【鉄道安全を支える青春】【20卒】東海旅客鉄道（JR東海）の冬インターン体験記（理系/総合職(車両・機械系統の仕事)）No.5825（大阪大学大学院/男性）（2019/4/18公開）

JRグループの企業に入社したいという想いがあり、その中でも就職難易度の高いと言われている、JR東海のインターンシップに参加し、選考に向けて自信をつけることや、ライバルがどのような学生なのかを知りたかった。

面接を突破するために、1dayインターンシップでの経験や学生時代の経験をまとめ、しっかり話せるようにした。

車両機械系統の強みを生かし、鉄道の安全性を向上する施策を提案せよ

前半にやったこと

前半は、研究施設や在来線の車両所見学を通して、現場における安全対策の取り組みや、研究施設での業務、安全向上への考えを学んだ。また、車両設計やリニアの説明を受け、鉄道の開発のしくみを学んだ。

後半にやったこと

新幹線のオーバーホールの見学、駅機械や点検設備の設計について学び、車両機械系統への理解を深めた。残りの時間でグループワークを行い、社員の前で15分程度の発表を行った。

技術企画部の社員

特になし

JR東海はどちらかといえば、あまり攻めの施策を展開する企業ではないと考えていたため、提案内容も実現性の高そうなものにしたが、社員としては一歩踏み込んで、自動化などの提案をしてほしかったということであった。

私の班は発表に向けて午前0時ごろまで準備に取り組んでいた。他の班はほとんどが午前3時ごろまで準備にかかっていたようであり、発表時間に対してグループワークにかけられる時間が十分とは言い難く、体力的にも厳しいと感じる学生もいたのではないかと思う。

研究施設や、リニアの業務については、社内でも話すことができない部分が多いらしく、貴重な話を聞けたと感じた。また、三島の研修センターもこのような機会でないと入ることができないが、実際に訓練をしている社員の様子を見ることができ、雰囲気をつかむことができた。

初日と最終日に懇親会があるので、それに向けて質問を用意しておくと話す内容に困らない。何も考えていないと、話がつきてしまう。その他はインターン中に学べばよいと感じた。

実際に研修センターに宿泊し、社員の暮らしや雰囲気を感じてみたが、やはり体育会系の要素が強く、自分には合っていない部分があるのではないかと感じた。そのような雰囲気が得意な人にとっては、逆にとてもいい会社ではないかと思ったが、ギャップを感じた人の方が多そうであった。

学生の雰囲気的には、本気で臨めば内定が出る可能性があるのではないかと感じたが、自分には合っていない会社だと感じた点と、同じ鉄道業界でも、自分がしたいことはできない企業だと感じたため、選考に本気で臨むことができないと思った。おそらく、しっかり志望度を高められたら、内定のチャンスがあるのではないだろうか。

やはり、朝から社歌が研修センターに流れていたり、体操で1日が始まることからも、少し軍隊のような体育会系の気質があるのではないこと感じた。大学時代は体育会に所属した経験もなく、自分には向いていないように感じた。また、プライドが高いイメージが強かった。

特にインターンシップ参加者へのフォローもなく、選考が有利になる感じはしなかった。事業内容に関して詳しくなることはできるため、それをうまく生かせば志望動機は作れるかもしれない。

鉄道業界を志望しており、その中でも特にJRグループの企業で働きたいと考えていた。JRグループを就職活動の中心にしたいという考えは変わらなかったが、JR東海の志望度は低下してしまった。経済への貢献度は非常に高い会社であると感じたが、多くの人や、多くのエリアに影響を及ぼしたいと考えていたため、他社を第一志望とすることにした。

特に大きな変化はなかったが、JRグループの中でも、どの企業を第一志望にするかを確定することができたと考えている。JR東海の社員は仕事に対して誇りを持っている方が多く、すごいとは感じたが、自社中心の考えになり、他社との関係はあまりよくないのではないかと感じた。その点からも他社との関係がよさそうな企業を受けることとした。