【未知への挑戦、新たな発見】【23卒】関西電力の冬インターン体験記（文系/1day仕事体験challengeprogram）No.21660（法政大学/男性）（2022/3/25公開）

縁の下の力持ち的な働きに魅力を感じており、我々の仕事を根底から支えるインフラ業界の仕事ぶりを学びたかったから。自分は関東住みだが、インフラの会社であればそんなに仕事内容に大差ないと思い、あまりなじみのない関西電力のインターンシップに参加した。

エントリーシートは質問が少ないため、論理的な文章構成や、これまでの自分の体験をふんだんに盛り込めるようにした。また、Webテストが、受験案内を受けた時点で少し珍しい物だと思ったので、受験する前にどんな特徴があるかを調べてから臨んだ。

電力会社でいうと、この会社以外には東北電力しか受けていない。そこと比べると、東北電力はテストがなかったのに対してこの会社は特徴的なWebテストがあったので、地頭の良さは多少見られていると感じた。

1つ目：新しく設置する発電所は、水力・火力・原子力・再エネのどれがいいか議論するグループワーク
2つ目：過疎化が進む農村地域を活性化させるための新規事業の提案ワーク

1つ目のグループワーク
水力・火力・原子力・再エネのうち、どの発電所を設置するかを決めるワーク。それぞれの発電プラントのデメリット、メリットを見比べた上で決定する。この際、グループ全員が、4種類の発電所の説明が書かれたスライドがもらえるのではなく、1人1種類しか見せてもらえない。例えば、グループ5人A~Eのうち、A・Bは水力、Cは火力、Dは原子力・Eは再エネの説明を見るといった具合である。そのため、それぞれが配布された資料を読み込み、きちんとチームメンバーに伝える必要がある。そのあと、各グループでスライドに意見をまとめて発表

2つ目のグループワーク
農村地域で起きる課題を解決する、新規事業を立案するワーク
人口減少、詐欺被害、天災など、ある農村地域を取り巻く問題が書かれたスライドが配布される。それを基に、問題を解決するワークを考える。

火力・水力・原子力・再エネのメリット、デメリットを改めて勉強できた。
また、農村地域での新規事業立案ワークでは、ただ電気を創っているだけでなく、新しい道路の敷衍や通信ネットを安定させるための事業を手掛けていると知ることができた。

2つあった。 1つ目：新しく設置する発電所は、火力・原子力・再エネのどれがいいか議論するグループワーク 2つ目：過疎化が進む農村地域を活性化させるための新規事業の提案ワーク

1日目にやったこと

まずは、会社説明と今後の会社が注力していく事業展望などをお話し頂いた。そのあと、グループワーク→発表→休憩→グループワーク→発表の順番で進んだ。1日のみの開催で、所要時間は3時間ほどだった

不明

なし

2回のグループワークのあと、それぞれ発表をするが、それに対して感想を言う程度のフィードバックはあった。グループワーク中も、ブレイクアウトルームにちょくちょく入ってくるくるが、ずっといるわけではなかった。

1つめのワークは前述の通り、全ての発電所の情報が見られるわけではなく、一人1種類しかみられない。そのため、自分しか見られていない資料を他の学生に上手く伝える必要があるが、それがなかなか難しかった。2つ目のワークは、新規事業立案ということもあり、かなり自由度が高い。いかに固定概念にとらわれないかが大切だと思った。

グループワークで話しあう。あまりがつがつ意見を主張するタイプではなく、インフラを目指す学生は大人しいのかなという印象を受けた。

1つめのワークでは、各発電所のメリット・デメリットをより深く理解することができた。地域住民から理解を得る難しさや、建設にかかるコストの比較、半導体不足がもたらす影響など、ネットで検索して出てくるような浅い情報だけでなく、現場レベルでの悩みを勉強することができた。インフラ業界を志望する文系の人は、知っておくと周りと差をつけられそうな情報が多かった。

関西電力が、発電以外にどんな事業を行っているかを調べておいた方が、2つ目のワークにすんなり取りかかりやすいと思う。発電以外の事業をあまり知らなかった私は、新規事業立案ワークで柔軟な考えができなかったため、ある程度知識として入れておくといい発言ができると思う。

インターンシップで行ったワークと、入社後に求められる普段の仕事が違いすぎたため。電力会社で求められる仕事というのは、電力プランの営業や関係各所との調整だという話を聞いた。方やインターンシップでは、どの発電所を建設するかであったり、新規事業を考えたりするワークだった。これらのワークを経験しても、毎日こんなことをするわけではないので、普段の働きぶりは想像できなかった。

私のグループでは、私以外の4人がとてもおとなしく、なかなか意見を主張してくれなかった。そのため、グループワーク中も意思表示がなく、私が司会、書記、発表者を務める羽目になった。このとき、自分が全て背負い込むのではなく、周りに上手く仕事を触れなかったことを公開し、自分の巻き込む力のなさを感じた。電力会社の事務系は採用が少なく、採用される学生は当然巻き込む力が必要だと思ったから。

各発電所のメリット・デメリットを現場レベルで理解できたり、発電以外にどんな事業をしているのかなどを理解できたのはとても良かった。ただ、前述の通り普段の仕事でこれらをしているわけではないので、本当の仕事を知られなかったという意味で、志望度が上がらなかった。

上記の通り、人事が優秀な学生をインターンシップの中で探している可能性があったから。またそれだけでなく、インターンシップに参加しないと得られないような、電力会社の現場の知識が身についたから。

私はこれまで、誰かを縁の下で支えることが多かったので、人々の生活を支えられるようなインフラ業界を志望していた。具体的には物流業界や、ガスインフラ・電気インフラ業界などである。物流業界は、郵船ロジスティクスや阪急阪神エクスプレスなどと言ったフォワーダー業界で、ガスインフラ業界は東京ガス、電力インフラ業界は東北電力などである。

インターンシップに参加し、電力インフラ業界の志望度が下がった。この業界はやはり理系出身の方の裁量が多く、文系の働きぶりにそこまでの魅力を感じなかったから。理系の裁量が大きいという意味ではガスインフラ業界も同じだろうと思い、インターンシップに参加することなく魅力を失った。ただ、同じインフラ業界でも物流業界は文系の裁量が大きく、志望度が変わらなかった。