22卒 本選考ES
技術系総合職
22卒 | 大阪大学大学院 | 男性
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Q.
研究概要(400)
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A.
私はジテルペン環化酵素CotB2を用いて非天然含窒素環状化合物の合成を行っています。CotB2はC20鎖状化合物であるゲラニルゲラニル二リン酸を三環性化合物に一挙に変換する非常に有用な酵素反応である。しかし本反応はこれまで炭化水素鎖のみにしか適応がなされておらず生成物骨格が炭化水素のみであるため極度に脂溶性が高く医薬品応用に不適でありました。そこで私は含窒素化合物を酵素反応に適用させるという過去に例のない反応を行うことで短工程で複雑な非天然含窒素環状化合物を合成し、その後さらに化学変換を行うことで薬らしい化合物の合成が出来るのではと考えアミド含有基質の合成に取り組んでいます。また化学合成によっても同様な化合物を合成するための合成ルートを考え現在合成を進めており、酵素反応、化学合成の両方からのアプローチを試みています。 続きを読む
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Q.
学生時代に力を入れたこと(400)
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A.
私は研究活動を進めるうえで知識の深さ・幅の両方を広げることを意識して取り組みました。私は複数分野を組み合わせる過去の知見のない新規テーマに取り組んでいるため、新たな反応経路の確立や学部時代に学ばなかった酵素についてなど研究を進める中での課題が多くありました。知識不足と考え方の狭さから研究が上手く勧められないと考え、知識の深さ・幅を広げるために次の2点に取り組みました。1つ目は先生方と進め方や上手くいかなかった時の考察など都度ディスカッションを重ねることで、先生方のこれまでの豊富な知見や経験談を吸収してきました。2つ目は6回の学会参加や学内の化学系セミナーには全て参加することで自身の専門領域以外にも興味を持ち、多角的に物事を考えるようにしました。これらの取り組みにより研究への理解度が格段に上がったことからいくつもの課題を乗り越えることが出来、研究仮説の立証を達成することが出来ました。 続きを読む
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Q.
志望理由・希望部署(400)
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A.
私が御社を志望する理由は二つあります。一つ目は14もの研究所・研究室があり非常に幅広い製品開発に従事されている点です。私は現在大学で複数分野にまたがった研究に取り組んでいることから多方向から研究に取り組むことの重要性を実感しました。そのため数多くの製品を扱っておられ、様々なバックグラウンドを持つ社員の方が多くおられる御社で働くことが出来れば活発な意見交換を通じて、多くの知識やスキルを身に着けられるのではと考えました。二つ目はテーマ設定からスケールアップまで一貫して研究に携われる点です。様々な業務を通じて多くの人と関わりを持てる点に魅力を感じました。私は人々の暮らしの豊かさに貢献したいと考えているため特に高機能材料事業の化学品合成に興味があります。香料やスマートフォンに用いられるフィルムなど比較的消費者に近い製品開発を大学で学んできた有機合成技術等を生かして貢献できればと考えています。 続きを読む
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Q.
5年後10年後(400)
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A.
私は5年後には配属された部署で様々な経験を重ね、何か分からないことがあったらあの人に聞けばいいとなるような専門性を身に着けたいです。そのためには自身が携わる業務内容だけではなく、周りの方のテーマや他部署や他事業の方とも積極的にディスカッションを交わし多角的に知識を吸収し、自身のテーマについての理解度を高めていきたいと考えています。また、研究だけでなく英語力を身に着けたいと考えているので御社の自己啓発支援等を利用し、海外勤務も視野に入れられればと考えています。さらに10年後にはまた新たな製品開発に携わりそれまでの経験を活かし、新たな付加価値の提供や部署間を超えたコラボレーションなども行いたいです。そして実際に自らが携わった製品が市場に出回り人々の暮らしの豊かさに貢献できるよう周囲の方々との協力を重ねながらその道のプロとして御社に貢献します。 続きを読む