【21卒】塩野義製薬の夏インターン体験記（理系/全職種インターンシップ）No.14420（大阪府立大学/男性）（2021/5/8公開）

製薬業界・製薬企業に興味があり、製薬企業の研究職が対象のインターンシップが他社ではあまり開催されていなかったが、塩野義製薬では全職種インターンシップという名のもと、研究職も対象となっていたため。また、全職種対象ということで、研究職だけでなく他職種や業界全般についても知ることのできるチャンスと考えたため。

このインターンに参加するにあたり、初めてESを書いたため、質問の意図を汲み取れているか、簡潔に伝わりやすく書けているか、自分らしさが出ているか、製薬企業の就活をしていた先輩に添削指導をしてもらった。それにあたって、自分なりに製薬業界について、塩野義製薬について研究を行った。

インターンシップの内容として、グループディスカッションがメインであったため、コミュニケーション能力を面接で見られていた気がする。実際に参加してみて、どの人もコミュニケーションしやすい人たちが多く参加していたように思う。

エントリーシート → WEBテスト → 最終面接

自己PR/インターンシップ志望動機/競争視点を持って高い目標を掲げ、諦めずにやり遂げた経験を教えて下さい。

Webで入力

採用サイトのマイページから提出

塩野義製薬のホームページを見て、「失敗を恐れず挑戦」「自分らしさ」といった言葉が強調されていた印象を持ったため、ESの内容をそのような言葉に寄せて書いた。

まずは自分で考えながらＥＳを書いてみて、その後就活をしていた先輩に添削指導してもらい、改善していった。

塩野義製薬の採用ページ

初めてのWEBテストであったため、玉手箱の参考書をもとに対策をした。

玉手箱：言語、非言語、性格

言語：15分32問
非言語：15分29問

必勝・就職試験! 【玉手箱・C-GAB対策用】8割が落とされる「Webテスト」完全突破法【1】

到着後、待合室に通される。同じ時間で予約していたのは自分を含め3人で面接は別室（隣の部屋）で行われた。

インターンシップ合同説明会に来た人事の方で、以前にお会いしたことがあった。話したことをパソコンに打ちながら、面談を行うスタイルで話しやすい雰囲気であった。質問を深堀してくる。

製薬業界になぜ興味があるのか、また企業の中でどのようなことをしていきたいと考えているのか、インターンシップで何を学びたいのかを伝えられた点が評価されたと感じました。

自己PRを教えてください。

はい。私の強みは、「広い視野で物事を考える力」があることです。私が所属する研究室では研究活動と並行し、外部の動物病院などから送られてくる検体の病理診断も行っています。犬や猫などの伴侶動物から動物園や水族館などの動物まで幅広く扱っており、それら動物が罹る病気は非常に多岐にわたり、最初は正確に診断できないことが多々ありました。そこで、現在は病理学だけでなく、臨床分野や組織学、解剖学など様々な分野の文献を参照し、他の症例と比較して納得するまで調べるようにしています。また、最新の情報を収集し、教授や他の学生とも積極的に意見交換を行い、理解を深めることで診断能力向上に努めています。その結果、診断までのプロセスが自分の中で明確となり、処理速度が向上したほか、正確な診断根拠に基づき診断できるようになりました。こうした「広い視野で物事を考える力」とそこから得た病理学の知識を新薬創出に活かしたいです。

全職種インターンシップでは研究職に特化しているわけではなく、興味がない部分もあると思うが、そこについてはどのように考えているか

はい。私は製薬企業に就職することを強く志望しておりますが、いまだに製薬企業のインターンシップに参加したことがないため、志望している研究職だけでなく、他の職種についても学ぶことができると考えております。製薬業界や貴社について理解を深めるとともに創薬全般を見渡す絶好の機会であると考えています。
人との関わり（コミュニケーション）で心配な点はあるか。
→心配はないと思います。中学校と高校ではバレーボール部の部長とキャプテンを経験しており、チームスポーツを通じてコミュニケーション能力は培ってきたと思います。

回答が力強く、自信があるように見えた。また、将来やりたいことがはっきり見えている、よく考えているという印象をもった。と言っていただけた。

塩野義製薬の採用ページ・本社ページ

経営や事業戦略に関する講義と課題解決型グループワーク

製薬業界についての講義→塩野義の戦略について→経営戦略の考え方→各職種の紹介や人事制度について→プレゼン発表準備→プレゼン発表→振り返り
この流れのなかにグループワークが入ってくる形だった。

各職種の業務についてや経営戦略の考え方、製薬業界について学ぶことができた。

「経営戦略本部　経営企画部員」として「シオノギの未来を勝ち獲る　2030年」に向けた計画を考える

1日目にやったこと

製薬業界についてと医療の制度に関する講義、塩野義の活動について、クリティカルシンキングの考え方についての講義があり、所々でグループワークが用意されていた。また、各職種の業務についての紹介があった。

2日目にやったこと

経営理念と環境分析に関する講義、マーケティングについて、塩野義の人事制度についての紹介、財務諸表の見方についての講義があった。所々でグループワークが用意されていた。

3日目にやったこと

午前中は発表に向けてのプレゼン準備、午後は人事の方と参加学生の前でプレゼン発表を行った。1位からビリまでの順位発表と各チームの発表に対するフィードバックを人事の方からもらった。その後、質問タイムと軽い懇親会の時間があった。

すべて人事の方だった

なし

グループワークの際、人事の方がグループの間をぐるぐると回っており、グループ内の議論の様子や方向性について見ていた。所々、「今の考え方、意見いいよ」といったように議論や意見の内容についてコメントをいただけた。

あまり聞きなれない、経営戦略についての講義が多く、所々用意されていたグループディスカッションも経営戦略に関するものが多かったため、取り組むのが難しかった。また、最後の大きなプレゼン発表の準備をする時間もあまりなく、自宅に帰ってから自分で考えて、次の日に共有するという形が多かった。