【安全性と技術の魅力】【22卒】東海旅客鉄道（JR東海）の夏インターン体験記（理系/現場見学会～新幹線メンテナンス編～）No.14055（京都大学大学院/男性）（2021/4/19公開）

就職活動を始めた時期であったため、とにかく様々な企業を見てみようと考えていた。色々と調べているうちに、同専攻の先輩方の就職先としてこの企業を見つけたため、参加を決意した。また、感染症流行下で対面でのイベントが珍しく、その部分に魅かれたのも理由の一つである。

文字数が少ない簡単な書類選考のみであったので、特別な対策はしなかった。ただ、少ない文字数で内容を簡潔に伝えることは意識した。

他の企業のインターンにも参加したが、同業他社ではないため、比較ができない。

会社説明・現場で主にメンテナンス業務を見学・座談会

現場見学では、引率されながら新幹線のメンテナンスの裏側を詳しく説明していただける。

安全性への考え方・姿勢や実際のメンテナンス業務

新幹線の安全性や安定性を追求する技術の体感

1日目にやったこと

新大阪に集合・新大阪で解散。その往復はバスを手配していただける。車両基地では、まず新幹線以外も含めた会社説明があり、その後、様々な項目での実際のメンテナンス現場を見学する。最後に社員の方々との座談会がある。この一日で、合計20人ほどの社員と接点があった。

なし

実際の業務の中で、大変な作業やこだわっている手順を教えていただける。インターネットでは知りえない情報が多かったので、現場に赴いて知ることができてとてもよかったと感じた。

個人的にはあまり経験のない対面でのイベントであったが、オンラインに慣れていた身からすると往復の時間や夏にスーツを着ていることが暑くて大変だった。途中でジャケットを脱いでもよいと言われたが、ヘルメットを被って現場見学をしていたので、結局暑いと感じた。プログラムに関して大変だったこと・苦労したことは特になかったと感じた。

移動中のバス車内や、昼食休憩時に少し話した程度だった。会社についてというより、就職活動全般の話をして不安解消に役立った。

社内(車両基地内)で安全面に関して課せられているルールを肌で感じたことや、新幹線の規模感・音の大きさや迫力を実感することができた。メンテナンス業務自体はイメージ通りではあったが、新幹線の車輪一つで非常に大きくて重いことや、隅々まで検査するために新幹線をバラバラに解体していく様子を実際に見ることができたのは、このインターンシップに参加してこその賜物であったと思う。

自分は行っていなかったが、他の基地での見学会や同業他社のイベントにも参加しておくと、比較ができたかもしれないと感じた。

入社してから実際に取り組むことになる予定の業務について、原理や手順の詳細を知ることができたからである。実際に働いている自分の姿は、まさに見学した現場の方々と全く同じであると感じた。現場見学会で知った内容は入社してすぐの業務で、数年後は違う業務に携わるとは聞いたが、これだけ具体的な業務内容を知ることができたのは大きいと思う。

このインターンシップは、別に実施されていた長期のインターンシップに落選してしまった学生用であるとの噂を耳にしたことがあるからである。現場見学をしたことが不利に働くことはないと思うが、本選考での内定に結び付けるには長期のインターンに参加すべきだと思った。

志望度は変わらなかった。珍しい対面でのインターンで、現場に直接赴くことができたのは業務を深く理解する上で重要であったし、刺激的な時間を過ごすことができたとは思う。しかし、もともとあまり興味のない業界であり、そのイメージは変わらなかったから。

本選考で志望度を語る上で、少しはプラスになると思ったからである。実際の業務を明確にイメージできていて、それを語ることができることは重要であると考えている。ただし、参加したこと自体を企業に評価してもらえるわけではないと感じた。

志望業界は「機械系の業務がある業界」であること以外はあまり明確に定まっていなかった。そのため、何に興味があるか、本当にそれ以外の内容に興味がないのかを確かめるために、重工業や自動車など、いかにも「機械系でものづくりができる企業」以外の企業の一つとしてこの企業のインターンに参加した。ただ、参加前後で志望企業・志望業界はあまり変わらなかった。

企業や社員に対して、安全に対する意識や業務に対する誇りが思っていたよりも高いというイメージを持った。また、業務に対しては、メンテナンスは非常に細かい部分まで泥臭く取り組んでいると感じた。頭を使って創造的なことに挑戦するというよりは、責任感を持って同じ作業を高水準で繰り返すというイメージは変わらなかった。志望企業・志望業界の変化はなかったが、業界への理解は深まってよかった。