18卒 インターンES
総合職
18卒 | 東京農工大学大学院 | 男性
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Q.
学生時代に力を入れて取り組んだこと(300文字以内)
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A.
私が学生時代に最も力を入れて取り組んだ事は物理の勉強です。物理系学科では2年次から、量子力学という直感的に理解し難いミクロな世界の話が多く出てくるため難易度が急に上がります。そんな抽象的な概念を理解するため、仲間と夜遅くまで議論し合いました。また、そんな難解で不思議な現象が起こるミクロな世界に惹かれ、授業以上の内容も専門書を読んで勉強しました。その結果、難解な解釈をイメージできるようになり、また、物理の面白さを専門外の人に噛み砕いて話すことで、そのイメージを整理できました。これらの努力により、毎年学科で成績優秀者2名のみが選ばれる教育研究振興財団奨学金対象者に2年次から2年連続で選ばれました。 続きを読む
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Q.
今までに経験した大きな壁・困難(300文字以内)
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A.
私が経験した最も大きな壁は新設の研究室での研究活動です。私は研究室の第1期生であり、私の代の学生と教授1人だけで始動しました。私はグラフェンという材料に興味を持ち、この研究室を志望したのですが、ゼロから研究室を立ち上げるのは想像以上に大変でした。装置の立ち上げなどに多くの時間を費やし、他の研究室では当然のように作れているグラフェンも作れないという状態でした。そこで、論文を読みあさって最適な条件を考え、100個以上ものグラフェン作製を試みることで、今では高品質なグラフェンを大量に作れるようになりました。先輩に頼れない環境でやり遂げた事で、自分で考えて行動する力だけでなく責任感も身につきました。 続きを読む
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Q.
周りの人からどんな人と言われるか
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A.
心配性×多趣味 続きを読む
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Q.
自己PR
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A.
今から私の研究内容を紹介させていただきます。まずはこの写真をみてください。これは私が実際に行ったデモ実験の写真です。銀色のものがN極とS極を交互に並べた磁石で、その上に鉛筆の芯などに使われている黒鉛という材料の板をのせています。よく見ると、黒鉛が浮いているのがわかると思います。これはマジックでも何でもなく、タネも仕掛けもあります。黒鉛という材料は磁石ではないにも関わらず、このような磁石に反発する性質があります。この性質を反磁性といい、黒鉛は他の反磁性材料に比べて大きな反磁性を持っているため写真のように磁石の上に浮く事ができているのです。しかし、この黒鉛の反磁性はある事をするともっと大きくできるかもしれないのです。 黒鉛という材料は、グラフェンと呼ばれる炭素原子でできた原子一層分のシート状の物質が規則正しく積み重なったような構造をしているのですが、その規則性をあえて崩してランダムに積み重ねる事で、黒鉛よりも大きな反磁性を持つという事が理論的に予測されています。そこで、私はグラフェンをランダムに積み重ねる方法を確立し、黒鉛を超える巨大な反磁性を持つ材料が作れないかということを考え研究しています。以上が私の研究内容です。実は、このテーマは私が企画して、先生に提案することで始まった研究なのですが、面白いと思っていただけたでしょうか。私は役に立つ技術や製品を作るよりも、人に面白いと思ってもらうことに喜びを感じる人間です。また、人を楽しませる事を考え、実践し、プレゼンをするという能力に長けていると自負しています。実際に、学部4年生の時には、人のストレスを電気的に測ることができれば面白いなと考えて一年間研究し、応用物理学会での発表では、面白かったと評価していただきました。私はこれからも人に面白い!、楽しい!と思ってもらえるような事をし続けていきたいと思います。 続きを読む