【22卒】川崎汽船の冬インターン体験記（文系/陸上総合職）No.17321（一橋大学/男性）（2021/8/17公開）

基本的にはチームのメンバーとゲームに取り組むので密に交流をすることができた。就職活動の情報交換なども行えた。

海運会社の仕事内容やその難しさを肌で感じることができた。一つの貨物を運ぶためには、船の調達や顧客との価格交渉、納期調整、オペレーションにおける適切な航路選定等、とても複雑かつ難易度の高い業務内容が要求される。それを一つのゲームの中で感じることができたのはとてもよかった。

海運業界の基本的なビジネスモデルを押さえておくことは重要であると考えている。船会社や顧客等多様なステークホルダーを整理して理解できていると有利だと思う。

とにかく海運業界の業務内容がワクワクするものであることを感じることができ、実際に働きたいと思えたからである。ゲームにおいて、一つの貨物を運搬するにあたって、顧客や自社の社員と密に連携しながら、市況を見つつビジネスを成立させるという波乱万丈さを感じることができ、自分も実際に仕事としてやってみたいと強く感じ、自分が働いている姿を想像することができた。

海運業界の本選考はかなりの激戦であり、そこにおいて自分が内定を勝ち取れる段階にいるとは思えないからである。志望度はかなり高まったが、そもそも募集人数が少なく、志望する学生もレベルがかなり高い。その中で内定を勝ち取るには業界研究に加えて面接でのテクニックなども求められると感じた。

インターンシップこそが、海運業界の業務内容の面白さに気づくきっかけとなったからである。本物そっくりのゲームを実際にやってみたことで、自分が海運業界の仕事ののめりこめると確信し、その業界においてプレゼンスを発揮している川崎汽船への志望度が高まったのは自然なことであった。

海運業界においてはインターンシップへの参加が直接的に本選考の合否には関係しないといわれている。そしてインターンシップにおいても、あくまでも仕事内容を理解するためのものであるという印象を強く受けた（その場で学生を評価しているそぶりがなかった）。

インターンシップ参加者限定の、現場社員との座談会があった。また、参加者はオンラインでOB訪問を行える機会もあった。

インタンシップ参加前は、自身の語学力を活かしたいという想いの元、商社や海運、メーカー等、海外との接点がたくさんある業界を幅広く志望していた。そしてインターンシップに参加し、上記の通り、私は海運業界の仕事内容に強い関心を抱くようになった。よって、インターンシップ参加後も上記の業界を志望し続けたが、志望度は海運業界が一番になった。

インターンシップ参加前は、川崎汽船は挑戦する姿勢を大切にしていて、おもしろい社員の方がたくさんいらっしゃるというイメージがあった。そして座談会を含むインターンシップに参加し、社員の方と交流する中で、そのイメージはその通りだなと主観で感じた。学生がこれまでにどのような挑戦をしてきたのか、ということを重視していると仰っており、とても印象的であった。