- Q. 志望動機
- A.
オークマ株式会社の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。
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2023卒オークマ株式会社のレポート
公開日:2022年5月16日
選考概要
- 年度
-
- 2023年度
- 結果
-
- 内定入社
- 職種名
-
- 一般職,サーボ制御技術開発
投稿者
選考フロー
選考情報
- OB・OG訪問
- 実施していない
- リクルーター
- なし
選考時の新型コロナ感染症対策
選考は最初から最後までオンラインでした。
企業研究
工作機械業界に対しての知識は確実に必要であると思う。これはエントリーシートや面接においても毎回と言っていいほど聞かれる部分である。特に工作機械業界は世界情勢などの影響を大きく受ける業界なので,ニュースなどにも目を向けておく必要があると思う。その中で,オークマのホームページや統合報告書などを見て,オークマの位置づけや今後について考えて自分の意見を持っておくことも重要だと思う。特に,ウェブ上の情報だけではわからないことも多くあるので,説明会や工場見学に参加しておくことも重要となってくると考えられる。そこで社員の方々から他の企業との違いや,製品についても聞くことができる。特に,実際に工場を見ておくというのはエントリーシートなどを書く上でも非常に有用となる。
志望動機
私が御社を志望した理由は,まず機電情知一体であるという点です。私は大学で製造業等で用いられる,長い紙やフィルムの搬送や巻取を行う装置を制御する研究を行っています。そして,研究の中で,実際の工場などでの課題を調べていく上で,近年特に,人手不足であったりという問題に対して,自動化や効率化が必要とされており,そしてその解決のためには,電気や機械はもちろん,それと組み合わせてAIなど情報や知能の分野が必須となってくると考えました。そこで自分も将来的に,今まで授業や研究で学んできた制御,もちろん電気や機械の知識とAIなどを組み合わせた商品の開発に携わりたいと考え,また自身の知識というか技術力を磨く,という点でも,機電情知一体であり,なおかつ高い技術力を持っている御社を志望致しました。
エントリーシート 通過
- 実施時期
- 2022年02月 中旬
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以内
ESの内容・テーマ
研究概要/これまでのものづくり経験や創意工夫した経験を踏まえたものづくりへの想い/当社で挑戦したい事/学生時代に取り組んだこと/自分の得意な事・不得意な事/自己PR
ESの提出方法
採用サイトのマイページから提出
ESの形式
Webで入力
ESを書くときに注意したこと
工作機械メーカという事もあり,趣味などよりも研究や学業に重きを置いてエントリーシートを書いた。
ES対策で行ったこと
一般的なエントリーシートなので,各就活サイトのエントリーシートも参考にしつつ,他の企業のエントリーシートも参考に,研究活動をベースに書いていった。
対策の参考にした書籍・WEBサイト
なし
WEBテスト 通過
- 実施時期
- 2022年02月 中旬
- 実施場所
- テストセンター
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以内
WEBテスト対策で行ったこと
SPIの参考書を繰り返し解いた。その中で苦手を割り出し,集中的に練習した。
WEBテストの内容・科目
SPI:言語,非言語,性格
WEBテストの各科目の問題数と制限時間
能力:35分
性格:30分
対策の参考にした書籍・WEBサイト
最新最強のSPIクリア問題集
1次面接 通過
- 実施時期
- 2022年03月 上旬
- 面接タイプ
- オンライン面接
- 実施場所
- オンライン
- 形式
- 学生1 面接官1
- 面接時間
- 20分
- 面接官の肩書
- 若手の人事
- 逆質問
- あり
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 3日以内
会場到着から選考終了までの流れ
WebExを用いて,時間になったら入室し,終わり次第退室するといった流れ。
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
踏み込んだ質問に対しても,詰まることなく,臨機応変に答えることができたことが評価されたのではないかと感じる。
