18卒 本選考ES
技術系
18卒 | 長岡技術科学大学大学院 | 男性
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Q.
研究内容
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A.
私は超伝導磁石を用いた配向セラミックスの配向性について研究をしています。セラミックスとはいわゆる「焼き物」のことであり、単結晶よりも安価で製造も容易なために工業利用されます。しかし、粒子がランダムに並んでいるためにセラミックスは単結晶よりも特性が低いです。超伝導磁石の使用は粒子を一方向に並べる(配向する)ために有効であり、配向セラミックスも作製されています。私は原料の比率と粒子サイズを変化することで結晶異方性と粒子サイズの配向性に及ぼす影響について研究しています。この研究は後の他物質の配向セラミックス研究をする上で重要であると考えています。私はこれまでに原料比率の異なる配向セラミックスを作製しました。今後は、原料の反応温度や反応時間、比率などを変化することで、別比率の配向セラミックスや粒子サイズの揃った配向セラミックスの作製について検討を行います。配向セラミックスの工業化に寄与したいです。 続きを読む
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Q.
志望動機
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A.
人々の快適な生活を支えたいと思い、志望しました。タイヤづくりと協力的な社風をもつ貴社に興味を抱きました。途上国の発展や山間部の暮らしには自動車が必要であり、タイヤは不可欠です。また、私はサークル活動で多くの人と協力しながら稲刈りやおにぎりの販売などを成し遂げてきました。そのため、貴社では多くの方と協力しながら日本だけでなく海外のお客様の要求にも応えることで、人々の快適な生活を支えたいです。 続きを読む
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Q.
自己PR
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A.
私は聞くことを大事にしています。きっかけはサークルで行った被災地での足湯です。ここでの足湯はお湯の中で行う足のマッサージです。目的は住民の方のストレス解消です。大学から3名参加しました。まず、先輩と私で行いました。私がマッサージだけに集中しているのに対し、先輩はマッサージのみならず、お湯や力の加減の気遣いや「お孫さんはどうですか」などの会話にも注力していました。次からは私一人で担当しましたが、うまくいきませんでした。その日の振り返りから、聞くことが大事だとわかり、聞くことに力を入れようと思いました。翌日の足湯では先述の気遣いと「きれいな足ですね」や「最近の生活いかがですか」などの会話が若干の硬さを残しながらもできました。また、会話の盛り上がりから肩のマッサージもお願いされました。この経験を通して私は聞くことの大切さを学びました。聞くことによって、要求特性や言語の壁を越えていきます。 続きを読む
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Q.
製品に自分の研究を生かすとしたら
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A.
タイヤ製造における歩留まりの改善を提案できます。タイヤ製造における歩留まりの改善は環境配慮やコストの面で重要です。私は電子顕微鏡や粘度測定、密度測定、粒度分布測定などを用いてセラミックスを評価してきました。また、原料、粉砕後の原料、作製粉末、スラリー、成形体、脱脂体、焼成体の各段階で評価してきました。これにより、構造体中の孔やひび、粒子の異常な成長などを捉えてきました。成形体の構造は作製粉末の構造が大きく影響していることがわかりました。焼成体の構造の原因を原料に求めるようなマクロ的視点だけでなく、焼成体の構造の原因を脱脂体に求めるようなミクロ的視点も必要であると思いました。そのため、タイヤについても、ゴムやカーボン、シリカなどの原料の混合前、混合後、材料加工後、成型工程後、加硫工程後という各段階での各種分析を行った上で、マクロ的・ミクロ的視点で考えることで歩留まり改善に努めます。 続きを読む