アセットマネジメントOne株式会社の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。
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2020卒アセットマネジメントOne株式会社のレポート
公開日:2019年4月16日
選考概要
- 年度
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- 2020年度
- 結果
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- 内定辞退
- 職種
-
- 総合職
投稿者
選考フロー
企業研究
私はデータ分析に興味があったため、金融業界のクオンツという職業を就職活動ではみていた。クオンツは特殊な職種であるため、情報を集めることが普通の企業説明会などでは難しい。そのため、クオンツコースのインターンシップなどに参加して、クオンツの業務内容について詳しく知ることができたのは選考を進めていく上で最も役に立ったの思う。また、資産運用会社では、それぞれの運用理念があるため、それについて各社の違いを説明できるようにしておくことも大事だと思う。私は、実際に動いているファンドの特色を調べ、その企業特有のファンドを見つけて、そのファンドの良い点や魅力に感じる点などをまとめて面接で話せるようにしていた。アセットマネジメントOneではAIファンドという特徴的なファンドがあったため、そこを起点に志望理由や、入ってからやってみたいことを練った。
志望動機
私は大学院で数理工学を専攻しています。その中で、数理的手法を用いて現実問題を解決することがおもしろいと感じたため、大学院で学んできたことが活かせる仕事に従事したいと考えています。さらに、高校の頃から株式投資をしていたため金融に興味があり、近年、機械学習を用いた金融データの解析に力を入れておられる貴社を大変魅力的に感じております。特に、日本初のAIファンドであるディープAIなどの先進的な取り組みは資産運用会社のリーディングカンパニーである御社でしかできないと考えています。これらの理由から貴社を志望致しました。大学・大学院で培ってきた数理的な能力と、研究に対する姿勢は貴社においても十分に活かせるものと考えております。
独自の選考 通過
- 実施時期
- 2019年01月
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 1週間以上
選考形式
5daysのクオンツインターン
選考の具体的な内容
3~4人でAIを用いた新規ファンドの提案という課題を行った。このうち、希望者が2月からはじまる面接に呼んでもらえる。このインターンでの出来がそのまま面接に引き継がれるため、この場で能力をアピールできると有利に選考が進められるものとなっている。
1次面接 通過
- 実施時期
- 2019年02月
- 形式
- 学生1 面接官1
- 面接時間
- 30分
- 面接官の肩書
- 年配の人事の方
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 1週間以上
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
インターンを通して学んだことを具体的に述べることができたのがよかったのだと思う。また、配属リスクのついて肯定的な意見を言えたのも評価されたポイントだと思う。
面接の雰囲気
穏やかな性格の面接官だった。面接は何気無い雑談から始まったため、大変スムーズに面接を始められた。インターンでのことが主に聞かれた。
1次面接で聞かれた質問と回答
インターンの感想を教えてください。
私は金融工学を専攻している訳ではないので、ほとんど事前知識のないままでのインターンシップ参加になりましたが、いくつかの講義を受けていく中で、段々と金融についての知識やクオンツの会社での立ち位置が理解できたと思います。AIを用いた新規ファンドの立ち上げという課題自体は大変楽しく取り組ませて頂きました。ただ、時間的な制約でもっと詰められるところを最後まで詰めることができなかったのが心残りです。インターンの最後に行ったディープラーニングの学習モデルの決定では、ディープラーンングの原理や機械学習ツールの使い方を理解するのがかなり難しく時間がかかってしまいましたが、最先端の技術に触れることができ、大変貴重な経験になりました。
弊社ではクオンツのコース別採用ではなく、総合職での一括採用になってしまうがそれでも大丈夫か?
私は、クオンツのコース別採用でなく、総合職での一括採用でも問題ありません。なぜなら、クオンツ部署以外での経験も大変重要なものだと考えているからです。総合職での一括採用ということは、最初はトレーダーのもとでアシスタントをやることになるのだと思いますが、トレーディングの現場を知ることはクオンツになった後、良い運用方法やソリューションを生み出す上で大切なことだと思います。ただ、最終的にはクオンツの部署に配属されて、金融工学や統計学の知識を用いた運用の手助けに携わりたいと考えています。クオンツ部署に配属されない配属リスクを加味しても、御社は大変魅力的な企業ですし、私自身、希望部署に配属されるように精進していくつもりです。
2次面接 通過
- 実施時期
- 2019年03月
- 形式
- 学生1 面接官1
- 面接時間
- 40分
- 面接官の肩書
- リスク管理部署の社員
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 1週間以上
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
研究内容をわかりやすく説明できたのが評価されたのだと思う。最初聞いたときは難しそうだと感じたが、何をやっているのかよく分かったと言っていただけた。また、インターンの時の評価が引き継がれているようで、とても良く評価されているとも言っていただけた。
面接の雰囲気
一見、気難しそうな印象の面接官だったが、面接自体はこちらの話にも興味を持ってくれて話しやすい雰囲気だった。こちらの逆質問にも丁寧に答えて頂いた。
2次面接で聞かれた質問と回答
大学院での研究について教えてください。