面接の雰囲気
若手の人事が面接官という事もあり,喋りやすく非常に和やかな面接だった。趣味でも学業でも純粋に興味を持って聞いてくれているという印象で,学生の良さを引き出す面接だった。
面接後のフィードバック
なし
対策の参考にした書籍・WEBサイト
なし
1次面接で聞かれた質問と回答
これまでのものづくりの経験について
自分は小学生の時に発明クラブという工作などを行うクラブに入っていたため,ものづくりが身近にありました。そこで簡単な電気回路やモータ,木材加工などの知識を身に着けました。その活動の中で,発明のコンテストがあり,動いて止まるなどの簡単な動作を行うロボットを,部品の選定やどんな動作をしたら面白いかなど,仲間とアイデアを出し合って開発を行い,その発表で賞を獲得しました。その時に,チームで開発を進めることの重要性と,自身のアイデアがものづくりを通して形になることの楽しさを学びました。このものづくりの経験を活かして,研究室においても,3Dプリンタを使用したり,金属を加工して部品を自作し,教授や同期と相談しながら実験機器の製作や改良などを行っています。
あなたの研究活動について,頑張ったことを教えてほしい。
自分は電気分野の中で,制御工学を専門としており,その中で産業機械の制御技術を研究しております。その中で,当然多様化する産業においてはより高速でより高精度な制御・位置決めなどが求められてくるのですが,機械の共振や熱による膨張,振動など非常に多くの要因があり,それを達成するのは難しいという課題があります。自分も研究活動を行うに当たってその課題に直面しているのですが,原因をひとつずつ紐解いていって,補償することで,少しでも高速に,高精度に制御するということを頑張りました。その中で,一つずつ課題が解決していったときはとてもやりがいを感じました。この経験は御社に入社しても,商品の開発などでも活かせるのではないかと考えています。
2次面接 通過
- 実施時期
- 2022年03月 中旬
- 面接タイプ
- オンライン面接
- 実施場所
- オンライン
- 形式
- 学生1 面接官3
- 面接時間
- 20分
- 面接官の肩書
- 人事部長/電気分野の部長/機械分野の部長
- 逆質問
- あり
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 1週間以上
会場到着から選考終了までの流れ
1次面接と同様にWebExを用いて,時間になったら入室し,終わり次第退室するといった流れ。
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
一次よりも技術・専門的なことも聞かれたが,論理的に答えることができた点が評価されたのではないかと考えている。
面接の雰囲気
1次面接時と比べ,面接官が部長級ということもあり,真面目で事務的な雰囲気があった。特に仕事に対する姿勢を問われているように感じた。
面接後のフィードバック
なし
対策の参考にした書籍・WEBサイト
なし
2次面接で聞かれた質問と回答
今後,工作機械をどうやって普及させるか
まず,コロナ関係なく,情報化社会と言えど,モノは必ず必要とされてきますし,新興国での需要増加だったりに関しても,高度な加工の技術力は常に絶対に需要として無くならないと考えられます。もちろん薄利多売の観点からコストダウンも考えるべきではありますが,御社にはハイエンドの加工の技術力があるので,これは常に活かしつつ,近年需要視されているAIなど情報・知能技術の観点で,さらに開発を進めていく事で,幅広いニーズに対応するなど,新興国でも日本でも,マーケットを広げていく事ができるのではないかと考えられる。私は制御系なので,制御技術の観点で考えると,金属に限らず幅広い素材や,環境に対しAIで判断して加工を行えるようなスマートマシン。もちろんこれに対し,精度や技術は維持したまま低コスト化なども必要とは思われます。
あなたのチームでの役割を教えてください
自分はチームの中ではサポート役になることが多かったです。学校の部活動などでも,リーダー的なものというよりは,意見を出したり,議論をしたりといったサポートをすることが自分でも得意だと考えています。
(深堀:チームで意見の合わない人がいたらどうするか)
まずは,とにかく話を聞いてお互いの意見を整理します。そこから,調べたり,話し合いを進めることでお互いが納得するようにしたいと考えます。何よりも話し合いが大切だと考えています。
(深堀:SPIの性格診断見ると一人が好きなようだが?)
