【20卒】野村證券の冬インターン体験記（文系/営業職）No.7391（愛知大学/男性）（2019/10/8公開）

証券会社の仕事を体験できたことと、生の社員の声を聞けたことは有意義だった。お金を預かって増やすという行為にも信頼関係が必要だと分かったし、社員が自分の仕事についてどう思っているかも知ることができてよかった。業界を軽く覗くという目的だったので、ある程度達成できて満足だった。

勉強することはないと思う。しかし私が重要だと思っていた金融の知識より、ヒアリング力を活かすことが大切だと感じた。

座談会で１日の流れや勤務時間について多く話を聞くことができたので、自分が働く姿を想像しやすかった。特によかったのはインストラクター制度の説明。新入社員に１年間育成を担当する先輩社員がつくとのことで、会社が専用の人材育成制度を用意していることに驚いた。

お金を預かり増やす仕事なのに、もしマイナスにしてしまった場合の責任の重さを考えてしまい自分には耐えられないと思ったから。この会場の学生のレベルはそこまで高くなかったように感じるので、あとは激務に耐えてしがみ付いていけるかが内定獲得の重要な要素になると思う。

志望度が下がった理由は、ワークライフバランスを度外視した現状とお金を預かって増やす責任の重さがあると感じたから。接待に加え、株価チェックや日経新聞を読んだりと仕事以外の時間でも仕事を考えなければならず、プライベートな時間が存在しないように思った。

インターンに参加したからといって、特別扱いをされるわけではない。ただ半日で証券会社を知ることができるので、この業界に関心がある人は参加してみるのもいいかもしれない。

インターンそのもののフィードバックはなかったが、イベントや早期選考の案内が送られてくるようになった。

エンターテインメントを扱う会社を志望していた。ただ他の業界、金融やメーカー、商社、食品など自分が興味がない業界も覗いてみて、総合的に合っているか合っていないか判断しようと思っていた。エンターテインメントを扱う会社は出版社、ゲーム制作会社、アニメ制作会社、音楽業界を中心に検討しており、証券会社は野村證券だけ見に行った。

このインターンに参加して、野村證券だけでなく金融業界そのものが選択肢から外れた。会社のビジネスモデルを考えると仕方がないが、他の業界よりもお金のことを考える時間が多く、またお客様に常にプラスの価値を与え続けることが難しいと判断した。それならば希望していたエンターテインメントを扱う会社に入り、人々の笑顔のために仕事をしたいと思った。