22卒 本選考ES
食品化学系
22卒 | 大阪市立大学大学院 | 男性
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Q.
就職活動の軸や興味ある業界について、きっかけや理由を含めて教えてください。 【全角400字以内】
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A.
「試薬開発を通して病気の早期発見に尽力し、人々の健康に貢献したい」という思いから試薬メーカーを志望しています。なぜなら、医療や研究活動に幅広く貢献できるからです。私は入院をきっかけに医療の発展に貢献したいと思うようになり、現在は抗体を用いた膵臓がんの診断薬研究を行っています。研究を通して、早期の診断が生死に直結するほど重要であること、また研究を進めるためには血清や酵素など様々な試薬が必要であることを実感しました。この経験から、将来は自分の手で高機能な試薬を作製し、医療や研究活動に貢献したいと思うようになりました。その点貴社は、抗体や酵素をはじめとした診断薬や研究用の試薬を幅広く取り扱っており、多様な分野に貢献できる点で興味を持ちました。入社後は、持ち前の目標達成力を活かして、顧客のニーズを満たすような製品を創意工夫を凝らして作り上げ、医療と研究活動の発展に貢献します。 続きを読む
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Q.
希望される業務を第一希望から第三希望までご選択ください。
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A.
1製品開発 2基礎研究 3バイオ製品の製造・管理 続きを読む
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Q.
上記回答について、希望される理由を具体的に教えてください。 【全角400字以内】
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A.
「顧客と協働して製品を作り上げたい」という思いから製品開発を志望しました。なぜなら、多様な方々と協働して新しいもの作り上げることにやりがいを感じるからです。私自身、学生団体の代表として団員や大学教授を巻き込み、リーダーシップ研修を主催した経験があります。その研修の設計の際に、団員や教授、過去の参加者から要望を聞き出し、全員が納得するようなイベントを作り上げました。特に相手が出した要望に対して、その背景まで汲み取ることで、共通点を見出しやすくしました。この経験から、将来は大学での専門性を活かしながら、多様な方々と協働して製品を作り上げることに従事したいを思うようになりました。その点、製品開発は顧客や社内の営業職・製造職まで多様な方々と協働して新製品の作製ができるため、魅力を感じています。配属後は、持ち前の調整力を活かして個々のニーズを汲み取り、満足のいく新製品を作り出すことに貢献します。 続きを読む
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Q.
ご自身が取り組んでいる研究テーマ名を教えてください。 【全角50字以内】
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A.
抗体を用いた○○がんの早期診断ツールの開発 続きを読む
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Q.
研究概要についてご紹介ください。 【全角800字以内】
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A.
【目的】○○がんは初期症状が軽く自覚しにくいため、約80%の患者は診断時点で手術ができないほどがんが進行しています。よって、○○がんは早期発見が重要です。そこで、私は○○がん幹細胞に注目しました。○○がん幹細胞は○○がん細胞を生み出す親のような細胞であるため、腫瘍形成の初期段階から存在すると考えられています。その○○がん幹細胞から血液中に分泌される膜小胞(エクソソーム)を抗体で検出することで○○がんの早期診断が可能になると考えました。抗体とは特定の物質に結合する性質を持つタンパク質です。本研究では、○○がん幹細胞由来のエクソソームに結合する抗体を作製し、○○がんの早期診断ツールの開発を目指しました。 【方法】マウスに○○がん幹細胞を注射し、それに対する抗体の産生を促しました。そのマウスから抗体産生細胞を摘出し、無限に増殖するミエローマ細胞と融合することで、抗体を産生し、かつ無限に増殖する融合細胞を作製しました。その細胞から産生された抗体を○○がん幹細胞や○○がん細胞を含む7種類のがん細胞と反応させて目的の抗体を選抜しました。最後に選抜した抗体を○○がん幹細胞由来のエクソソームと反応させて、その結合性を調べました。 【結果と考察】○○がん幹細胞に結合する13種類の抗体を作製することに成功しました。そのうち6種類の抗体は○○がん幹細胞以外の7種類のがん細胞には結合しなかったため、○○がん幹細胞に対して特異的に結合することが示唆されました。これら6種類の抗体において○○がん幹細胞由来のエクソソームとの結合性を調べた結果、1種類の抗体において強い結合性を確認できました。これらの結果から、○○がん幹細胞由来のエクソソームに対して高い特異性を有する抗体を作製することができたと考えられました。今後は○○がん患者の血液中に含まれるエクソソームを作製した抗体で検出できるかどうかを調べる予定です。 続きを読む