【未知の素材に挑戦】【22卒】帝人の冬インターン体験記（文系/事務系総合職）No.16758（一橋大学/男性）（2021/8/9公開）

化学メーカーに関心があった。その中で冬季インターンシップに参加することで、選考に役立つ情報を得たり、早期の選考ルートに乗れるのではないかという考えがあり、インターンシップに参加することを望んでいた。また、社員の方とお話することで、社風も感じたかった。

ESにおける基本的な質問内容に、的確かつ高い質でこたえられるように意識していた。インターンシップに参加するにはESの通過が必須であるため、その質を高めることに集中した。

ES とwebテストの結果のみで参加が決まるため、特にESの質や、もしかすると学歴や資格の有無なども選考の基準になっていたかもしれない。

顧客とのコミュニケーションを交えた素材の開発シミュレーションゲーム

ゲームのルール説明の後に本番開始、最後にはゲームの成果報告を含めた発表あり

帝人の炭素繊維が世界においてどのように生産され、活躍しているのか

顧客の要望を満たすような炭素繊維を開発、提案せよ

1日目にやったこと

1日で完結のインターンシップだったため、ゲームのルール説明から本番、最後の発表まで全てが行われた。ゲームの中では、顧客役の社員の方との交流の場面があり、帝人の炭素繊維に期待されている特徴や、それが今後どのように活用されていくのか、ということを同時に学ぶことができた。

人事部の採用担当の社員

帝人の素材が使用された折りたたみ傘（撥水性が抜群）

顧客役の社員の方と数回コミュニケーションを取る機会があった。その中で自分たちが試作品として作った炭素繊維を評価してもらい、自動車用に使用するにはどのような機能性を付与すればよいか、ということなどをアドバイスしていただいた。

炭素繊維は日常生活の中でなじみのあるものではないため、短い説明の中でその特徴やゲームのルールを正確に理解し、優勝するためにはどのような戦略を立てて実行していけばよいのか、ということをゲームの最初の段階で筋道を立てることが重要であり、とても難しかった。その中で、チームのメンバー同士が明るい雰囲気で意見を出し合える環境が在るかどうかが最終的な結果を左右するのではないか。

グループ内でのコミュニケーションは密に行われた。試作できる回数も限られているため、それぞれが意見を出し合ってワークを進める必要性があると感じた。

BTOBメーカーの営業担当としての働くイメージや、そのやりがい、難しさなどを短時間の中で体感することができた。炭素繊維は日常生活の中で最終製品として目に触れる機会はそれほどないため、その素材が我々の生活にどのように影響を及ぼしているのかを理解することは難しい。このインターンシップを通じて、素材メーカーの営業として顧客とやり取りをすることの難しさや、それが人間社会の生活の質の向上に貢献していることを理解することができたと思う。

素材メーカーのステークホルダーは一通り理解しておくと、ゲームをスムーズに進行することができると思う。しかし、製品の具体的な特徴までは頭に入れる必要はないと感じた。

顧客企業とのコミュニケーションがとてもリアルであり、自分が素材メーカーの営業として働くと、このようなトラブルに対応する必要があるのだな、ということなどを肌で感じることができたから。また、その中でも最終的に製品が採用されたときの喜びも感じることができ、仕事のやりがいも同時に感じることができた。

正直インターンシップに参加しただけで本選考において有利になるとは思えない。しかし、このインターンシップにおいて、素材メーカーの営業担当に求められることを理解することができ、また、帝人の社員の方の雰囲気もつかむことができたため、より説得力のある志望動機を面接において言うことができると考えている。

帝人において働くイメージをつけることができたから。また、このインターンシップに参加したことによって、素材メーカーの営業担当の魅力を気づくことができたので、ぜひこの企業の営業として働きたいと強く感じた。また、学生に対して真摯に向き合って下さる社員の方の雰囲気も魅力的に感じた。

あくまでインターンシップは帝人において働くイメージを付けることが目的の一つである。参加した学生を対象とした特別選考も無いようなので、インターンシップへの参加の有無が本選考における合否にちょっけるするとは考えられない。

インターンシップに参加する前から、化学メーカーを志望していた。日本のメーカーにおいて働きたいという想いがあり、その中でも様々なメーカーに素材を供給することで日本の製造業を支えている裾野の広い化学メーカーを志望していた。そしてこのインターンシップにおいて、化学メーカーの営業の仕事の魅力に惹かれたため、職種としては営業を強く志望することになった。

インターンシップによって志望業界が変わるということはなかった。帝人に対するイメージは、インターンシップの参加前は、大企業は少し固い雰囲気があるのでは、と感じていた。しかしインターンシップやその後の座談会において人事部や現場の社員の方と交流する中で、学生の些細な疑問にも同じ目線でこたえてくださる姿を拝見し、とてもフランクかつ温かみのある社風があると感じるようになった。