【18卒】陽進堂の研究開発職の1次面接詳細 体験記No.4300（富山大学大学院/男性）（2017/12/14公開）

　学生時代に打ち込んだことや志望動機等，基本的な質問が多かった．しかし，自分が経営者だと仮定した場合の設問は初めて聞かれたので，答えるのに苦労した．ここでは，どの結論でも問題はなく，どのような思考で結論に至ったのかを分かりやすく説明できることが重要だと思う．そのため，理由を3つ考え，結論→理由の流れで順序立てて説明した．これが評価されたと思う．

　面接官が時間になっても現れなかったので，場所を間違えたのかとかなり焦ったのを覚えている．とても穏やかそうな人で面接も緊張しなかった．

学生時代に最も打ち込んだことを教えて下さい．

　2年間，デイサービス○○で働き，子供たちと心を通じ合わせたことです．私には「人々が求めている医薬品を世の中へ届けることで健康に貢献する」夢があります．しかし，世の中に必要なものを先見的に考えるためには，介護や福祉の世界にも関わるべきだと想い挑戦しました．辛かったのは，彼らの多くは自閉症などの病気で上手く喋れずしつけや意思疎通が難しいことや私を覚えてくれないことでした．しかし，「為せばなる」をモットーに3つのことを意識しました．「表情や身体の動きを大げさにし，言葉以外で感情を伝えるようにする」，「自分の名前にはよく反応してくれると分かったため根気よく呼びかけを続ける」，「会話は簡単かつゆっくりを意識する」を半年間続けた結果，「○○さんが来た！」笑顔で出迎えてくれるほど仲良くなれました．この経験で養ったコミュニケーション力を活かし貴社に貢献したいです．

現代の会社では65歳を定年にしたり，60歳で一旦解雇した後に再雇用したりする制度があります．もしあなたが経営者だとした場合，どの制度を採用しますか．またその理由を教えて下さい．

　私が経営者の立場になって考えたときには，「60歳でいったん解雇した後に再雇用する制度」を採用します．
　そう考える理由として3つの観点から考えました．1点目は「ポストの問題」です．60歳ともなると，かなり上の方のポストに就いていると思います．もし，60歳以降になっても高齢者が上のポストに就き続けていたら，そのすぐ下のポストの人はずっと上に行くことができないし，実力があるのに正当に評価されないことになります．
　2点目は「コストの問題」です．高齢者ともなるといくら能力が高いとはいっても，体力的に厳しい面も出てくると思います．それに対してコストが多くかかるので，経営者にとっては体力もあり，能力もある若手を採用したいと考えます．
　3点目は「やる気の問題」です．1点目と類似の点でもありますが，もし若手が正当に評価されないと，会社全体として士気が低下する可能性があります．そのため，実力で評価する形式を採用すべきと考えます．　
　以上の3点から，私はこの形式を採用します．