接とのギャップもあり、かなりの圧迫面接であるから、ストレス耐性を推し量る意図が明らかに見て取れた。また、そうした中で論理的に応答する力も求められていると感じた。こちらの論理に対して細かくチェックを加えてくることから、きちんと説明できる力があるかどうか、また矛盾がないかを確認している様子だった。

かなり高圧的な態度と、「それは準備として足りないと思う」といった発言から、基本的に否定から入るスタンスに圧迫を感じた

大学で頑張ったという協議ディスカッションで、一番印象に残った論題は何か。

医薬品についての政策論題だと答えた。自らがプレゼンした内容であり、これで賞を受賞したことをアピールした。次に、そのプレゼンした政策の説明を求められた。概要を説明したが、その中で、こういった人間が統計だとだいたいこれくらい多く存在して…と答えたところ、そのだいたいこれくらいの具体的数字を求められた。具体的な数字は何年前の論題のことであるから覚えていないとこたえたところ、面接官はそれじゃあ論理的思考能力があると判断できないと発言し、この質問は終了した。

他の銀行の違いとゆうちょ銀行の違いは何か。

公共性とそこから長年培った信用だと考えていると答えた。全国に広がるネットワークや、郵便、保険部門との連携により、インフラとしての役割や、高齢者へのサービスといった切り口で物事を行えるというのは、その公共性があるからだと考えているし、事実誰もが知るゆうちょ銀行の信用があるからできることでもあると考えている。そしてこうした切り口で行う仕事に魅力を感じたからこそ、ほかの銀行ではなく、ゆうちょ銀行で働きたいと答えた。