【22卒】住友ファーマの冬インターン体験記（理系/臨床開発職）No.14409（北海道大学/女性）（2021/5/8公開）

６名ほどのグループでワークを行ったためそこでのディスカッションで関わりがあった。ただ発言力が高い学生が大勢いたためアピール力がないと埋もれてしまう可能性が高かった。

新薬の開発においてどのような適応症でまず上市するのかがかなり鍵であると学んだ。例えば競合他社が似たような薬を開発中である際にはどういった点で差別化をはかるか、どのように開発期間の短縮をねらっていくべきか、などを開発職の方々はキーオピニンリーダーの医師などと議論し合いながら戦略を立てているのだとわかった。

グループディスカッションでの自分の意見を説得力を持って伝えられる力を身につけておいたほうがより自分もディスカッションに貢献できたと思う。また、医薬品に関する専門用語がとびかったため、最低限の専門用語知識は必要であった。（TPPやPOCなど）

医薬品を世に送り出す上で開発職は「戦略を練る」というかなり上流に位置する職種であるが、自分としてはもっと臨床現場に近い職種が向いていると感じたため、この企業の職種において働いている自分を想像することができなかった。一方で社員の１日の働き方、キャリア形成についてはしっかりと説明があったためこの会社での働き方については理解を深めることができた。

自分は与えられた仕事をこなすというよりも、自分で１から考えて行動することの方に面白さを感じるので、すでに会社の方針や制度が確立されている安定的な企業で働くのにはあまり向いていないと思ったため。そのため本選考を受けても志望動機の薄さを見透かされてしまうと思ったから。

実際に製薬会社の開発職のワークを体験してみて自分にこの職種が向いているとは感じなかったため。また、大日本住友製薬は会社としても大きく、準大手企業としてすでに地位としても確立されているためあまりベンチャー気質は感じられなかった。自分としては若手から積極的に挑戦できるボトムアップ型のベンチャー企業が希望度として高かったため、この会社に対する志望度は下がった。

インターンシップ参加者のみの早期選考などは開催されていない。また、インターンシップ中に人事の方からもインターンシップに参加することで本選考に有利になることはないと言われていた。

インターンシップ参加後の社員や人事のフォロー、懇親会などは開催されていない。また、
インターンシップの参加の有無が本選考につながらないと言われている。

インターンシップ参加前はCROと製薬会社で迷っていた。また、規模感として中規模、社員数も数千人もいないような規模感を志望していた。製薬会社よりもCRO業界に傾いていたが、選択肢として製薬会社を完全に除去する前に実際にきちんと製薬会社の開発職を深く理解し、体験してから考えようと思っていた。実際に大日本住友製薬の開発職の体験をしてみて自分には製薬会社の開発職よりもCROのほうが向いていると実感した。

実際に製薬会社の臨床開発職が行っている業務の本質を学ぶことができ、それらを体験することもできたため自分がこの職種に向いているかどうかの想像をすることができた。それを受けて自分はインターンシップ内で行われたディスカッションのテーマに面白さをさほど感じることがなかったため、やはり自分には医薬品ビジネスの戦略を考える上流の職種よりも臨床現場に近い職種が向いていると実感した。