【21卒】フジッコの技術系総合職の面接の質問がわかる本選考体験記 No.9266（名古屋大学大学院/男性）（2020/7/14公開）

eF-1G 少し特徴的なWEBテストである。インターンの時点で色々な企業のWEBテストを受けていくうちに出会ったことがあるので、数をこなすと良いと思う。

言語、非言語

向上心が高いというところが評価された。また、会話の中で好奇心旺盛というところが伝わり、その点も評価された。

広い会議室の中にブースが二つあり、学生は一人ずつに分かれる。面接官の方は穏やかで話しやすく、聞きだすように質問してくれる。

学生時代頑張ったことを教えてください。

軽音サークルでの「初心者の出席率向上」に対する取り組みです。運営幹部に就任した大学２年生の時、初心者の９割が日頃の活動に未参加という課題がありました。先輩からのサポートがなく楽器の練習で挫折する、バンド結成にハードルの高さを感じる、といった原因で初心者が消極的になっていると感じました。楽器を始めた当時、私が抱いていた楽しさから、「初心者にも気軽に楽器を楽しんでほしい」と思うようになりました。私は経験者からのサポートを充実させ、バンド結成の場を設けることで参加しやすくなると考えました。そこで、以下のイベントを企画し、実施しました。まず、年度始めの新入生ライブで、経験を問わずくじ引きでメンバーを決める「くじ引きライブ」を実施しました。次に、経験者と協力して基本的な技術を学ぶワークショップを開催しました。初心者からは「経験者と組むことで演奏しやすかった」と好評であり、出席率が９割に上昇しました。また、初心者が定着するようになり、卒業時には部員が３０人以上増加しました。この経験では周囲の人と協力し、相手に寄り添った解決策を実行する力を身につけました。この経験を今後も活かし、チームで取り組む際には皆で活気よく取り組めるような環境作りに貢献します。

なぜフジッコを志望するの？

「人々においしさと健康を届けたい」という想いを実現したいからです。私は幼い頃、体が弱く苦い薬ばかり飲んでいました。この経験から、「おいしい食事を通じて健康になりたい」と思うようになりました。御社は昆布や豆製品でトップシェアを誇るだけでなく、食品素材が持つ健康機能の解明に取り組んでおり、おいしさと健康を追究する理念に魅力を感じました。
また、御社は和食総菜メーカーでありながら、カスピ海ヨーグルトの領域にも着手し、成果を挙げる開発力とチャレンジング精神に魅力を感じています。私自身、向上心がとても強く、中学生の定期テストでは常に学年トップをキープし続けてきました。貴社の商品を通じ、健康な食事を人々に届けたいです。

向上心の高さが良いといわれた。最終面接であったが、雰囲気に負けず、物怖じしない姿勢も評価されたと思う。

厳かな雰囲気だった。すこし言い方がきついところもあり、圧迫とはいかないまでも尋問されている気分になった。しかし、ところどころ笑いもあり、面接官の人柄に左右されるものである。

なぜ大学院に進学したの？

私は人々の健康に携わりたいという想いがあったので、生命の基礎を学ぶことのできる学科に進学いたしました。そこで、大学2年生の時に人の体内で起こる反応を学ぶ生化学の授業を受けました。その時、とても興味が湧き、元々食と健康の関係を研究してみたいという想いもあったため、「食品を通じて人の体内で起こる反応を改善し、人々を健康にしたい」と思うようになりました。大学院の研究室を探していくうちに、現在所属している研究室の分野に興味を持ち、実際に教授に話を伺い、大学院に進学してみたいと思ったため、進学を決意しました。周囲には大学院に進学する人は少なく、モチベーションを保つことに苦労しましたが、絶対に達成するという強い意志をもち、自分を奮い立たせてきました。

研究が第一志望とあるけど、当社は工場勤務が初期配属になる可能性が高い。工場はどう？

はい、私自身工場での生産管理や品質保証に興味があるため、工場での勤務も経験してみたいと思っています。商品を世に出す上では、基礎研究だけでなく、商品開発や品質保証、生産管理など様々な部署とのかかわりが必要であると感じました。私のビジョンは、基礎研究で得られた健康機能性に関する成果を商品化するというビジョンがあります。そこでは、味づくりやコンセプトといった商品開発、量産化の壁を突破するための生産技術、品質を保証するための品質保証など、様々な職種が関わっているため、私はこの一連の流れを全て体験したいと思っています。そして、幅広い視点を深め、商品を世に出すオーガナイザーとして、御社の中核人物となりたいです。

一旦2週間後に内定承諾をしてくれるか聞きたいといわれた。しかし、コロナウイルスの影響もあり、しばらくは求めないという話があった。

食品業界を志望する上で、なぜこの会社がいいのかというところを明確にしておくといい。特に、フジッコのような中小企業は、なぜ大企業じゃなくてうちを志望するのか、というところを気にしていると感じた。大手にない部分を自分なりにインターンシップなどで感じ取り、説得力のある内容で伝えられると良いと思う。実際にフジッコは大手並みに研究開発に取り組んでいる印象があるので、基礎研究に興味がある人はその点をアピールすると良い。

志望理由に一貫性があることが大事だと感じた。自分は幼い頃からの経験で食や健康に携わりたい、という理由があったため、自分の経験則から志望した理由を伝えるとオリジナリティと共に説得力が増す。また、ジョブローテーションが盛んなので、その点は仕方ないと理解した方が良い。

最終面接は厳かな雰囲気で、少し圧迫気味であった。しかし、しっかりと話すと笑ってくれたり、反応してくれるので、わざと怖い雰囲気を出そうとしているのではなく、そのような人であると割り切って面接に臨んだ方が良い。