私が大学院で研究していることは、信号処理の分野で用いられる時系列データ解析用のアルゴリズムの高速化です。時系列データ解析は機械の故障検出などに用いられるもので、時系列データ解析のアルゴリズムの計算時間を高速にすることで、例えば、機械の故障の早期発見に繋がります。故障した状態で機械を動かす時間が短くなるため、機械の寿命を伸ばすことも可能です。最近では、私は今までにない手法で時系列データ解析のアルゴリズムを高速化し、解析時間を約75%まで削減しました。この研究はすでに学会でも発表しており、そのジャーナルにも論文が掲載されました。この研究結果を発表したとき、他大学の先生方から、新しく大変面白い研究だという評価をいくつかいただきました。
何か質問はありますか。
逆質問では、リスク管理業務についていくつか伺った。一つ目はリスク管理業務で数学を用いることがあるかと質問した。質問の意図としては、私はクオンツという数学的な素養が求められる職種を志望していたため、もしリスク管理部門に配属された場合に、数学の素養が必要になるかどうかを知りたかったためである。この質問に対する回答としては「統計的な知識は求められるが、実際に数式を扱うというわけではない。リスクを計測する上でその手法の数学的背景を知っていた方が役にたつ。」といったものだった。二つ目はリスク管理からクオンツ部署に異動する人はいるかと質問した。万が一、リスク管理部門に配属された場合にクオンツになることができるのかについて知りたかったため、この質問をした。回答ではそのような人もたまにいるといったものだった。
最終面接 通過
- 実施時期
- 2019年03月
- 形式
- 学生1 面接官1
- 面接時間
- 20分
- 面接官の肩書
- 役員
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 即日
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
他のインターン生には無い自分の強みをアピールできたのが評価されたと思う。また、業界内の志望順位の高さはしっかりと明言したのも恐らくよかった。
面接の雰囲気
役員面接と聞いて身構えたが、面接官の役員の方はよく笑ってくださる方で大変話しやすかった。厳かな雰囲気はなく、和やかに面接が進んだ。
最終面接で聞かれた質問と回答
学生時代頑張ったことを勉強の面とそれ以外の面で一つずつ教えてください。
私が勉強の面で頑張ったことは学部時代、卒業論文の内容で学会発表をすることを目標にして、研究に取り組んだことです。卒業論文では一年間しか研究期間がないため、効率的に研究をする方法を模索したり、博士の先輩や教授と積極的に議論を交わして研究に打ち込みました。途中で、研究テーマの変更などのハプニングなどもありましたが、なんとか学部4年の3月に学会発表をすることができ、他大学の教授からも大変良い評価を頂きました。次に、私が勉強以外の面で頑張ったことは部活動の運営です。私は学部3年の時、フィールド競技部門の部門長を務めました。その一環で、陸上部に棒高跳選手のための練習パートを立ち上げました。僕が棒高跳を専門種目としていたこともあり、練習メニューの作成や、選手の練習状況の状況の管理を一任されました。強豪の他大学にヒアリングに行くなどして、練習メニューの改善を何度もおこなった結果、次のシーズンではパートの部員全員がベストを出すまでになりました。
インターン生ですごいと感じた人はいましたか。逆に、ここなら自分も負けていないと感じたところはありましたか。
インターンに参加させて頂いて、金融工学や統計学を専攻にされている方々の数字をみる能力は大変高いと感じました。データを見たときにそのデータをどのように処理すれば、データの可視化ができるのか、このデータの値の考察はどのように行うべきかという洞察力は目を見張るものがありました。私もこのような能力は今後身につけていかないとならないと痛感しました。逆に、私でも負けていないと感じたところは、最新技術の原理の理解や、その応用が速いという点です。ディープラーニングの原理や、そのツールの使い方に戸惑う人が多い中、私はいち早くそれらを理解し、作業を進められました。また、ディープラーニングの前処理などの応用も即座に実行することができました。
内定者のアドバイス
内定後の企業のスタンス
内定後、内定承諾の期間を2週間ほど頂いたが、採用枠が決まっていることや他にも優秀な学生が多くいることを伝えられたため、これが恐らく最終リミットだと考えられる。また、他の選考をやめるようなことを示唆された。
内定に必要なことは何だと思うか
この企業はインターン組の優遇が存在するため、志望するのならインターンシップに参加することを強くお勧めする。参加して終わりではなく、インターン中の評価も面接に全て引き継がれているので、インターン中に能力をアピールできないと内定は難しいと思う。逆に、インターン中に優秀だと思ってもらえれば、面接は非常にスムーズに進む。インターンシップの内容は様々なものがあるが、クオンツ志望であれば、機械学習の基礎知識があるとインターンの課題をやるうえでとても有利になると思う。
内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか
内定者は頭の切れるタイプが多い印象だった。話してみて、頭が良いなと感じさせる何かを持っている人が内定をもらっていた。また、インターン中に消極的であった人は一次面接には呼ばれていたものの、一次面接でほとんどが落ちていたように思う。
内定したからこそ分かる選考の注意点
最終面接では、志望度が高いことを示さないと落とされることもあるようだ。また、配属リスクについて、ネガティブな意見を述べるとあまり良くない。もしインターンに参加できたとしても安心せず、インターン中に自分のアピールを行うことが大切だ。
内定後、社員や人事からのフォロー
辞退したため詳細は不明だが、内定後のフォローは特になかった。
アセットマネジメントOne株式会社の選考体験記
アセットマネジメントOneの 会社情報
会社名 | アセットマネジメントOne株式会社 |
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フリガナ | アセットマネジメントワン |
設立日 | 2016年10月 |
資本金 | 20億円 |
従業員数 | 885人 |
売上高 | 1139億6200万円 |
決算月 | 3月 |
代表者 | 杉原規之 |
本社所在地 | 〒100-0005 東京都千代田区丸の内1丁目8番2号 |
電話番号 | 03-6774-5000 |
URL | https://www.am-one.co.jp/ |