【都市開発の挑戦】【23卒】住友不動産の冬インターン体験記（文系/Winter Internship）No.28230（非公開/男性）（2022/7/4公開）

企業研究　MMや森ビルとの比較　
住友不動産の社員とコンタクトを取れる機会はあまりなく、社員が集まったときの風土などは味わっておきたかった。ディベロッパーの中では、かなりストイックで厳格なイメージがあったため、確かめに行った。

好きな街、といった独自の質問があるのでその回答準備。ほかは、インターンではあるが、将来やりたい事を、粒度を細かく準備すること。なぜ住友不動産なのか、よりも、なぜディベートなのか、を納得感を持ってもらえるように。

特別この会社だけ、ということはない。ただ、集団なので簡潔に言うことは求められる。

グループで2日目から3日目に、新規事業型のグループワークを行う。

収益目標や市の開発基準を確認する。そのうえで、どこに何を、分譲か賃貸か、等を決めていく。

分譲か賃貸かなど、なぜそれにするのか、について、想像の数倍のロジックがひつようとされる。

東京の渋谷区の都市開発事業

1日目にやったこと

最初に会社説明会を行った後、各地にある住友不動産の開発物件について社員と訪問する。ここでいつでも社員に質問をすることができる。そのため、聞きたいことはすべて用意して整理しておくと良いのではないか。

2日目にやったこと

グループワークが開始される。だが、拍子抜けするほど誰もワークを見ていない。社員は過程を見る姿勢は正直なく、アウトプットで判断するであろうことは自明である。最終日の発表の詰めに対応できる準備を他のインターンよりも徹底すべき。

3日目にやったこと

最初に2時間程度準備ができ、そこから発表が始まる。かなり厳しいfbが行われるが、判断基準は、儲かるかどうか、というのがかなりのウェートを占める。そのため、市の開発基準などはそこまで準拠しなくてもよい。

10年目の人事。最終日のみ、役員レベルの社員3人がfbする。

なし

私達の班の発表に対して、一番印象的だったfbは、儲からないね、という言葉だった。地所がやっているような、渋谷にベンチャーを読んでくる事業を提案したが、全く響いていない様子だった。

時間はそこまでタイトではない。ただ、経験したことがない都市開発のワークであるため、前提となる公開空地やREITを参考にするなどが求められるため、情報を過不足なく有効活用することが難しい。私たちは、直前に土地の単位を間違えていたことに気づき、かなり最後は苦労した。

かなり密に関わることにはなる。ただ、メインが結局はエクセルをいじってひたすら収益を計算するので、そこで優秀さを感じた。

なぜそのやり方を選ぶのか、というのが、社会人となるとどこのレベルまで求められるのか、というのが少しは分かった。gdやケースでは、マイクロトレンド等を元に、軽いロジックで論点を絞るが、実際の現場では、このやり方ならいくら儲かって、こっちはいくら損、などを定量的に判断する必要がある。

REITや公開空地といった知識についての勉強。また、すみふのマンションがどんな層にうけているのか等を把握すること。

あまりにもシビアな会社であると思った。どこの企業でもそうだと思うが、そのレベルがかなり高いと感じた。また、用地取得の部署の方の話を聞くと、相当苦労がありそうだと感じた。ただ、数少ない総合職としての覚悟はかなり強く、それを原動力に仕事をすれば、実力主義でかなりの高給を得れる。

この企業はインターンの優遇はほとんどの人はなく、いちから最終までが長いから。また、参加学生のレベルは高く、この中で、突飛な質問をされがちな面接で爪痕を残すのは、かなり難易度が高いと考える。一方で、通常ルートでも本選考はes提出後の座談会で爪痕を残していけば最終スタートになる事もある。

皆さんが想像するディべ、という感じではないかもしれない。土地をまとめ上げていくところがかなりほかのディベロッパーと違うところであるし、そういうことがやりたいのであれば良いと思う。また、自由度の高い開発を行えるため、その土地の価値を最大限高めていけるとは思う。

基本的に優遇はまったくないから。また、本選考では6月までに座談会がセッティングされるため、そこで企業理解を深めることはできるから。だが、社員が集まったときの雰囲気を知れるのは、かなり貴重なな機会ではある。

ディベロッパーをもともと志望していた。だが、一定多くの会社のインターンは参加していたため、ここだけにこだわっていた訳ではない。その中で地所が第一志望であった。なぜなら、土地を回収していくプロセスよりも、開発していくプロセスに関心があったから。また、地所は面での開発もそうだが、エリアのなかで公益性も兼ね備えた開発を行っており、そこに惹かれていた。

もともとは住友不動産も、地所や三井不動産と同じような開発をやっているのではと感じていた。だが、違うと思う。この企業はやはり、場所にとらわれず泥臭く用地取得し、保有し育て上げていく所に強さがあると思った。なので、社員も言っていたが、街を作る、というのが本当にしたいことなら、この企業ではないというのも、一つあるかもしれない。