
株式会社NJS
- Q. 現在取り組んでいる、または取り組もうとしている研究を具体的に記入してください。(400字まで)
- A. 閉鎖性水域へのリン酸イオンの過剰流出は、富栄養化を引き起こすため効果的な除去方法の開発が求められています。そこでリン酸イオン吸着に優れた活性炭の開発を試みました。先行研究より負電荷のリン酸イオンは、活性炭表面上に存在する正に帯電した第四級窒素N-Qには引き付けられるのに対し、非共有電子対の影響でわずかに負に帯電したピリジン型窒素N-6およびピロール型窒素N-5とは反発することが明らかになっています。そこで、N-Qになりうる窒素含有量の高いポリアクリロニトリル系炭素繊維を原料に、塩化亜鉛賦活およびN-5やN-6をN-Qへ転化するための熱処理をすることで活性炭を調製しました。また、調製した活性炭の細孔分布や表面状態などの物性とリン酸イオン吸着との関連性を調べ、吸着性能を評価しました。さらに、吸着したリン酸イオンを塩酸により脱着した後再吸着させることで活性炭の再利用可能性について検討しました。

