
23卒 インターンES
開発職
-
Q.
製薬業界の現状と課題について知っていることをまとめてください。(400字以内)
-
A.
現在、製薬業界における課題は少なくとも2つあると考えている。1つ目は「パテントクリフ」である。製薬企業が特許によって自社開発品を独占販売できる期間を過ぎるとジェネリック医薬品が発売され始めるので、先発品メーカーは収益が急激に減少する。さらに日本では国民医療費が年々増加していて、2021年度から薬価改定が毎年行われることにより、長期収載品による収益は徐々に減少していくと考えられる。よって製薬会社はパテントクリフを乗り越え続けるために海外に市場を移したり、定期的に革新的な新薬を開発し続けることが必須である。そこでさらに問題になるのが2つ目の「新薬開発の難化」である。低分子医薬品からバイオ医薬品へと開発の潮流がシフトしていく中で、バイオ医薬品の特徴により開発費用と開発難易度が上がっている。日本企業も積極的にバイオベンチャーを買収しているが、資金力がある海外企業に遅れを取っているのが現状である。 続きを読む
-
Q.
10年後の製薬会社で活躍する人に必要とされる能力についてまとめてください。(400字以内)
-
A.
0年後の製薬会社で活躍する人が持つ能力は「言語力」と「主体性」であると考える。日本では医療費を削減する動きが顕著であり今後日本での市場規模は伸び悩むだろう。よって製薬企業は今後海外市場を開拓していくとともに、グローバル開発が主流となり世界共通語の英語が今より頻繁に使われていくことは自明である。開発業務において、他国の人々に自分の考えを英語で伝える言語力は必須だと考える。また、医薬品業界は常に変化が起きている業界である。現在、創薬のデジタル化が推進化されていて、AIや遺伝子統計解析を活用して研究開発を効率的に進める取り組みがある。このことから現在の職種のあり方や働き方も変化していくかもしれない。このように変化が激しい状況でも、「今の状況で自分ができる最善のことは何か」を常に考え、「他社にはない強みの強化、新たな強みの発見」を継続的に行うことで変化に対応していく、主体性が重要であると考える。 続きを読む
-
Q.
日本新薬について知っていること、本インターンシップ志望理由について書きください。(800字以内)
-
A.
貴社は独自性を重視している企業だと認識している。医薬品事業と機能食品事業それぞれで注力する領域を明確に定め専門性を磨き続けている。医薬品事業では、難治性疾患治療薬や核酸医薬の開発に注力し、治療ニーズが満たされていない領域に果敢に挑戦している。最近追加適応を取得した希少疾患治療薬のウプトラビは、貴社創立者である市野瀬潜氏の「日本人がのむくすりは日本人の手で」という思いを超え、世界50カ国でアンメットメディカルニーズを満たしている。さらに貴社はウプラトビのような革新的な新薬を継続的に世の中に送り出すために中期経営計画としてグローバル事業推進やAI・IT化の促進など具体的な6つの取り組みを行なっている。その結果、売上高やROEも継続的に上昇し、10年連続で最高益を記録している。このように、変化が激しい医療業界でも患者様の健康に貢献し続けられるのは、まさに自ら考え行動する人が独自性を追求しているからこその結果だと推察できる。志望理由は、希少疾患に精通している貴社で、希少疾患に苦しむ患者だけでなくその家族をも救うような薬を提供したいと考えたからだ。そのように考えたのは幼少期の体験からである。私が子供の頃、自分の弟が難病だったが、保険適応の治療はなく治療効果も期待できないと医師と親が話しているのを聞いた経験がある。その時、弟にとって世界で最も身近な存在の兄として自分が何も力になれないという無力感を味わい、希少疾患患者だけでなくその家族も苦しみがあることを知った。患者家族の不安や苦しみを軽減させるために、薬価を可能な限り抑えた薬、薬の飲み合わせや副作用対策など患者や家族が不安に思うような情報の収集、情報提供の質向上など具体的な取り組みを貴社で挑戦したい。この夢を叶えられるのは、変化の激しい時代でも独自性を重視して長期的に社会に貢献し続けている他ならぬ貴社であるため、本インターンシップを強く志望する。 続きを読む