21卒 インターンES
技術職
21卒 | 早稲田大学大学院 | 男性
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Q.
当社インターンの志望理由(希望テーマ選択理由も含む)(600-800字)
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A.
鉄道車両機器の開発に関わりたいからです。 私は、好きな鉄道で人々の暮らしを豊かにしたいと思っています。鉄道は人々の生活に必要不可欠なものであり、また自動車に比べ輸送効率が良く、CO2排出量がより少ないという長所があり、省エネルギー化に大きく貢献できると言えます。環境にやさしく、かつ人々に愛される鉄道をグローバルに発展させることで、世界のあらゆる地域の発展とともに持続可能な社会に貢献したいと考えています。その中で、シンガポールの鉄道事業者との合併により、高効率なシステム向けの技術と鉄道事業のノウハウを掛け合わせることで、貴社の鉄道システムのグローバル展開を加速させる取り組みを拝見しました。技術の高度化に注力するだけでなく、技術提供のために新たな方法を模索し、環境にやさしい鉄道の発展によって世界の省エネニーズに応えたいという思いに共感しました。そのような環境で、新しい事にも積極的にチャレンジしながら、身につけたスキルで組織に貢献したいと考えます。私には、大学で新たに○○を始め、1番手にまで成長したことで培ったノウハウを部員への指導に還元し、サークルの目標であったリーグ昇格に大きく貢献した経験があります。挑戦できる環境があり、かつ幅広く事業を展開する貴社で、組織の一員として業務を体感したいと思い、応募しました。 次に、テーマ選択理由は、制御装置の構造設計に携わりたいからです。 現在私は、冷蔵ショーケース庫内の温度制御方法について研究しており、鉄道車両についても同様にモデル化して考えることで、自分の制御に対する知見が活かせると考えました。例えば仮説ですが、実際の運転環境下でかかる負荷などを想定したシミュレーションをすることで、車両制御に適用できる新たな知見を得られると考えます。 続きを読む
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Q.
研究内容または今一番頑張っていること(800-1400字)
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A.
コンビニやスーパーなどに設置されている開放型冷蔵ショーケースの省エネルギー化に向けた温度制御方法について研究しています。 全国のコンビニエンスストアの店舗数は便利なライフスタイルの追及により年々増加しており、それに伴う消費電力の増加は深刻な問題となっています。店舗全体の消費電力の中でも冷凍冷蔵ショーケースの割合は約3割を占め、店内照明やエアコンなどの機器を上回ってトップであり、省エネルギー化が求められています。 日本では一般的に、顧客が商品を手に取りやすい開放型の冷凍冷蔵ショーケースが多く用いられており、ショーケース正面からの暖かい空気の侵入を防ぐためにエアカーテンを設けています。その中で、ショーケースの消費電力のうち約7割がエアカーテンの侵入熱の冷却に使われているため、エアカーテンの高効率化を考えることで店舗全体の省エネルギー化に貢献できると考えました。しかし庫内温度制御において、気流の乱れなどの実際の運転環境を考慮した高効率な制御はなされていません。熱負荷を削減し高効率化するためには、エアカーテンの熱負荷特性と冷凍機の特性をどちらも把握し、相互作用を考慮して検討する必要があります。 これらの背景より、気流解析、熱解析を行い、エアカーテンの熱負荷特性を把握することで、エアカーテン側における気流の乱れを考慮した高効率運転手法の確立を目的としています。 具体的には、○○の○○や○○をパラメータとして○○を用いたシミュレーションを行い、定常状態の熱負荷特性の把握を進めました。従来の研究では、ショーケースを横から見た断面のみでの○○が主流でした。しかし、ショーケース正面から見て横方向にも気流の乱れは存在することから、○○だけでなく○○として解析する必要があると考えました。そこで私は、新たに実機を模した○○を作成し、解析することで実際の運転環境により近づけ、ショーケース庫内の複雑な気流や温度分布を正しくとらえやすくしました。実際に実機実験の値から、このモデルの妥当性は検証されており、今後の研究にも活かせるものであると考えています。 解析の結果、庫内温度を一定に保てる条件下では、○○の風を○○で流すことが最も熱負荷を低減できる条件であるということがわかりました。これは、エアカーテンの風速が大きくなるほど気流の乱れが生じ、店内の暖かい空気を巻き込んでしまうからであると考察します。 今後の方針として、店内から庫内への侵入熱を冷却する冷凍機システムを同時に考慮して計算することで、庫内だけでなくショーケース全体の省エネルギー化に向けた制御方法を考えていきます。これによって地球温暖化防止につなげ、人々の豊かな暮らしに少しでも貢献したいと思います。 研究活動において、自分で課題設定することの難しさ、成果を出すことの難しさを感じています。その中で、小さなことでも課題を設定し、仮説を立てて検証し、成果を出すというプロセスを地道に繰り返しており、些細なことでも成果が出た時は非常に大きなやりがいを感じます。 続きを読む