【ビジネスモデル革新】【18卒】三井住友カードの冬インターン体験記（文系/プレミアインターンシップ）No.2180（慶應義塾大学/男性）（2018/4/4公開）

金融業界に興味を持っていた。その中で、先輩が高収入かつライフワークバランスもしっかり取れる企業としてオススメされていて、カード業界最大手の三井住友カードに興味を持った。インターンシップへの参加によって選考が優遇されるとの噂に加え、カード会社のビジネスモデルについてはよく理解していないと内定までたどり着かないと考え、参加を決意した。

特にはしていない。というのも、選考が極めて短い時間のグループディスカッションである事を事前に調べて知っていたので、短時間でも周りに協調性を持ちつつ、うまく議論を進められる能力を特に意識して当日の選考に臨むようにした。それまでにも、コンサルなどの選考を受けていたこともあり、論理的にGDを進める事に関してはある程度慣れていたので、このインターンシップの選考に関しては特に準備をしなかった。

新たな決済サービス・ソリューションを考えよ。

前半にやったこと

前半は主に講義と、ゲーム形式で行うカード業界の知識のインプットなどがメインであった。加えて、SWOT分析などの初歩的なフレームワークなどに関する講義の時間もあった。

後半にやったこと

後半では、発表の準備がほとんどの時間を占めていた。パワーポイントで各班が考える、新たな決済ソリューションを発表するために、班で準備を進めていた。社員も巡回しており、社員に相談しながら準備を進め、最終日には人事の前でのプレゼンがあった。最終日に、プレゼンに加えて、人事以外の社員との座談会や打ち上げと称したお菓子パーティーがあった。

人事部の新卒採用リーダー

プリペイドカード3000円分

ビジネスという観点を強く持ちなさい、ということを人事のメンターから言われた。ビジネスとして提案したソリューションを実行段階に落とし込むためには、関係者同士が利益を循環できる仕組みにする必要があるとフィードバックを受けた。カード会社というビジネスモデルの特性上、基本として優れたビジネスモデルを提案しないとどこの関係者も協力してくれないと言われた事が印象的だった。

決済ソリューションを考える上で、三井住友カード、利用者、関係会社といったステークホルダーがお互いに利益を得るというビジネスの形に落とし込む作業が大変だった。いいアイデアが出ても、ビジネスモデルに欠陥があったりで議論が進まない事も多く、短い時間の中で社員にも相談しながら全員で一丸となって完成まで持っていった。途中で、来なくなってしまったメンバーもいて、チームワークの維持にも不安視していたが、なんとか乗り越える事が出来た。

実際に自分たちが考え出したアイデアを用いて、ビジネスモデルを組み立て、収益の予測までを一貫して戦略立てられた事が大きな学びであった。優れたアイデアを生み出すためには、ライフワークバランスをしっかりとって、自分を大事にする事で、突如良いアイデアが閃き、それをビジネスにまでしていけるという話を聞いた際には、自分のキャリアへの考え方が変化した。

フレームワークなどをもっと使いこなせていれば、全員の意見をよりまとめて議論を円滑化できた気がする。決してフレームワークに依存するという意味ではなく、非常に短いグループワークの中でいかに情報を整理して行くか、問題点を洗い出して行くか、そのスピード感が極めて大事だと思ったから。

ライフワークバランスを重視している社員が非常に多く、将来も仕事もプライベートも共に充実している姿がイメージできた。カード会社のビジネスモデルが実はシンプルなものなので、他の金融業界の業務形態に比べて、部署のイメージや仕事内容のイメージもついた。

インターンの参加学生はほぼ全員がカード会社を強く志望しているわけではないため、自分にも十分にチャンスがあると感じたから。インターンシップ参加の際にも、チーム内で貢献していた方なので人事の人からも声をかけられる機会が多くあり、最終日には是非うちに来てください、と個人的に言われたから。

カード業界の実情や、ビジネスモデル、今後の課題なども含めてかなり詳しく学ぶことができ、興味を増したから。実際に何人か社員に会う機会があり、全員が全員プライベートを重要視しており、そのおかげでメリハリをつけて働けるといっていたことから自分の求める働き方に合っていると感じ、志望度が高まった。

面接回数が非常に多く、その中で振り落とされて行く割合が非常に高いと感じる。そういった中で、インターンシップに参加していることは大きなアドバンテージになると感じた。加えて、最後の方の面接では、待合室で会う学生なども全員インターンシップに参加しており、この企業に関してはインターンの参加実績が有利に働くと強く感じた。

当初はコンサル業界を志望していた。しかし、実際に事業を自分たちの責任ですることが少ない事に疑問感を持つようになり、「物を持っていない」業界を志望するようになった。その影響で、商社・金融・海運といった業界を志望していて、その中で長いキャリアスパンでの成長をしたいと思っていた。特に商社のOBに大きな影響を受けていたので、商社への志望度が特に強かった。

金融の中では銀行や保険しか考えていなかったが、インターンシップ参加後には金融の中でのカードの優先順位が非常に高くなった。加えて、業界や業種で選ぶのではなく、会社で選びたいと思うようになり、多種多様な業界の企業にも目を向けるようになった。実際に自分でよくその会社の事を知る事によって、自分に向いている社風や働き方も重要であると痛感した。