【船と未来を創る】【20卒】今治造船の夏インターン体験記（理系/技術職）No.5139（東京工業大学大学院/男性）（2019/4/16公開）

研究室の先生から，今治造船は造船業の中でも面白い取り組みをしているとの紹介を受けたため．また，自分自身規模の大きいモノ作りに興味があったため，工場見学に行ってみたいという思いがあり，インターンに参加した．

今治造船のパンフレットを読み，造船業界の現状，その中でも今治造船独自の取り組みについて調査しておいた．

隣に座っている人の他己紹介

1日目にやったこと

午後に集合．まず，隣に座っている人と相互に自己紹介を実施した．その後，1人ずつ，自己紹介を受けた人間に対して他己紹介を発表した．その後，社員の方との座談会を実施．

2日目にやったこと

西条工場の見学を実施した．続いて，3DCADによる船体構造の一部CADモデルを作成した．続いて，造船業界の現状・今後，および採用スケジュールについて説明を受けた．

人事課の方

なし

他己紹介を行う上で，紹介する人の人間性，経験について，「ストーリー」を持って話すことが重要だとのフィードバックを受けた．また，限られた時間内で話すためのペース配分も重要だとの指摘を受けた．

関東に住んでいる自分が，四国まで行くということもあり，体力的に辛い部分はあった．また，工場見学に行くということもあり，2日目の朝寝坊しないように意識することが大変だった．また，座談会の際には一部の学生のみが話してしまいがちだったので，社員の方から話を伺えるように，積極的に行動する必要があり，大変だった．

斜陽産業であるとの意見が多くある造船業界であるが，その中で，今治造船がどのような意識を持って，どういった取り組みを実施しているか，ということを知ることができた．また，座談会を通じ，社員の方々と話すことにより，就職した際のイメージを深めることができた．

造船業界の中でも，今治造船以外の企業が，技術的にどういった取り組みを実施しているかを事前に調べておくべきだった．

本インターンでは，造船業における設計の現場は見学できなかったものの，造船の工場を実際に見学することができた．そのため，機械系の学科に所属する自分が，実際に生産の現場に就いた場合のイメージはすることができた．一方，設計に現場に就いた場合に関してはイメージできなかった．

インターンの参加者を見る限り，船舶系の学科の学生のみでなく，機械系の学生も多くいるように感じたため．また，インターンの中で船体のCADモデルを作成した際には，機械系の自分の経験が十分生かせると感じ，選考に臨む際には，有利に働くと感じたため．

本インターンシップの参加を通じ，自らが機械系の学生として経験してきた，3DCADの経験，設計の経験を生かせると感じた．実際に，設計の現場を見学したわけではないため，理解の甘い部分があるかとは思うが，機械系の学生でも活躍できるように感じたため．

本インターンシップ参加後に，社員の方から連絡を受けることはなかった．そのため，本インターンシップへの参加が本選考に影響を与えることはないと思う．ただし，グループワークで経験したことが，本選考で話すネタ程度にはなるのかもしれない．

技術職として，社会への影響力が大きい分野での，設計職に興味があった．そのため，船舶・航空機の設計職を志望している．また，そうした大規模の設計職を志望しているため，大きめの企業を志望している．今治造船は，造船業の中でも技術的な取り組みに対し，積極的であるという印象を持っているため，造船業の中では最も強く志望していた．

実際にインターンにて工場を見学したことで，造船業の規模感を知ることができた．また，造船業においても，機械系の学生は活躍できることを理解できた．設計の現場を見ることはできなかったものの，船舶の設計に取り組みたいという思いが強まった．また，航空機の設計に対しても理解を深めることが，就職活動において必要だと感じた．