22卒 本選考ES
創薬研究職
22卒 | 熊本大学大学院 | 男性
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Q.
研究上の課題とそれに対するご自身の貢献(課題をどのように捉え、行動したのか)について教えてください。(400文字以内)
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A.
遺伝子導入のためのプラスミド作製が理論通りにいかないことでした。 疾患の原因遺伝子に緑色蛍光タンパク質(GFP)を付加したプラスミドを作製する必要がありました。原因遺伝子を発現している細胞の識別をGFPの発現で観察するためです。 作製には3種類の方法があり、全てを試してみましたが改善されませんでした。また、切断箇所を変更し、実験を行いましたがうまくいきませんでした。 そこで私は、原因遺伝子を発現している細胞の認識ができれば良いという観点に返りました。 プラスミドの導入ではランダムでしか遺伝子が導入されません(一過性発現)。そのため、GFPによる認識が必要でした。 しかし、全ての細胞に原因遺伝子を発現させる(安定発現)手法をとれば、GFPによる識別は不要になり、どの細胞を取り上げても、その先の実験ができると考えました。この案を実行し、原因遺伝子がすべての細胞に発現している細胞株を7種作製しました。 続きを読む
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Q.
研究室におけるあなたの役割を教えてください。実務的な役割分担だけではなく、スキルや性格面も踏まえて、あなたと他のメンバーとの関わり方などをお答えください。(400文字以内)
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A.
実験面では研究室内の細胞実験チームの交流を積極的に行っています。 私の研究室は3グループの研究系統があり、それぞれに細胞で実験を行う生徒がいます。 扱う細胞種や実験テーマは異なりますが、実験室で互いの進捗や実験手技を話すように心がけています。 これにより、違うテーマと自分のテーマがリンクしたり、知らなかった手技を習得できたりします。 「話し合い」という雰囲気ではなく軽い雑談のようにしているので、細胞を扱う上での悩み事などもすぐ話せるメリットがあると考えています。 生活面では居心地の良い研究室の雰囲気づくりを心がけています。 研究室の雰囲気は研究を進めていく上でのモチベーションの維持に重要だと考えています。 配属された後輩と積極的に会話したり、実験が思うように進まない後輩にアドバイスしたりしています。 その際に、研究に関する話だけでなく世間話も混ぜることで適度なガス抜きができるように心がけています。 続きを読む
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Q.
現在の関心事、世の中の出来事や社会動向など特に関心があることと、それに対する考えやポリシーがあれば教えてください。(社会問題、政治経済、科学技術、スポーツ、エンタメなど)(300文字以内)
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A.
相次ぐジェネリック医薬品会社の不祥事についてです。 薬剤は人々の健康を守るためのものであり、安心して服用できることは大前提だと考えます。薬学部に所属しているため、サリドマイド薬害など、薬に関する健康被害について多く学習してきました。一粒が人の人生を大きく変えてしまうことを強く感じました。 であるからこそ、提供する側である私たちはより一層その安全性に厳しくしていくべきです。 今回の不祥事ではジェネリック医薬品の使用推奨による製造量の急拡大に、企業の管理体制が追いつかなかったことも挙げられています。 そのような状態でも利益を優先するのではなく、人の健康を向上するという基本に立ち返るべきだと思います。 続きを読む
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Q.
当社を志望した理由(300字以内)
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A.
「世界規模で活躍する重工メーカーでありながらも、様々な分野において特徴ある製品を生み出しているため」です。 各々の事業領域は非常に高い技術力を有しており、特に細胞培養ではES/iPS細胞の独創的な培養に成功されておられます。この領域において薬学研究の知識やスキルが活かせることを非常に魅力的に感じました。また、実際に大きなプロジェクトのメンバーとなって業務に取り組む際にも積極的にアイデアの提案を促し、個人に成長の機会を与えてくれる社風にも惹かれました。私も貴社の一員として、挑戦を恐れずに自身の持つ専門知識やスキルを積極的に発揮し、新しい価値の創造に注力していきたいと考えています。 続きを読む
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Q.
【現時点で希望する仕事】知識や技術、強みが活かせると思われる仕事とその理由(300字以内)
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A.
【研究開発(生物)医薬 生物科学研究所 医薬研究部】 薬理学の研究室に所属しており、細胞・マウスを扱う実験系の基本を習得しているためです。具体例として、薬理グループに入り、細胞を用いたスクリーニングを迅速に行います。私は研究室生活の中で遺伝子導入のためのプラスミドの作製を数多く行いました。作製には根気強さが必要になります。そして、スクリーニングは膨大な化合物の中から効果のある化合物を抽出するため、非常に根気強さと集中力が必要になります。私が研究で培ってきた根気強さと集中力を発揮することで効果のある化合物を漏れなく、いち早く抽出できると考えています。 続きを読む
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Q.
【将来チャレンジしてみたい仕事】当社を舞台に将来取り組んでみたい仕事、または実現してみたい夢とその理由)(300字以内)
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A.
貴社の有する多様な研究領域と、研究開発への多額の投資により生み出される高度な専門技術は、世界を相手にひけをとらないものです。その価値をより高め、持続可能なものとしていくためには、研究領域の複合化が重要であると考えます。そこで私は、領域の垣根を越えた新規事業の企画・立案にチャレンジしてみたいと考えています。例えば、無機系の機能性材料開発で培われた粒子の微細制御技術と、ライフサイエンスや医薬の分野で培われた生体に関する豊富な知見を組合わせることで、既存研究以上の性能を有するドラッグデリバリー担体の開発などが可能になると考えています。 続きを読む
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Q.
【本気の経験】これまでの人生で「本気になって取り組んだ」と思う経験とその理由(成果やスケールは問わず、自らが「やりたい」と感じ、「本気」をだせたもの(400字以内)
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A.
卓球部技術指導役として、昨年41位のチームを大会ベスト8にしました。私は中学から12年間卓球を継続し、大学では選手兼技術指導を行っています。部の11名中7名は初心者のため、大会で勝つことは難しく44チーム中41位でした。 大会での成績下位は非常に悔しく感じました。また、試合で勝てない部員たちに勝つ喜びを感じて貰いたく、更に卓球を好きになってほしくも思いました。 そこで私は、チームの強み分析を行いました。結果、全員がシャトルラン100回以上を記録し、持久力に優れていました。私はこの長所を活かす練習を考案し、年度末の大会で8位入賞を目標としました。 1「多球練習」:最大6コース、上下2回転で1セット100球の多球練習を2時間行い、ミスを5%以下に減少させました。 2「連戦への対応」:フットワーク練習を30セットとし、3人1組で1時間実施しました。 結果、昨年4位のチームを破って8位を達成しました。 続きを読む