【技術系の挑戦、フジッコで】【21卒】フジッコの冬インターン体験記（理系/技術系総合職）No.10174（名古屋大学大学院/男性）（2020/7/14公開）

食品業界の有名な会社に就職したかったので、知名度の高い企業を受けてみたかった。その中でも、研究や開発など技術系の仕事に携わりたく、インターンを探しているとフジッコの技術系インターンシップを見つけた。交通費や宿泊費も支給であったので、応募した。

ESが課せられていたので、事前に他の有名企業にESを書き、通過できるまでクオリティを高めておいた。「フジッコを1000億円企業にするには」という設問もあったので、商品群をみてどんな弱みがあるのか分析した。

一日目：新製品を開発する（東京オリンピックに向けた、外国人に受ける商品） 二日目：工場見学をし、課題を見つけて解決策を考える

1日目にやったこと

まず、フジッコの会社説明があり、どんな職種があってどのように活躍しているか講義形式で行われた。次に、社員と昼食を食べ、午後からは新製品を開発するというグループワークを行い、発表した。

2日目にやったこと

中核となる工場へ行き、まずは見学した。あらかじめ工場内でどんな場所を中心にみるといい、という部分が言われており、そこに課題がないか見て、最終的には工場にある課題を解決できる方法を考えるというグループワークを行った。

開発部部長、人事部長

なし

あまり印象的なフィードバックなかった。新製品の開発というざっくりとしたテーマはあったが、予算やパッケージなどとても細かな部分まで考えなければならず、素人の学生にとっては考えにくい部分もあった。その点に関して、開発部長から「実際に商品にするには」というフィードバックはあった。

2日間とあるので、集中力が必要だった。インターンシップを開催した歴がそんなになく、人事の間でもバタバタしていて何をやっているかわからなくなってしまった時もあった。グループワークに課せられた時間がそんなにないため、リーダーとして仕切ってタイムマネジメントをすることも大変だった。

フジッコがどのような体制の会社なのか知れてよかった。食品会社というと開発が思い浮かぶが、実際には工場での生産が主であり、日配品も扱っているため特に工場に人員を割いていることを知った。実際に入社した後も、大体の人が工場勤務を経験しているが、経験したからこそ開発などに活かせる部分もあると聞き、ギャップを埋めることができた。

グループワークの効率よい進め方を学んでおくともっと良いと思った。実際には成果よりもどのような立ち位置で進めているのかを重視されているが、差をつけるためにはより高い成果をだす必要があると感じた。

グループワークは曖昧なテーマであったので、どのように業務を進めているのかイメージがつきにくかった。また、社内見学などもなく、若手社員と話せる時間も少なかったので、どのような雰囲気なのか知ることはできなかった。研究棟や若手社員ともっと話せる時間があると良いと思った。

あまり周りの学生のレベルが高くなく、自分がインターン中にハキハキと行動できたから。他の食品会社の大手企業は軒並み旧帝大以上が参加者であり、頭も切れて積極的に行動する人が多かった。その点、この企業を受けている人層の間では、自分は上の方に位置すると思った。

工場勤務が主であり、あまり商品開発などをやらせてもらえないという実情を知った。また、少し体制が古臭く、若手のうちからバシバシと意見が言えるような環境ではないと感じた。食品会社で基礎研究をしたいと思っていたため、工場勤務が主であると知って、志望度が下がった。

インターンシップ参加者は早期選考に案内され、一般ルートよりもかなり早く選考が進むから。インターン中はあまりチェックされているように感じなかったが、その後のフィードバックで褒められたので、注意して行動した方がいいと思った。

食品業界、化粧品業界、日用品業界を志望していた。その中でも基礎研究に力を入れており、ブランド力が高い企業を志望していた。インターンシップに行くにつれて、食品会社で働きたいという想いが強くなったため、11月以降からはほとんど食品会社で固めた。実際に話を聞くと、会社として目指すビジョンや企業理念に共感できると働きたいと思ったため、そのような会社を志望していた。

中小企業ではなく、大企業を受けたいと思うようになった。大きい会社ほど基礎研究に割く人員も増えることを実感した。小さい会社になるほど商品開発が主になるが、工場などでの生産に人員を割くことも多くなり、基礎研究に携われないと感じた。
また、企業理念をしっかり理解し、それに共感している人が多い社員と一緒に働きたいと思うようになった。