【22卒】住友ファーマの冬インターン体験記（理系/開発職）No.15900（京都大学大学院/男性）（2021/7/13公開）

グループワークを進める中で他の学生と関わった。非薬学部である私は、薬学部の学生との知識量の差を実感した。

新薬候補物の開発戦略を立案するためには、自分ひとりの意見だけでは行き詰ってしまうという事を学んだ。また、売上や効率などの数字のみにとらわれるのではなく、その先の患者様のことを一番に考える必要がある。このインターンシップに参加することで、大日本住友製薬に対する企業理解は深まり、企業風土がどのように新薬開発に影響を及ぼしているのかを学ぶことが出来た。

非薬学部であれば、薬学に関する知見を学んでおくと良い。また、開発戦略の立案には、その企業独自の色が出るため、大日本住友製薬の主要事業領域や研究開発力などの強みについて十分に理解しておくべきである。

製薬企業の開発職を第一志望としていたため。また、私は就職活動の軸として、「社員の挑戦を後押しする風土がある企業で働きたい」と考えており、大日本住友製薬はその軸にまさしく合致していたから。他にも開発職として求められる素質である「チームで働く上での信頼関係構築力」や「サイエンスに対する好奇心」は、これまでの学生生活で培ってきたものであると認識している。

製薬業界は主要事業領域が重なるため、非常に差別化がしにくい業界であると考えている。そうした中でインターンシップに参加することで、社員の方に直接、大日本住友製薬の強みや弱みを伺う事が出来たことはまぎれもないメリットであると思う。加えて、実際に働いている姿を想像できたため、他の学生に比べて志望動機の差別化を図れた。

志望度は格段に上がった。事業領域や開発パイプライン等、将来性はやや不安ではあるが、働いている社員の方や、企業風土は飛びぬけて優れていると感じた。挑戦を後押しする風土がるため、社員の方ものびのびと働いてるというお話を伺い、私もそうした環境に身を置きたいと考えるようになった。

有利になると思う。製薬業界での位置づけや、強み弱みを学ぶことが出来るから。また前述のように、一部の優秀者は個別の面談機会やフィードバックをいただけるため、他の学生よりも有利になるであろう。

インターンシップに参加したもの中で、一部の優秀者のみが後日電話での個人面談の機会を設けられる。直接的な優遇があるわけではないが、人事の方に覚えてもらえる上、疑問や懸念を解消する貴重な機会であるため、ぜひ有効活用するべきである。その後は、気になることがあれば、いつでも連絡してきてよいと言われる。

もともと食品業界と製薬業界を志望していたが、このインターンシップに参加したことで、製薬業界が第一志望となった。また、職種に関しても、これ以降、開発職を強く志望するようになった。社会的意義の高さや、食品業界と比較してサイエンスの色が濃いこと等がその理由である。他にも、学生生活で培ったスキルを活かして、アンメットメディカルニーズを満たす新薬を創出することで、患者様に貢献したいと考えるようになった。

このインターンシップに参加することで、大日本住友製薬が「再生医療」にかける想いを強く実感した。製薬業界全体に言えることであるが、年々新薬の創出が困難になってきているため、これまでとは異なる独自の戦略を立案する必要がある。大日本住友製薬の場合はそれが再生医療であり、再生医療分野の医薬品が承認される前に生産ラインを整えるなど、本気度が伝わってきた。企業としても「挑戦」という言葉を大切にしているため、それが個々の社員の意識にまで浸透しているのだと理解した。