確かに,研究などにおいて集中して一人で進めたいと考えていますが,チームで進めることも同じくらい重要だと思っています。何事も一人では限界があると思います。
最終面接 通過
- 実施時期
- 2022年03月 下旬
- 面接タイプ
- オンライン面接
- 実施場所
- オンライン
- 形式
- 学生2 面接官5
- 面接時間
- 20分
- 面接官の肩書
- 社長/副社長/専務
- 逆質問
- なし
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 1週間以内
会場到着から選考終了までの流れ
他の面接と同様にWebExを用いて,時間になったら入室し,終わり次第退室するといった流れ。
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
様々な視点から自分の考えをきちんと整理して話すことができた点が評価されたのではないかと考えている。特に,面接官が役員ということもあり,論理的に,世界情勢とも絡めつつオークマの今後についての意見を言えたのが良かったのではないかと考えられる。
面接の雰囲気
役員面接なので,かなり真面目な雰囲気だった。経営に関する難しい話もされるので,その点は少し大変だった。
面接後のフィードバック
なし
対策の参考にした書籍・WEBサイト
なし
最終面接で聞かれた質問と回答
学生時代に最も苦労したこと,その乗り越え方
自分が学生時代に最も苦労したことは,研究活動での挫折です。初めに自分が研究室に所属し,研究を始めるに当たって,学問・工学的な知識不足はもちろん,資料の作り方や計画の立て方なども分からない状態であり,研究が頓挫し,挫折を味わったのですが,ここで考えを切り替えて,せっかく研究室はもちろん大学という場には,たくさん優れた人がいるので,小さなことでも積極的に教授に相談に行ったり,議論を行うということを行うように努めました。そうすることで効率よく研究を進めていくことができるようになりました。なので,御社においても,色々な人と議論しながら,幅広い知識を身に着けるなどして,製品開発など挑戦していきたいと考えております。
研究・開発においては専門分野だけでなく様々な知識が必要となってくるがその点についてコメントをお願いします。
昨今の人手不足や人件費問題,ものづくりのニーズの多様化という社会課題に対し,いっそう工作機械においてもAIなど幅広い技術が必須となってくると考えられます。もちろん技術者にもその知識が求められてきます。その中で,自分は技術者として,何か一つ専門としての知識を伸ばしつつ,それに加えて幅広い知識を持つ,いわゆるT字型人間を目指したいと考えています。技術は多様化していて,もちろん専門として1つの技術を極めるのも重要だが,視野を広く,知識を幅広く知っているというのも,今後はとても重要だと考えられます。自分は大学において,電気や機械の知識を学んできたので,もちろんそれらも伸ばしつつ,ソフトなど他の分野の知識も得ることに挑戦していきたいと考えています。
内定者のアドバイス
- 内定時期
- 2022年04月 上旬
内定を承諾または辞退した決め手
工作機械メーカという事で将来性があり,また社風が自分に合っていると感じたため。
内定後の課題・研修・交流会等
なし
内定者について
内定者の人数
60人
内定者の所属大学
名古屋大学
名古屋工業大学
内定者の属性
博士課程大学院生
修士課程大学院生
内定後の企業のスタンス
内定時に承諾するか否かを確認されたが自分は第一志望だったこともあり承諾した。内定後も今後の案内などを親身に電話で連絡してくださった。
内定に必要なことは何だと思うか
オークマの自体の企業研究はもちろんだが,工作機械業界について,世界情勢の影響(貿易摩擦など)を大きく受ける業界なので,そのあたりの知識があると面接では非常に有利になる。工作機械そのものの知識ももちろんある程度は必要となる。面接では特に,そういった知識があると,詰まることなく話すことができると思われる。また自己分析も同様に必要。仕事をする姿勢なども問われるので,自分の性格や良さを知っておくことが重要である。
内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか
面接などでは少し難しい質問もあったが,そういった質問に対して,詰まることなく,理論的に話せるという人が多いと考えられる。また,英語なども含めて,様々な分野に対して学習意欲のある人間が多いと思われる。自分は面接でそういった部分をアピールできたので良かったのではないかと考えられる。
内定したからこそ分かる選考の注意点
一次とそれ以降の面接の雰囲気が大きく異なるので注意。一次面接はとても和やかな雰囲気で進むので話やすいが,それ以降の面接ではある程度の役職を持った方との面接になるので,少し話しづらく感じる。それでも,エントリーシートから大きく逸れたことは聞かれないので,落ち着いて答えるのが良いと思う。
内定後、社員や人事からのフォロー
希望があれば,特定の部署の社員の方と話す機会を作って頂ける。
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オークマの 会社情報
| 会社名 | オークマ株式会社 |
|---|---|
| フリガナ | オークマ |
| 設立日 | 1918年7月 |
| 資本金 | 180億円 |
| 従業員数 | 4,158人 |
| 売上高 | 2068億2200万円 |
| 決算月 | 3月 |
| 代表者 | 家城 淳 |
| 本社所在地 | 〒480-0144 愛知県丹羽郡大口町下小口5丁目25番地の1 |
| 平均年齢 | 38.9歳 |
| 平均給与 | 688万円 |
| 電話番号 | 0587-95-7820 |
| URL | https://www.okuma.co.jp/ |
