18卒 本選考ES
エンジニアコース
18卒 | 慶應義塾大学大学院 | 男性
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Q.
研究内容
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A.
私は、東京医科歯科大学、産業技術総合研究所と共に、手の親指のリハビリを支援するタブレット向けアプリを研究開発しています。 手根管症候群と呼ばれる手の指が痺れる病気があります。この病気は親指と他の指をくっつけることを困難にする母指対立障害を引き起こすことで、手でものをつかんだり、ひっぱる動作を難しくし、日常の生活に影響を及ぼします。病気の回復には継続的なリハビリが必要ですが、お年寄りに発病者が多いことや単調なリハビリが続くため、リハビリはつらく、退屈なものになると東京医科歯科大学の先生から伺います。また、病院や医師によって手根管症候群の症状診断基準が異なるため、診断にばらつきが生じる問題があります。 そこで私は、手の中で重要な役割を持つ親指に注目して、タブレット端末を用いて手根管症候群を診断し、継続的なリハビリを行えるゲーム感覚のリハビリアプリの開発に取り組んでいます。また、医師が遠隔で患者の回復状況を確認できるように、タブレット端末の画面上で取得した患者の親指の座標からデジタルハンドモデルとして復元することを考えています。 続きを読む
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Q.
これまでに手掛けたプログラムで、一番自信のあるものを教えてください。
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A.
私は、研究で経路探索アルゴリズムを並列処理するプログラムを手掛けました。 目標は少なくともCPUより高速に処理することにし、並列処理にはNVIDIAのCUDAを使用しました。 VRAMはメインメモリと比較して容量が少ないため、プログラミングの際には無駄な変数を省く等のメモリの節約が必要です。また、並列処理する際には処理するデータを分割してGPUに転送しますが、その分割具合を適切なものにしないとパフォーマンスが得られません。 これらを考慮して実装を行った結果、私の実験環境(Core i7 4770 3.40GHz、GTX770 4GB)ではCPUと比較して最大で約80倍の高速化を得られました。 続きを読む