【空間提案の魔法使い】【22卒】三井デザインテックの冬インターン体験記（理系/総合職）No.13606（早稲田大学大学院/女性）（2021/4/4公開）

内装業界を志望しており、同じ業界を見ていた先輩の話で会社を知った。三井グループのため、会社の安定性やネームバリューもあり大きな案件に携われると思って志望企業の一つに入れていた。本当はデザイン職を志望していたが、総合職のみの募集だったのでせめて企業理解を深めようと思い参加を決めた。

会社のホームページで事業内容や強みを把握し、自分なりの言葉でまとめていた。マイページには会社紹介の動画もあったので、そこで強調されている部分を抽出した。

ESのみの選考だったので、会社の特徴が理解できているかや、自己PRが具体的なエピソードを交えて説明できているかが重視されたと思う。

オフィス提案のグループワーク

ワークシートに沿って課題の抽出、コンセプトの設定、レイアウトをグループで話し合った。

空間提案する際に顧客の意見からどのように仮説を立て、コンセプトを設定するか

プロジェクト体験ワーク：オフィスの提案

1日目にやったこと

簡単な事業内容の説明を聞いたのち、メインのワークをした。
まず課題発表とワークの流れの説明を聞いたあと、実際にグループワークに移り、最後に発表・質疑応答をした。
休憩時間や終了後に社員と気軽に質問できる時間があった。

人事部の社員

なし

最後のまとめの際に、顧客一人ひとりの要望を的確にくみ上げるだけでなく、それらを総合的に見て組織としての課題に目を向ける必要があるとおっしゃっていたのが印象的だった。

6人で０から提案を作っていくので、皆が納得する方向性を決めるのが難しかった。また、中心となって引っ張っていく人があまりいなかったので、議論がだらだら続いてしまって時間も足りない状態だった。途中で役割分担してからは各自が提案を深めることができたが、やはり人数が多いと意思決定までに時間がかかると感じた。

てきぱきと作業を進めていく人、アイデアを沢山出してくれる人など、それぞれの強みがバランスよくはたらいていた。自分の強みを活かした役割に徹することも大事だと学んだ。

課題で与えられた顧客の要望はそれぞれ異なり、全てを提案に取り入れることはできないため、優先順位を付けたり、そもそも異なる意見が出る原因を掘り下げたりといったことが大切だと学んだ。人が集まる空間だからこそ、組織を俯瞰的に見つめる視点が必要だと気づくことができた。

内装系の他社のインターンシップも受けていたので、ある程度知識があり特別に準備する必要は感じなかった。ただ、全く空間提案の知識がない人は事例などを見てイメージを膨らませておくといいと思う。

デザイン職を志望していたが、総合職でのインターンということもあり、ワークは設計の前段階の構想部分が主であったため。自分としては、しっかりと空間設計まで落とし込み、デザイン職の社員などにフィードバックを得たかった。また、社員が人事のみだったので現場社員の話も聞いてみたいと思った。

志望しているデザイン職は若干名の募集で、かなり競争率が高いと考えたため。今回のインターンシップでは、建築の知識や経験を提案に活かし他の文系学生と差別化ができた。しかし、設計の部分にはほとんど触れていないので、他のデザイン職志望の学生のレベルがわからなかった。

様々な空間を手掛けている経験を活かし、それらの知見を横断して新しい価値を生むという「クロスオーバー」の考え方をワークで実感できたため。多様な種類の案件に携わることができ、それらの掛け合わせで新しい提案をすることで社会的な影響力も大きいと感じた。

グループワークで人事の印象に残れば、早期選考に進むことができる。本選考は枠があまりないから、と早期選考に乗れば優遇される旨も言われた。ただ、デザイン職の場合は早期枠がないのでインターンシップ参加は関係ない。

参加前から内装業界の設計職を志望していた。特にインターンシップに参加していたこともあり、大手オフィス家具メーカーでのデザイン職の志望度が高かった。メーカーと設計事務所の両側面を持つため会社としての安定性があり、かつ見た目の華やかさよりも機能性や使い方を重視したデザインが自分に合っていると思ったため。

内装会社で、特に設計施工をメインとしているところはデザインセンスやその華やかさが重視されると思っていた。しかし、今回のインターンシップを通じて課題解決のプロセスをしっかりと踏んでいることがわかった。そのため、家具メーカーだけに絞るのではなく、設計施工の会社ももう少し見て志望企業を決めようという気持ちになった。